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2010年11月9日(火) 19:30 |
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岡山経済同友会がヨーロッパ視察
岡山経済同友会は、先月ヨーロッパを訪れ、政治経済システムや環境問題への取り組みなどについて視察しました。
イタリア北部の町、フィレンツェです。 町を歩くと、小型車が多いことに驚かされます。 古い町並みは道路が狭いため小型車が便利というのがイタリア流の考え方なのだとか。 そんな自動車文化を持つイタリアでも環境問題は大きな課題となっています。 フィレンツェ近郊の町に、2006年に建設されたガソリンスタンドです。 通常のガソリンに加え、温暖化対策で開発が進む水素ガス自動車に燃料の水素を供給するためのスタンドです。 このスタンドでは、風力発電や太陽光発電も行っていて、そこで発生した電気を使い水素を取り出す装置を動かしています。 つまり二酸化炭素を全く排出せず、車を動かすための実験施設だというわけです。 今はまだ、メタンと水素の混合ガスで実験が行われています。 イタリアは、二酸化炭素の排出量を1990年比で6.5%減らすことを目標に掲げ、官民あげて対策を進めています。 環境問題は、今回の視察の大きなテーマにもなっていて、視察した経済同友会のメンバーは、今後の提言作りに役立てたいと話しています。
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