メイド・コスプレ系店舗に関する、管理人の呟きです(`・ω・´)

全部で 365 件の記事があります。

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タイトル

日付
#365 感想 オタク教 2010/11/08
#364 経済 メイド喫茶の終わり 2010/11/07
#363 経営 電話 2010/11/06
#362 心理 彼氏彼女の都合 2010/11/05
#361 心理 作り手の意見 2010/11/04
#360 感動 満点 2010/11/03
#359 戦略 人件費ゼロ 2010/11/02
#358 感想 経験者優遇 2010/11/01
#357 心理 スイミン 2010/10/31
#356 提起 改造計画 2010/10/30
#355 経済 メイド喫茶ジャーナル最終回 2010/10/29
#354 店長 制服交換イベント 2010/10/28
#353 戦略 情報というもの 2010/10/27
#352 心理 換金 2010/10/26
#351 経営 ジャッジ方法不明 2010/10/25
#350 常連 キャッシュフロー 2010/10/24
#349 常連 何度も 2010/10/23
#348 相談 白紙契約 2010/10/22
#347 戦略 フリーライド 2010/10/21
#346 経営 一切なし 2010/10/20
#345 経済 人気と儲け2 2010/10/19
#344 経済 人気と儲け1 2010/10/18
#343 経済 成長限界 2010/10/17
#342 冥土 やっぱりそうだと思いました。 2010/10/16
#341 感動 指名手配 2010/10/15
#340 心理 今、会いに行ってやる 2010/10/14
#339 裏側 演出 2010/10/13
#338 常連 確信犯 2010/10/12
#337 心理 王様 2010/10/11
#336 戦略 変えること、変えないこと 2010/10/10
#335 提起 マイノリティ 2010/10/09
#334 業界 どういうことなの 2010/10/08
#333 経営 合言葉 2010/10/07
#332 戦略 秘技・シール剥がし 2010/10/06
#331 経営 同じ店、違う店 2010/10/05
#330 提起 矛盾 2010/10/04
#329 経営 2010/10/03
#328 経済 スピード 2010/10/02
#327 経済 満足 2010/10/01
#326 経済 ドミナント効果 2010/09/30
#325 経営 使い捨て 2010/09/29
#324 分析 内緒のカード 2010/09/28
#323 冥土 気まぐれ 2010/09/27
#322 提起 常連認定 2010/09/26
#321 経営 常連が集まる店 2010/09/25
#320 感想 頂上決戦に終止符? 2010/09/24
#319 心理 捨てられる 2010/09/23
#318 心理 写メ 2010/09/22
#317 心理 返って来ないメッセージ 2010/09/21
#316 業界 メイドさんが消える日 2010/09/20
#315 冥土 思わず花*花もあ〜よかった 2010/09/19
#314 紹介 せまシュラン 2010/09/18
#313 裏側 恐怖のインカム 2010/09/17
#312 業界 破産 2010/09/16
#311 店長 買い出し 2010/09/15
#310 常連 毒電波 2010/09/14
#309 常連 すごく・・大きいです 2010/09/13
#308 経済 イカサマ 2010/09/12
#307 提起 タバコ吸えますよ 2010/09/11
#306 戦略 コンセプト変更 2010/09/10
#305 経営 本当にそれでいいの? 2010/09/09
#304 戦略 まったり 2010/09/08
#303 冥土 掛け持ちとびっくり同伴 2010/09/07
#302 提起 記録更新 2010/09/06
#301 経済 海外情勢 2010/09/05
#300 分析 それぞれのステロタイプ 2010/09/04
#299 経済 恐慌 2010/09/03
#298 冥土 メイド服 2010/09/02
#297 心理 アミーガ 2010/09/01
#296 冥土 一番大変なこと 2010/08/31
#295 感動 ありえないわ 2010/08/30
#294 冥土 セルフ出禁 2010/08/29
#293 常連 ポイントカード特典「拍手」 2010/08/28
#292 経営 マジック 2010/08/27
