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DATE: CATEGORY:「スポーツひとこと言わせろ!」
パリーグ3位のロッテマリーンズがクライマックス・シリーズを勝ち上がり、遂に日本シリーズでセリーグの覇者中日ドラゴンズを4勝2敗1分けで撃破!日本一に輝いた。

それにしても今年の日本シリーズは、異例なことばかりであった。

第1、2、5戦で地上波のテレビ中継がないという事態に始まり、第6戦ではシリーズ史上最長の5時間43分、そして第7戦も史上2位の4時間56分という死闘が繰り広げられ、そして史上初のリーグ3位からの日本一である。

地上波の中継がないことが、イコール、プロ野球人気の凋落とは言えまい。
趣味・趣向・価値観等々が多様化している現代において、プロ野球が絶対的なコンテンツではあり得ないのは事実だろうが、相対的に見れば今なお大きな影響力を有していると言うべき。
中日とロッテという組み合わせが地味すぎるとして敬遠されたという側面もあるだろうから、結論を急ぐべきではない。

では連日の長時間試合が”手に汗握る攻防”だったかというと、これは明らかに「ノー」。
お互いに決め手を欠く、イライラさせられる試合展開だったと言えよう。

そして史上3位からの日本一。
これは日本シリーズの価値を貶める結果以外の何物でもない。
個人的には今年の対戦、中日ではなくロッテを応援していたし、元々巨人ファンである以上、巨人のシリーズ進出を望んではいたが、仮にセリーグの代表が中日ではなく巨人だったとしたならば、それはリーグ3位同士の対決となる訳で、そんな試合を”日本シリーズ”と、そしてその勝者を”日本一”と呼んでいいものかどうか、考えるまでもないことだろう。

現行のクライマックス・シリーズ、そして日本シリーズの制度を早急に改めて欲しいものである。 (e)
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ドラマは中途半端に終わってしまったが、その後パーソナリティーに促される形で、小出しに情報を提供し始める西崎プロデューサー。

ラストで描かれる古代と雪のラブシーンは、キスのレベルではなく、文字通り「身も心も結び付く」描写があること。
島大介と弟・次郎が重要なポイントとなり、島が死ぬことを示唆。
沖田艦長は死んだのではなく、その寸前に蘇生。そしておそらくはヤマトと運命を共にするであろうこと。
そしてヤマトは、最後に大爆発すること――。

特にヤマトの最期は番組中で発表する予定ではなかったらしく、かなり逡巡してから口にしていた。
『完結編』である以上、そこまでの覚悟を持ってストーリー作りをしていることに驚嘆し、かつ感激したものだが、結果的にはその数ヶ月後に、更なる「ヤマト」の構想を聞かされ落胆したものだが・・・。

先に記した通り、製作は遅れに遅れたからなのか、恒例となっていた公開直前の「オールナイトニッポン」特番は放送されなかった。
同じ3月期の公開作品としては、3/11深夜の『幻魔大戦』が唯一のものである。
そして翌84年の3月9日深夜の『少年ケニヤ』、3月10日深夜の『風の谷のナウシカ』の特番(どちらも4時間ではなく1時から3時までの2時間枠)を最後に大掛かりな特番が放送されることはなくなり、一つの時代の終焉を感じさせた。

西崎義展がポスト『ヤマト』ということで取り組んだ、1985年の『オーディーン/光子帆船スターライト』、この公開前夜の8/10には久方ぶりに特番が実現している。
それがニッポン放送でオンエアーされた『オーディーンスペシャル』で、「オールナイトニッポン」ではなく23:30から1:00までの1時間半、古川登志夫、潘恵子、堀秀行、鹿取容子(鹿取洋子)らを迎え、ゲストパーソナリティーとして西崎自身も参加。『ヤマト』そのものについては直接語る場面はなかったが、『オーディーン』の続編構想など相変わらずに西崎節を聞かせてくれたものの、興行的には振るわず、以後、表舞台に現れる機会は急速に減って行く。

