2010年9月12日 11時48分
JR九州の石原進会長は11日、来年3月に全線開業する九州新幹線で、博多-鹿児島中央間の列車を1時間2本、博多-熊本間はこれに2本追加して計4本とする運行パターンを想定していることを明らかにした。11日に熊本市で開かれた日本不動産学会主催のシンポジウムで述べた。
JR九州はダイヤや料金設定を年末に正式決定する方針。石原会長によると、博多-熊本間は朝夕のラッシュ時、さらに1本を追加する可能性もある。また、山陽・九州新幹線直通列車は1時間に1本とする方向で調整している。
このうち、石原会長は「みずほ」で検討している新大阪-鹿児島中央間の最速列車については「本数は少ないが、おそらくできると思う」と述べた。既に運行が決まっている「さくら」とは別名とする理由については「本来『スーパーさくら』のような名がいいと思うが、字数が多いとコンピューターシステムの改修に多額の費用がかかる」と説明した。【桐山友一】