#291 常連 飛び出せ!リリーローズ! 2010/08/26
#290 心理 紳士 2010/08/25
#289 分析 3つの未来 2010/08/24
#288 経済 コミックマーケット 2010/08/23
#287 経営 シフト公開 2010/08/22
#286 経営 面食い 2010/08/21
#285 冥土 記憶力 2010/08/20
#284 戦略 反則2 2010/08/19
#283 戦略 反則1 2010/08/18
#282 相談 全力で拒否せよ! 2010/08/17
#281 戦略 マニア向けメイド喫茶 2010/08/16
#280 常連 メイドさんと話す2 2010/08/15
#279 常連 メイドさんと話す1 2010/08/14
#278 冥土 未病 2010/08/13
#277 経営 増えているもの、減っているもの 2010/08/12
#276 心理 身軽になって楽しもう 2010/08/11
#275 戦略 メイド喫茶は誰のものか 2010/08/10
#274 戦略 メイド喫茶はキャバクラじゃない 2010/08/09
#273 戦略 どこにも記述がない 2010/08/08
#272 業界 世代交代 2010/08/07
#271 心理 鬼にも狼にもなれる2 2010/08/06
#270 心理 鬼にも狼にもなれる1 2010/08/05
#269 経済 崩壊への道 2010/08/04
#268 経済 メイド○○ 2010/08/03
#267 相談 メイドさんコンテスト 2010/08/02
#266 心理 呪文 2010/08/01
#265 分析 楽な客 2010/07/31
#264 経済 カチカチしましょ 2010/07/30
#263 感動 テライケメン 2010/07/29
#262 経済 闘争せよ 2010/07/28
#261 経営 1日限定メイド喫茶 2010/07/27
#260 常連 靴フェチ 2010/07/26
#259 提起 盗聴器説 2010/07/25
#258 提起 オタクはメディアに虐げられている 2010/07/24
#257 感動 守ろうよ、皆の好きなアキバだから 2010/07/23
#256 提起 ニンテンドーDSが欲しい 2010/07/22
#255 冥土 ダメイド 2010/07/21
#254 提起 ケータイ情報サイト 2010/07/20
#253 常連 700万円と空の旅 2010/07/19
#252 戦略 よくわかるめいどりーみん講座 2010/07/18
#251 冥土 ブログにコメントありがとうございました 2010/07/17
#250 戦略 12歳程度 2010/07/16
#249 戦略 魔性 2010/07/15
#248 戦略 僕は違います 2010/07/14
#247 戦略 爺やの可能性 2010/07/13
#246 心理 巡りの洗礼 2010/07/12
#245 常連 ロマン 2010/07/11
#244 冥土 NTR属性 2010/07/10
#243 戦略 回転率と客単価 2010/07/09
#242 経営 石田純一 2010/07/08
#241 常連 難民 2010/07/07
#240 経済 夜の秋葉原 2010/07/06
#239 常連 結婚=500円 2010/07/05
#238 常連 推し、準推し、推し3 2010/07/04
#237 心理 ハマる心理 2010/07/03
#236 一般 マイナス10万倍からの生還 2010/07/02
#235 分析 気配りの出来るカリスマ店員 2010/07/01
#234 分析 バーチャル・リアリティ 2010/06/30
#233 感動 5000円で9回 2010/06/29
#232 子供 私はバカです 2010/06/28
#231 心理 マジレス 2010/06/27
#230 経営 アキバのノリについていけない 2010/06/26
#229 経営 無計画ポイント 2010/06/25
#228 提起 やらずぶったくり 2010/06/24
#227 冥土 歩合の行き着くところ 2010/06/23
#226 冥土 大量離脱 2010/06/22
#225 常連 殺し文句 2010/06/21
#224 常連 5万円のバッグ 2010/06/20
#223 常連 爆音メールマガジン 2010/06/19
#222 提起 タダより怖いものはない 2010/06/18
#221 提起 マドンナと生ゴミ 2010/06/17
#220 分析 総選挙商法 2010/06/16
#219 心理 ポイントカードの魔力 2010/06/15
#218 感想 ちょっと吸血されてきた 2010/06/14