その後の『宇宙戦艦ヤマト』関連であるが、知る限りでOVA『YAMATO2520』に際しては何もなく(同時期のOVA『GATCHAMAN』発売前には、3時から5時の枠ではあるが久々に「オールナイトニッポン」で特別番組が編まれている)、今回の『復活篇』でも特番が組まれることはなかった。
ラジオでアニメーションを扱った番組は継続的に放送されている現状からすると、もはや既に『ヤマト』は過去のものということになるのだろう。

今冬公開される実写版の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』に関連して、TBSあたりで何かの特番が組まれる可能性もないではないが、これは既に別物。
現在まで命脈を保ち続けている『ガンダム』に比し、”過去”を持ち出さないと『ヤマト』について語れないのは往時を知る一ファンとして非常に寂しい限りである。 (e)
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「オールナイトニッポン」での最後の『宇宙戦艦ヤマト』関連番組、それは1983年1月15日深夜に放送された。
正式なタイトルは「ドキュメンタリー宇宙戦艦ヤマト」で、お馴染み西崎義展が4時間のゲストパーソナリティーを務め、ささきいさお、富山敬、麻上洋子、そして電話のみだが八神純子がゲスト出演。
『ヤマト』10年の歩みを振り返りつつ、新作である『完結編』を紹介していこうという趣向である。

『ヤマトよ永遠に』の4時間生ドラマ時と同様、公開約2ヶ月前の時点で新キャラクターのキャストは決定し、ドラマ中には新しいBGMも盛り込まれ、新曲の「宇宙戦艦ヤマト’83」と「二つの愛」、それにもしかすると「ラブ・シュープリーム/至上の愛」もこの番組が初お披露目だったかも知れない。

ナレーションは羽佐間道夫が務め、体調を崩した仲村秀生に代わり、ささきいさおが島大介を演じること、そして新キャラクターの大神官大総統ルガールに石田太郎、ルガールII世将軍を津嘉山正種、クイーン・オブ・アクエリアスを潘恵子、それとこれは新キャラクターではないが島次郎役で間島里美が出演することも発表されている。

但しクイーン・オブ・アクエリアスはドラマ部分には登場せず、番組後半で潘恵子のオーディション・テープが流されただけだった。プロデューサーのコメントは”決定事項”というニュアンスだったが、本編ではクイーン・オブ・アクエリアスは田島令子、島次郎は坂本千夏に変更されている。

ドラマ部分は冒頭の銀河の衝突から、アクエリアスの発見、ディンギル帝国の出現、傷つきながらのヤマトの帰還、そしてヤマト再発進と沖田艦長の復活までの紹介。
「みんな沖田艦長がどうやって戻られたのか知りたくて、ウズウズしておるだろう。実はな・・・。」
という佐渡の台詞で、ドラマは唐突に終了する。
沖田艦長復活のからくりは、公開まで伏せるという方針だったようだ。 
そしてドラマ部分は生のような体裁で放送されてはいたものの、おそらく録音だろう。 (e)
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『宇宙戦艦ヤマト』と直接関係はないが、次なる『完結編』までの間に放送された主なラジオ特番についても記しておく。

TVシリーズ『新竹取物語1000年女王』は4時間生ドラマだったが、以後の「オールナイトニッポン」では録音されたドラマか、生の場合は短編が中心になったのは前述の通り。
そして”ラジメーション”という独自の呼称を使い、スタジオ等で公開放送。観客にはFMラジオやラジカセを持参させ、音声をFM波で飛ばしてヘッドフォンで受信させるというユニークな方法を試みた。
1981年7月31日深夜に放送された『さよなら銀河鉄道999』の特番あたりから、このスタイルが定着していくが、後に”ラジメーション”という呼称は、文化放送などで使われているようだ。

