菅首相:「日銀はメッセージを」白川総裁に促す

2010年9月10日 22時56分 更新:9月11日 1時27分

菅直人首相=藤井太郎撮影
菅直人首相=藤井太郎撮影

 菅直人首相は10日の月例経済報告に関する関係閣僚会議で、同席した日銀の白川方明総裁に対し、「国際的な場で日本から明確なメッセージを出すべきだという意見が政府や党にある。日銀も認識してほしい」と発言した。急激な円高は望ましくないとの日本の立場を、よりはっきりと米欧に示すよう促したとみられる。

 会議終了後の記者会見で、内閣府の津村啓介政務官が明らかにした。白川総裁は、菅首相の発言の前に「国際的な場での為替に関する問題提起は重要だと認識している。必要な場合は適切に対処する」と話したという。会議では、直嶋正行経済産業相も「為替について主要20カ国・地域(G20)首脳会議などで問題提起すべきだ」と指摘した。

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