信州諏訪農協(本所・諏訪市)の共済担当だった男性職員が、組合員から預かった共済掛け金など187万円を着服したとして、9月末に懲戒解雇されていたことが4日、分かった。既に全額が弁済されているという。
同農協役員らによると、職員は支所の共済担当で、組合員から集めた共済掛け金や定期積み金を今年5〜8月に着服していたという。
9月に上司が部下の業務内容をチェックする内部検証作業をした際、男性職員が集金した伝票の日付が実際の集金日と別の日に書き換えられていることに気付き、事情を聴いたところ、着服を認めたという。
男性職員は着服した後、次の集金で穴埋めを繰り返していたとみられ、着服額は累計187万円。パチンコなどの遊興費に充てたと話しているという。
同農協では2006年12月にも、職員2人が組合員から預かった普通貯金や集金した共済掛け金など計約580万円を着服したとして、懲戒解雇としている。