1982年1月2日深夜には『1000年女王』(劇場版)と『超人ロック』を2時間ずつでラジメーション化。
ドクター・ファラを野沢那智が演じるなど、劇場版『1000年女王』の主要キャストがファンに向けて明らかになったのはこの時がおそらく最初だったと思う。
『超人ロック』はこの時期アニメ化が取り沙汰され、ニッポン放送ではかなりプッシュしていたが、原作者が拒否したためラジオドラマ止まりに。ただ、後に考えを改めて実現の運びとなったのは御存じの通り。
この時のロック役は神谷明で、他にも古谷徹、松野達也(松野太紀)などドラマ化される度にキャストが変更されている。

そして公開前夜の3/12には『1000年女王』の4時間特番を放送。
前後してニッポン放送では『1000年女王』関連の特番を放送しているが、フジ・サンケイ・グループのメディアミックスの一環である。
生ドラマとの触れ込みだったが、メインキャスト以外はスタジオ入りしていなかったようなので、おそらく事前に録音されたものだろう。BGMは喜多郎が担当した劇場版のものだけでなく、宇崎竜童が手掛けたTV版のものも流用されていた。

変わったところでは8/14に「仮面ライダー10号誕生記念」として放送された「石森章太郎のオールナイトニッポン 深夜のライダー交通安全キャンペーン」が挙げられる。
ゲストに小林昭二、塚本信夫、佐々木剛、高杉俊价、安孫子素雄(藤子不二雄A)、さいとうたかを、永井豪を迎え、藤岡弘もメッセージを寄せるなど豪華な番組で、10人目の仮面ライダーZX(この段階では名前は未決定)のラジオドラマも放送され、主人公・村雨良を演じたのは神谷明であった。

ちなみに、松本零士原作の『わが青春のアルカディア』関連の番組はTBSから放送。
公開直前の約一ヶ月間、「夜はともだち」内で主題歌を歌った渋谷哲平をパーソナリティーにした情報提供番組をレギュラーで放送。公開10日前の7/18深夜には、「ラジオアニメ’82 わが青春のアルカディア」という特番が2時間枠で放送された。
そして秋からはTBS系列で、続編となるTVシリーズ『無限軌道SSX』が放映されるのである。 (e)
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1980年10月からスタートした『宇宙戦艦ヤマトIII』は期待した通りの視聴率を上げられず、「ヤマト」は暫しの中断期間に入る。
81年3月に放送が終了する際には、10周年を記念して翌82年夏に「完結編」を公開する旨を告知して幕を閉じたが、実際の公開は翌々年の83年春。
既に82年夏に東映洋画・東急系では松本零士原作の『わが青春のアルカディア』公開が明らかにされていたため、そのことを知っていた大半のファンは、公開時期がかち合ってしまうため実現しないだろうと考えていたはずだが、プロデューサーをはじめとする「ヤマト」製作スタッフはそのことを知らなかったのだろうか。

次に「ヤマト」関連番組が放送されるのは、当然のように『完結編』に合わせてだが、では「ヤマト」中断期間はどのような状況だったのだろうか。

時代は既に「ヤマト」や松本零士作品から、『機動戦士ガンダム』へと移り変わっていた。だが『ガンダム』や後継作品の『伝説巨神イデオン』で特番が組まれることはなかった。
「タモリのオールナイトニッポン」に富野由悠季がゲスト出演したり、TBSで放送されていた野沢那智と白石冬美の「パック・イン・ミュージック」(所謂ナチ・チャコ・パック)が戸田恵子をゲストに迎えた際に名場面再現を生でやったり、せいぜいその程度である。

