2010年9月14日 18時56分 更新:9月14日 19時3分
4代目の南極観測船「しらせ」(1万2650トン)が14日、日本一周訓練の途中、建造された京都府舞鶴市に1年4カ月ぶりに里帰りした。舞鶴港では市民ら約400人が出迎えた。
初代「宗谷」の2倍近い全長138メートルの砕氷艦。昨年5月に防衛省に引き渡され、約5カ月間の南極での初任務を終え、今年4月、母港の神奈川県横須賀市に戻った。
乗員の「厚い氷に阻まれ1日1メートルも進まないことがあった」との苦労話に、市民は「大きい船がもう一回り大きくなって帰って来た気がします」と目を細めていた。【岡崎英遠】