#217 業界 奇妙な符号 2010/06/13
#216 心理 恋愛禁止 2010/06/12
#215 冥土 偶然 2010/06/11
#214 店長 17000円 2010/06/10
#213 常連 手作りケーキ 2010/06/09
#212 裏側 精神異常者 2010/06/08
#211 戦略 フランチャイズのススメ 2010/06/07
#210 冥土 シビアな仕事人 2010/06/06
#209 冥土 新手の手口 2010/06/05
#208 感想 それゆけ!ニート大作戦を見た 2010/06/04
#207 心理 デジタルデータが爆発的には売れない理由 2010/06/03
#206 心理 サブリミナル・インプレッション 2010/06/02
#205 戦略 何故メイド喫茶は割高に感じるのか 2010/06/01
#204 心理 妄想の押し売り 2010/05/31
#203 戦略 みのもんた 2010/05/30
#202 裏側 情報弱者 2010/05/29
#201 戦略 システム>コンセプト 2010/05/28
#200 経営 違法性阻却への道 2010/05/27
#199 経営 ハイパーメイドクリエイター 2010/05/26
#198 経営 駄コンセプト 2010/05/25
#197 提起 ビラ 2010/05/24
#196 店長 乳首 2010/05/23
#195 心理 獄中結婚 2010/05/22
#194 分析 ホスト 2010/05/21
#193 心理 マッチポンプ 2010/05/20
#192 分析 シャッツキステ分析 2010/05/19
#191 心理 プレゼント 2010/05/18
#190 経済 アキバ名物 2010/05/17
#189 経済 秋葉原カジノ計画 2010/05/16
#188 提起 腐敗 2010/05/15
#187 業界 病的構造 2010/05/14
#186 経済 創作料理 2010/05/13
#185 常連 願い事 2010/05/12
#184 経済 メイド回転寿司 2010/05/11
#183 分析 戦犯 2010/05/10
#182 冥土 バイトと夢と現実と 2010/05/09
#181 常連 俺の嫁 2010/05/08
#180 提起 精神鑑定 2010/05/07
#179 提起 fuckな店にならないために 2010/05/06
#178 戦略 メイドカジノ 2010/05/05
#177 戦略 マージナル不良 2010/05/04
#176 戦略 実現不可能を可能に 2010/05/03
#175 戦略 メイドさんが欲しい 2010/05/02
#174 感想 ポリスに逮捕されてきた 2010/05/01
#173 心理 ハッピーエンド 2010/04/30
#172 経営 寄生虫 2010/04/29
#171 戦略 誰が望んだのか 2010/04/28
#170 心理 プレステのカセットと緑のガンダム 2010/04/27
#169 戦略 メイドビル戦争「潰させていただきます」 2010/04/26
#168 心理 メイド喫茶デビュー 2010/04/25
#167 提起 素直になれなくて、は何故ああなのか 2010/04/24
#166 提起 アイドルになりたい、に注意 2010/04/23
#165 戦略 不自由を選ぶ自由 2010/04/22
#164 心理 想定外 2010/04/21
#163 心理 恋愛は売り物です 2010/04/20
#162 戦略 ブロガーイベント 2010/04/19
#161 心理 スライム肉まん 2010/04/18
#160 心理 カメ 2010/04/17
#159 経営 エゴ 2010/04/16
#158 分析 メイド喫茶依存症チェックリスト 2010/04/15
#157 常連 メイド喫茶って何だろう? 2010/04/14
#156 分析 "思うこと"を捏造するヤツら 2010/04/13
#155 分析 繰り返されるスケープゴート工作 2010/04/12
#154 常連 完全粘着宣言 2010/04/11
#153 冥土 苦痛テスト 2010/04/10
#152 冥土 何かのゲーム 2010/04/09
#151 経営 アリとキリギリス 2010/04/08
#150 心理 ツイン・フェイス 2010/04/07
#149 経営 カリスマ的仕掛け人 2010/04/06
#148 経営 君、いくらで売れるの? 2010/04/05
#147 経営 己の市場価値 2010/04/04
#146 経営 これはオタクをカツアゲするゲームだぞ 2010/04/03
#145 感想 モノを売る時は、値段を言いましょう 2010/04/02