4時間生ドラマとしては1981年4月15日放送の『新竹取物語1000年女王』がある。
これは翌日からスタートするTVシリーズの前宣伝を兼ね、概ね1クール分の物語を先行して紹介するというもの。
そしてこれが今のところ”最後の4時間生ドラマ”である。
この後『さよなら銀河鉄道999』や『幻魔大戦』の公開前の4時間特番や、独自に『超人ロック』をラジオドラマ化したり、と様々な番組が放送されてはいるが、生放送ではあってもドラマ部分は生でなかったり、生ドラマであっても30分ぐらいの1コーナー扱いだったりで、深夜の1時から5時まで、眠い目を擦りながらもワクワクしながらヘッドホンで聴いていた興奮を味わう機会はなくなってしまった。 (e)
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『ヤマトよ永遠に』公開に当たっては、従来のように「オールナイトニッポン」での特番は組まれなかった。
では関連番組が何もなかったのか?というとそうではない。
実は7月4日から8月1日までの4週間、金曜2部(土曜早朝3時から5時まで)の「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを、西崎義展が務めている。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』は公開直前まで作業が続き、『新たなる旅立ち』は完成納品が放送前日、後の『完結編』では公開を一週間延期したにもかかわらず完成は公開日当日。地方では午前中の上映に間に合わないという事態が出来するなど、「ヤマト」といえばギリギリのスケジュールという印象があるが、こと『永遠に』に関してはかなり余裕があったようだ。
でなければ公開直前の一ヶ月間、一度も穴をあけることなく生放送を続けられるはずもなかったろう。

5回の放送の内容は、当然のように新作『永遠に』の宣伝が中心ではあるのだが、既にラジオドラマとしてストーリーの紹介が済んでいたためか、新しい情報はあまりなかった。
例外的なのは、ダビング時に岩崎宏美の歌う挿入歌「銀河伝説」がどうしても合わず、急遽そのB面用に用意された「愛の生命」に差し替えるというアナウンスがあったことぐらいか。確か公開の2週間ぐらい前ではなかったかと思う。
また、堀江美都子の歌う「おもかげ星」を使うシーンを一生懸命探している、との発言もあったが、これは結局実現していない。

それよりも面白かったのは、自ら語る西崎の半生。
親に反発して役者を志したことや、ナイトクラブの司会をしていたこと、音楽プロデューサーとして活躍していた頃、手塚治虫のマネージャーを経てアニメーションの世界に足を踏み入れたこと等々、”人間・西崎義展”の知られざる一面に触れられたことは、多感な時期だった一ファンにとっては大きなことだった。 (e)
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次に『ヤマト』が大々的に取り上げられるのは、1980年6月6日。
『ヤマトよ永遠に』の4時間生ドラマが放送されたのである。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』の際も公開の2か月以上前にラジオドラマが放送されたが、その時は中盤あたりまでの紹介。ところが今回はクライマックスの手前、敵母星(=未来の地球)に一人残ったサーシャ(真田澪)が、旅立つヤマトを見送る所までドラマ化されたのだから、ファンへのサービスと同時に、新作への自信の表れと見ることが出来る。

更に劇中に流れる音楽に、新曲が多々あったことも予想外だった。
『さらば』ラジオドラマ版では、全て旧作からの流用音楽(一部「交響組曲」含む。テレサのテーマとして使われていたのは、「交響組曲」の「スターシャ」)で賄っていたが、この番組では暗黒星団帝国関連などに新しいメロディーが使われていたのである。
ファンの前に新作の内容が本格的に紹介されるのはこの時が初めてだったが、ここまで準備が進んでいたのか、というのが大きな驚きであった。
またこの時点で、既に秋からTVシリーズが始まるとのリップ・サービスも。

流石に新登場キャラクターのキャスティングは流動的で、聖総統が小林清志だったり、カザンやグロータスらは変更になったが(正式キャスト未決定だったのか、それとも何らかの理由で降板・交代があったのかは不明)、それでもサーシャ(澪)の潘恵子、アルフォン少尉(この時点での名称は”キーマン少尉”)の野沢那智、山南艦長の小林修、加藤四郎の神谷明(このキャストだけは変えてしまってはキャラクターの存在意味がなくなってしまうが)、ナレーターの羽佐間道夫らはこのまま起用された。

