2010年11月10日 12時17分 更新:11月10日 12時31分
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像が流出した事件で、海上保安庁職員が、自分が流出させたと話していることが分かった。海保は職員から聴取し、事実関係の確認を進めている。動画サイト「ユーチューブ」に投稿された映像は、神戸市中心部の漫画喫茶のパソコンから送信された可能性が高いことが判明。警視庁捜査1課は捜査員を神戸に派遣し、防犯カメラ映像や利用客の情報を分析して投稿者の特定を進めていた。
流出した映像は、石垣海上保安部が那覇地検に提出した十数本の映像資料の一つだったことが分かっていた。映像は、「sengoku38」という登録者名を使った人物が4日午後9時ごろユーチューブに投稿、5日午前7時半過ぎに投稿者自身によって削除されたとみられている。