#144 経営 フリーコンテンツ故の無能ホイホイ 2010/04/01
#143 常連 教祖様気取り 2010/03/31
#142 戦略 100万円の使い道2 2010/03/30
#141 戦略 100万円の使い道1 2010/03/29
#140 感想 うさぎの森 L⇔Rへ行ってきた 2010/03/28
#139 心理 ブンブン丸オススメ 2010/03/27
#138 提起 勘違いピンドン 2010/03/26
#137 提起 チートゲーマー 2010/03/25
#136 提起 未来を作ろう 2010/03/24
#135 店長 自惚れ店長バー 2010/03/23
#134 心理 メイド喫茶は、リアルの世界で頑張ろう 2010/03/22
#133 心理 風評リスク 2010/03/21
#132 心理 最強宣言の虚しさよ 2010/03/20
#131 分析 次に来るコンセプト喫茶 2010/03/19
#130 提起 未来予想図 2010/03/18
#129 分析 時間を売るシャングリ・ラ 2010/03/17
#128 分析 時代遅れ 2010/03/16
#127 分析 狂気の沙汰ほど面白い 2010/03/15
#126 提起 ウソテク収集bot 2010/03/14
#125 分析 どんなものも、その94%はカスである 2010/03/13
#124 分析 くろすろ〜どが負けた理由 2010/03/12
#123 分析 リア充の街 2010/03/11
#122 提起 ※イケメンでも通らない 2010/03/10
#121 分析 情報の支配者 2010/03/09
#120 店長 脅迫なう 2010/03/08
#119 店長 出せるわけねーオムライス 2010/03/07
#118 経営 過ち 2010/03/06
#117 経営 適利多売 2010/03/05
#116 経営 ピンク色のプレステ2 2010/03/04
#115 業界 失脚 2010/03/03
#114 経営 最悪の次に悪い選択 2010/03/02
#113 経営 口だけ出すな、カネも出せ 2010/03/01
#112 常連 メイドさんの名前 2010/02/28
#111 経営 時給8000円の死角 2010/02/27
#110 経営 オリジナルメイド服のススメ 2010/02/26
#109 趣味 アートチェキ上等 2010/02/25
#108 経済 大義名分が欲しい 2010/02/24
#107 経済 カードダス理論 2010/02/23
#106 発明 メイド喫茶を作ろう 2010/02/22
#105 冥土 若さがそんなに大事ですか? 2010/02/21
#104 冥土 本当にあった笑える話 2010/02/20
#103 分析 マスコミを操る 2010/02/19
#102 分析 メイド喫茶はなぜ潰れるのか 2010/02/18
#101 分析 コーラ10個5000円お買い上げ 2010/02/17
#100 発明 おかえりなさいませ 2010/02/16
#099 心理 フェラーリ買いました 2010/02/15
#098 心理 恐怖政治 2010/02/14
#097 経済 2010/02/13
#096 心理 判定チャート(メイドさんと付き合いたい3) 2010/02/12
#095 経済 落とし穴 2010/02/11
#094 心理 お約束ビジネス(メイドさんと付き合いたい2) 2010/02/10
#093 心理 目指せトリプルA 2010/02/09
#092 心理 メイドさんと付き合いたい 2010/02/08
#091 経営 赤道直下で何を売る 2010/02/07
#090 業界 人民大移動 2010/02/06
#089 経営 アメを悪用する奴ら 2010/02/05
#088 経営 コストカットのススメ 2010/02/04
#087 経営 大理石の駄菓子屋 2010/02/03
#086 常連 2007年末、プリムヴェールが潰れた 2010/02/02
#085 常連 囚人 2010/02/01
#084 常連 電池買ってくる 2010/01/31
#083 心理 イメージアップ戦略 2010/01/30
#082 業界 衝撃の保険3 2010/01/29
#081 業界 衝撃の保険2 2010/01/28
#080 業界 衝撃の保険1 2010/01/27
#079 経営 判別法 2010/01/26
#078 心理 契約違反 2010/01/25
#077 心理 回数券制度 2010/01/24
#076 経営 プロはバレる嘘はつかない 2010/01/23
#075 経営 赤字経営 2010/01/22
#074 経済 メイドさんをやめること 2010/01/21