ちなみにこのラジオドラマ版、後に秋から春にかけて放送された「ラジオまんぱくコミック・ザ・ベストテン」という番組内で再放送されているが、1時間番組なので当然ながら短縮版である。 (e)
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1979年は劇場版『銀河鉄道999』が公開された年だが、ニッポン放送では特番などを組んではいない。
文化放送では「ささきいさおの青春大通り」内で取り上げた他、当時の国鉄とタイアップした999号ミステリーツアーというイベントを、ささきいさおをパーソナリティーにして生中継したが(出発時に30分番組、到着時にまた30分番組と分割して放送。その後、ツアーに密着した番組がフジテレビで放送された)、映画公開に当たっては何もない。
たまに『999』に生ドラマがあったとの書き込みを見るが、それが実現したのは続編の『さよなら銀河鉄道999』公開の時の話である。

ただその代わりといっては何だが、『未来少年コナン』が4時間生ドラマとして放送されている。
劇場用の再編集版公開を控えた時期の放送だったが、そのストーリーはTVシリーズとも劇場版とも違う独自の内容になっている。

次に『ヤマト』関連の番組が放送されたのは翌1980年。
当時の「オールナイトニッポン」は月曜から土曜の深夜1時から5時までの放送だったが、日曜の深夜にも「オールナイトニッポン電話リクエスト」という番組を放送しており、1月27日の夜には『午前零時 松本零士です』と題する特別番組が放送されたのだ。

これは松本零士をゲストパーソナリティーに迎えた生放送で、松本零士のライフストーリーや代表作を紹介するというもの。
インタビューには手塚治虫や夫人の牧美也子、西崎義展、小野耕世などの業界人だけではなく、その昔の下宿先の管理人一家なども登場させるという徹底ぶり。
また代表作として、ニッポン放送の「キリンラジオ劇場」枠で放送された『ザ・コクピット』の中から「衝撃降下90度」(LP化された)、それに今週放送分のTVアニメ『銀河鉄道999』63話「ヤミヤミの姉妹」Aパートにナレーションを加えたものと並んで、『ヤマト』パート1のガミラス星での決戦の件が流されている。

この番組は、実は翌日から「産経新聞」朝刊で連載がスタートする『新竹取物語1000年女王』の宣伝も兼ねており、プロローグ部分(4〜5回分)を紙上に先駆けてラジオドラマ化している。
ちなみにこの時のキャストは雪野弥生が池田昌子、雨森始が古谷徹だった。

「オールナイトニッポン電話リクエスト」枠での『午前零時 松本零士です』という番組は都合3回製作され、2回目は日高敏との共著『漫画大博物館』の刊行に合わせて8月10日深夜に、、そして3回目は翌81年の3月1日深夜、松竹歌劇団で『新竹取物語1000年女王』が上演される時だったが、どちらも『ヤマト』は取り上げられていない。 (e)
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この時期放送されていたラジオ番組で、一般的な知名度は低いものの重要度はかなり高いのが、文化放送から放送されていた『宇宙戦艦ヤマトの乗組員たち』。
何とパーソナリティーを西崎義展が務めていたという、週一のレギュラー番組なのである。
日曜深夜に放送していた30分弱の番組で、野球中継が延長されると休止されることもしばしば。
データが残っていないのではっきりしたことは分からないが、自分が初めて聴いたのがおそらく78年の6月頃だっただろうか。そこから推測すると、『さらば宇宙戦艦ヤマト』の前宣伝を兼ねてこの年の4月あたりから始まったのではないかと思うのだが。

プロデューサー自ら番組のパーソナリティーを務めている以上、かなり貴重な情報も公開されていたのではないかと思うが、何せ放送が不定期になってしまうため、あまり印象には残っていない。
『さらば』用の新録音曲「大いなる愛」を初めて聴いたのが、多分この番組だったことぐらいだろう。

