尖閣諸島近くの日本の排他的経済水域内で、海上保安庁巡視艇の追尾を受けながら航行する「感恩99号」(手前)=2010年9月14日午前6時ごろ(第11管区海上保安本部提供)
仙谷由人官房長官は14日午前の記者会見で、台湾人活動家の抗議船が尖閣諸島沖の海域に入ったことについて、台湾に抗議をしたことを明らかにした。その上で「尖閣諸島が我が国固有の領土であることは疑いない。我が国の対応は、一貫した立場に基づく適正なものだ」と強調した。中国要人の来日が延期されたことに関しては「もしそうであるなら甚だ遺憾である。こういう時こそ議会交流はより存在価値を増すのではないか」と述べた。【野口武則】