トランスメディア提供アイコン01プライバシーマークの現状 腐りゆく認証制度

プライバシーマークは適切な個人情報保護レベルに達している企業にシールマークを付与する第三者認証制度だ。現在、国内で1万数千社の企業がプライバシーマークを取得している。

僕は恐らく日本で一番プライバシーマーク制度の現状を知っている人間だ。
プライバシーマークという認証制度は既に腐りきっている。僕が言うんだから間違いない。

プライバシーマーク取得企業の半数以上は、個人情報を適切に保護できないダメな企業だ。
実は僕にもその責任がある。

このブログの読者に、不幸なことに社内のプライバシーマーク取得プロジェクトの担当者になってしまった人がいたとしよう。僕に相談に来れば良い。
あなたの会社の社名を入れた個人情報保護規程集一式を進呈しよう。3日間毎日僕と会って、規程に基づく運用記録作りを進めよう。
こうして、個人情報保護レベルを一切向上させることなく、プライバシーマークの申請ができる。
あとは、審査をクリアするだけだ。
審査についても僕に任せてくれれば大丈夫。
一番緩い審査機関を紹介することもできるし、審査を乗り切るための簡単なテクニックを伝授することもできる。審査員はあなたの会社が適切に個人情報保護を実現できているのか、に一切興味はない。必要な紙が作られているかをチェックするだけだ。
この業界では日本一優秀なコンサルタントである僕に任せれば3ヶ月であなたの会社にプライバシーマークをプレゼントすることを約束しよう。

こうして、クズ会社がプライバシーマークを取っていく。

プライバシーマークが腐っていった原因として下記が考えられる。

JIS Q 15001をはじめとした認定基準、審査基準がゴミ
決して頭が良くない連中(少し馬鹿レベル)が、JIS Q 15001という規格を策定した。これに基づいて、極めて頭が悪い連中が、審査基準を策定した。個人情報保護に全く役に立たない要求事項のオンパレード。このようなクズ基準が悪質なアリバイ運用を助長している。

極めて質の低い審査員
プライバシーマークの審査員は一部を除いて、世の中の役に立つことができない人達だ。社会全体の平均と比べても、知能指数が低く、ビジネス経験が貧弱な人が多い。クズ基準を脆弱な理解力で誤って理解し、審査を通じて事業者のモチベーションや生産性を下げて回る。驚くべきことに、このような低質な審査員達をトレーニングする仕組みは一切ない。

諸悪の根源 JIPDEC
プライバシーマーク制度の総元締め、日本情報処理開発協会(通称 JIPDEC)。ゴミのような審査基準を策定し、ゴミのような審査員を育成している。経産省の外郭団体でありながら、頭が悪いプロパー達が仕切っている。彼らを見ていると、天下りも必要なんじゃないかと思ってしまう。

負け組 コンサルタント
コンサルタントの質が年々低下している。能力が低いため、意識も低い。価格競争に疲弊しまともな思考力を失っている。認証制度の欠陥に乗っかって、悪質なテクニックを伝授することに終始している。


by yamate1976 | 2010-11-09 17:22 | Trackback | Comments(0)

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