ただ野球シーズンが終わると状況は一転し、きちんとしたレギュラー番組としての体裁を施し始める。
ファンに向けての情報発信も充実し、「ディスコ・ヤマト」の初お披露目もこの番組のはず。
しかもこの番組で紹介された「宇宙戦艦ヤマトメイン・テーマ」は後日差し替えられ、実際にLPに収録されたのは別アレンジのもの。当時の録音テープを残している人は、貴重な音源を所持していることになる。

この番組は、結局翌年79年の春まで続いた。
年明け早々、つまりまだTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』が折り返しに差し掛かった時点、多くの視聴者が『さらば』と『ヤマト2』が違う結末を迎えることを知らなかった時に、既にテレ・フューチャーとして3作目(『新たなる旅立ち』)を製作することを告知していたり、番組終了直前には秋から新番組『宇宙空母ブルーノア』(番組中では『宇宙要塞ブルーノア』と称していたが、仮題として付けられていたものの一つか、それとも言い間違いなのかも知れない)を手掛けることも明らかにしている。 (e)
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更にこの年の「オールナイトニッポン」での『ヤマト』特番は続く。

7月13日深夜には「ラジオエッセイ 西崎義展と宇宙戦艦ヤマトの友たち」と題する2時間の番組が放送された。
西崎義展がパーソナリティーを務め、スタジオにファンを入れた公開放送で、ゲストに宮川泰、ささきいさお、富山敬、麻上洋子、伊武雅刀、青野武を迎えて名場面を生で再現したり、更に生バンドの演奏(「ディスコヤマト」に近いアレンジ)や、宮川泰のピアノでささきいさおが生歌を披露(但し歌ったのは『ヤマト』ではなく、ザ・ピーナッツの大ヒット曲「ウナセラディ東京」)するといった内容。
番組最後には元フォーリーブスの青山孝(青山孝史)も登場し、西崎が音楽プロデューサーとして参加した映画『わが青春のイレブン』の主題歌「季節の中の魚たち」を披露している。

この放送翌日には『宇宙戦艦ヤマト』と『さらば宇宙戦艦ヤマト』の2本に、『海のトリトン』も加えた<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>公開を控えており、その宣伝を兼ねた特番だったと思うが、何故か番組中では明確な宣伝は行われていない。
なおDVDのライナーノーツには、この日に『宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち』の生ドラマが放送されたとあるが、これも誤りである。

ちなみにこの時期の金曜2部(3時から5時)のパーソナリティーは神谷明(79年4月から80年3月までを担当)。ということでこの日も結果的には4時間ラジオに釘付けであった。

「オールナイトニッポン」で『新たなる旅立ち』の特番を放送したのはTV放送前日の7月30日深夜で、1時から5時までの放送。
メインパーソナリティーは西崎義展。ささきいさおと古谷徹、古川登志夫がゲスト出演している(3人とも3時で退場)。
今回も生ドラマではなく、これもサウンドトラックを再構成してそのまま放送し、適宜西崎が補足・解説を加えるという形で、自動惑星ゴルバに突っ込んだデスラー艦を波動砲で撃つ決意を固めた古代がカウントダウンをしていると、「止めて!」とスターシャが割って入るまでをオンエアした。

番組中ではスターシャのキャスト変更の理由(スターシャ役の平井道子が、アフレコ時に風邪で体調を崩していた)や、お正月映画として『新たなる旅立ち』を公開する構想のあることも語られたが、これは実現しなかった。
また今回の『新たなる旅立ち』は当初21日に放送予定だったものが31日に延期されたが、フィルムの完成はラジオ番組オンエアの直前、つまりTV放送前日のお昼過ぎであり、ギリギリのスケジュールだったことも明かされ、西崎は一睡もせずに4時間番組のパーソナリティーを務めていたとのことである。 (e)
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