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2010年11月8日(月) 19:30 |
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30年逃亡の男に執行猶予付き判決
恐喝の罪で逮捕起訴されたものの、保釈中に姿を消し30年にわたって逃亡を続けていた男に対し、岡山地裁は懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡しました。
岡山市の無職・松本正一被告は、1979年に男性から現金200万円などを脅し取ったとして逮捕・起訴されましたが保釈中に姿を消し、30年後の今年8月に愛知県名古屋市で身柄が収容されました。 これまでの裁判で、検察側は「被告の犯行は、前科の刑の執行終了直後のもので、逃亡せず裁判を受けていれば法律上実刑判決を受けていた」と懲役2年を求刑したのに対し、弁護側は「30年間に渡って不自由な生活を送った」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。 8日の裁判で、岡山地裁の宇田美穂裁判官は「検察官の主張は正論だが、30年の逃亡生活を経て被告は反省の様子が伺え、犯罪性や規範意識の低さは弱まった」などとして懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡しました。
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