#073 経営 プライスレス 2010/01/20
#072 経営 空港利権 2010/01/19
#071 心理 武将の計略 2010/01/18
#070 心理 遊び人 2010/01/17
#069 業界 デコトラ伝説2 2010/01/16
#068 業界 デコトラ伝説1 2010/01/15
#067 提起 レポサイト利権に群がる虫ケラたち3 2010/01/14
#066 提起 レポサイト利権に群がる虫ケラたち2 2010/01/13
#065 提起 レポサイト利権に群がる虫ケラたち1 2010/01/12
#064 相談 シリーズ・癒着その3 2010/01/11
#063 相談 シリーズ・癒着その2 2010/01/10
#062 相談 シリーズ・癒着その1 2010/01/09
#061 提起 無駄 2010/01/08
#060 心理 お金が生み出す錯覚 2010/01/07
#059 提起 法律相談所 2010/01/06
#058 常連 異臭騒ぎ 2010/01/05
#057 経営 貴方とは違うんです 2010/01/04
#056 経済 人気商売の宿命 2010/01/03
#055 心理 マーメイドキッチン 2010/01/02
#054 常連 お疲れ様 2010/01/01
#053 経営 自己責任の暴走 2009/12/31
#052 経済 利益は出たけどいいサービスをしたのか 2009/12/30
#051 冥土 オタクの女の子 2009/12/29
#050 経済 砂の城の二重の構造 2009/12/28
#049 提起 ダブルスタンダードにはそろそろメガンテを 2009/12/27
#048 常連 ステータス自慢大会 2009/12/26
#047 経営 大いなる勘違い 2009/12/25
#046 冥土 それがメイド喫茶 2009/12/24
#045 提起 メイド喫茶で働きたい 2009/12/23
#044 経営 これからの淘汰 2009/12/22
#043 心理 覆面で全裸 2009/12/21
#042 経済 こころとからだのバランス 2009/12/20
#041 心理 スピリチュアル利権 2009/12/19
#040 経済 ギザ〓よろちくね 2009/12/18
#039 心理 神様の嘘 2009/12/17
#038 冥土 ガラパゴス化現象 2009/12/16
#037 提起 カリスマ 2009/12/15
#036 常連 柳原可奈子 2009/12/14
#035 経済 カレー1800円 2009/12/13
#034 経営 私の知らない誰かが騙されている 2009/12/12
#033 提起 あんたこの世をどう思う 2009/12/11
#032 常連 いいわけ 2009/12/10
#031 心理 土足で踏み込め 2009/12/09
#030 常連 せめて、人間らしく 2009/12/08
#029 経済 頭脳戦艦ドリーミン 2009/12/07
#028 経営 メイド喫茶不感症 2009/12/06
#027 心理 王道は2つ 2009/12/05
#026 経済 今の日本はまだ甘い 2009/12/04
#025 提起 「黒」「青」「赤学バ」 2009/12/03
#024 冥土 ディスクローズ 2009/12/02
#023 企画 @SWEET 2009/12/01
#022 経済 不満と企業努力 2009/11/30
#021 提起 コンプラチェック 2009/11/29
#020 心理 あなたは今、どこにいますか 2009/11/28
#019 常連 差し入れ古今東西 2009/11/27
#018 経営 メイド昼キャバに見る哲学 2009/11/26
#017 冥土 すべらない話「ネットラジオ」 2009/11/25
#016 提起 QRコードの罠 2009/11/24
#015 経営 アウフヘーベン 2009/11/23
#014 経済 求められる「モノ」 2009/11/22
#013 常連 ポイントカード特典「放置プレイ」 2009/11/21
#012 提起 発想の転換は大きなチャンス 2009/11/20
#011 経営 それは大きなミステイク 2009/11/19
#010 経済 スシローなのか築地なのか 2009/11/18
#009 提起 パンドラボックス 2009/11/17
#008 経営 マジコンのせい 2009/11/16
#007 経済 宝くじで3億当たったら 2009/11/15
#006 提起 レポサイトの功罪 2009/11/14
#005 経済 サイレントマジョリティ 2009/11/13
#004 常連 コレクター道、ここに極まる? 2009/11/12
