海上保安庁に捜査への全面協力を指示 馬淵大臣

  馬淵澄夫国土交通大臣は9日、中国漁船衝突事件の映像がインターネット上に流出した案件で、国家公務員法(守秘義務)違反などの容疑で被疑者不詳のまま、海上保安庁長官名で警視庁と東京地検に刑事告発され、司法による捜査が始まるのを受け「海上保安庁長官に対し、捜査に迅速かつ的確に対応する等、全面的に協力するよう指示した」。

  馬淵大臣は「今後、徹底的に捜査が行われ、真相が究明されることを期待している」と真相が明らかになることに期待を語った。

  同大臣は、あわせて、今回の事件で海上保安庁に対する国民の関心が高まっている、として「海上保安庁長官による記者会見の回数を増やすこと、丁寧な説明を行うなど、国民への説明責任を的確に果たすよう海上保安庁長官に指示した」ことも明らかにした。(編集担当:福角忠夫)

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