現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. 国連・その他
  5. 記事

米大統領「インドの常任理入り望む」 首脳会談で表明(2/2ページ)

2010年11月8日21時50分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:ニューデリーで8日、共同記者会見に臨むオバマ大統領とシン首相=ロイター
ニューデリーで8日、共同記者会見に臨むオバマ大統領とシン首相=ロイター

 そのため、オバマ氏は就任以来、1カ国としては最長となる68時間もの滞在日程を組んでインド重視を強調。インドが「悲願」とする国連安保理入りへの支持や先端技術提供で協調姿勢を示す一方、オバマ氏も軍用機などの輸出契約で約5万4千人分の国内雇用を確保。2年後の大統領選での再選に向けて国内向けの得点をかせぐ「ウィン・ウィン」(米政府高官)の関係をアピールした。

 ただ、今回の首脳会談を経て、インドが米国一辺倒に進むとみるのは早計だ。

 インドでは年末にかけ大国との首脳外交ラッシュが続く。先月、シン首相が訪日したのに続き、12月にはフランス、ロシアの大統領、さらに中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相がそれぞれ訪印する。今回得た米国との関係緊密化に加え、日仏ロなどとの関係強化をカードとして、未確定の国境線を抱えて不安定な関係が続く中国から、最後に譲歩を引き出す狙いとみられる。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

歴代政権が否定してきた日米の核密約。戦後米国の視点を中心に核密約を問い直す。

金正日総書記の後継者となった正恩氏。氏とキーマンを追いながら、次期体制の行方を探る。

ユーモアあふれる巧みな対話で聴衆を魅了した講義を再現し、「白熱」の理由を考える。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
  • 中国特集