2010年9月14日 11時5分 更新:9月14日 16時36分
14日の東京外国為替市場はドルが売られた前日の海外市場の流れを引き継ぎ、円相場が急伸。一時1ドル=83円25銭と、今月8日に付けた83円34銭を上回り、95年5月以来、約15年3カ月ぶりの円高・ドル安水準を記録した。その後はドルがやや買い戻され、1ドル=83円40銭前後で取引されている。14日午後に投開票される民主党代表選を控え「為替介入により慎重とみられる菅直人首相が優勢との見方も円買いを誘っている」(邦銀)という。
一方、同日の東京株式市場は円高を嫌気して輸出関連株などが売られ、日経平均株価は小幅反落、一時、9300円台を割り込んだ。ただ、民主党代表選を見極めようとする様子見ムードも強い。【清水憲司、田所柳子】