#003 経営 ビックリマンシール論 2009/11/11
#002 経済 ボッタクリメイド喫茶とは何ぞや 2009/11/10
#001 経営 傷付け合うのはそろそろやめよう 2009/11/09


 

オタク教 (2010/11/08)
メイド喫茶ジャーナルが出来て、明日でちょうど1年になる。1年間、本当にたくさんのアクセスがあった、たくさんの出会いがあった。
「客は財布だ!」と高笑うオーナー、ご主人様からのプレゼントを売却してそのカネで本命の彼氏とデートをするメイド、そんなことはつゆ知らず足繁く通う主人様。。メイド喫茶で面白いのはこの「人間模様」に尽きる。三者どこか一様に狂っていて、でもそれを微塵も感じさせないところが人間の生々しさであろう。
人の「夢」には、「人」が必ず介在してくる。メイドさんと仲良くなりたい、常連さんと仲良くなりたい、オーナーさんと仲良くなりたい、全て「人」が介在する。人が夢を叶えるには、まず人を知ることが大切だ。ところが多くのご主人様は、他人はおろか自分が何者なのかすら考えようともしない。
太古の時代、大雨や地震は「神の怒り」として恐れられ、不安を打ち消すために宗教が流行した。しかし現代では大雨は低気圧のせいだったり、地震はプレートのせいだったりと科学の進歩によってハッキリしているにも関わらず、「神」を信じる人は一向に減らない。
人というのは、信じたいものを信じてしまう性質がある。大地震の原因がわかったところで止めることは出来ないのだったら、神の怒りを鎮めて貰うためにお祈りでもした方が夢がある。人は、神がいてくれた方が楽チンなのだ。そして根本的な問題の解決ということを頭の中から消してしまう。
メイド喫茶はモテない男性の遊び場であるというのは現状でほぼ間違っていない。彼らご主人様は必ずしも「オタク」ではない。寧ろ生粋のオタクの方が少ない。
ところが、今の世には「オタク教」が蔓延っている。「あなたがモテないのは、オタクだからだ!」これほどありがたい教えもない。自分が悪いんじゃない、オタクだから悪いんだ。こうしておけば楽チンである。だから問題を解決出来ない。解決出来ないことがどれだけ商売になるか、それを私はメイド喫茶というステージで散々見せつけられて来た。
全365回、色々なことを書き散らして来た。過去の仕事を振り返っても意味はないが、このコラムで一人でも多くの「メイド喫茶に関わる人びと」が解放されてくれたらこれほど嬉しいことは無い。
今後は新しいシリーズを書いて行く予定である。更新日程は未定だが、毎日チェックして貰えれば読み漏らすことはないだろう。今までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

メイド喫茶の終わり (2010/11/07)
2010年末、ブームはとっくに終焉を迎えてはいるものの、未だにメイド関連ビジネスは新店舗を増やし続けている。そしてマニア達は居場所を求めて右往左往、、それでもいずれ新しい店が増えるのが「完全に終了」という時が来るだろう。というか、「純然たるメイド喫茶」の増殖はほぼ終了したと見ていい。
商売という観点からいえば、メイド喫茶は儲からないという評価付けがなされたことになろう。そして今なお増殖中と言えるのは、完全歩合給のリフレやガイド店である。即ち、メイド喫茶は人材コストのカットが出来なかったということが最大の弱点であるということはハッキリしたのだ。しかし「メイド」という記号の持つ顧客吸引力は惜しい。そこで、メイドをウリにしつつ人材コストを極限までカット出来る形態に業界がシフトしていっているという状態にある。
つまり、逆説的に言えば、「メイド喫茶はウケない」のではなく、「コスト面で客数と折り合いが付かない」ということであり(勿論コレを「ウケない」と言うわけだが)、コスト面をクリアさえ出来ればメイド喫茶はまだイケるということになるだろう。これが見つからない限り、ファンには残念なお知らせだがメイド喫茶は「終わり」というワケだ。
果たしてメイド喫茶は、この方法を模索してきたのだろうか?私には、そうは見えない。結局この業界が見つけた手法というのは、アイドルになれるかも?という釣り餌を用意した疑似アイドル産業や、オタクの女の子と付き合えるかも?という疑似キャバクラ的なやり方くらいなもの。いずれも法律面ではホワイトと言い切れないものばかりだ。「メイド喫茶は、違法なことをしないと儲からない」と嘯く業界人も少なくない。
何故このようなことになるのか?メイド喫茶は普通に経営したらダメなのか?答えは「ダメ」だ。理由は簡単、「違法なことをしている店があるから」。真面目にやっていては、どうしてもそうした店に勝てないのである。ルールの中で争っていたのに、ルールを超越する店が出てきたら出しぬかれるのは当然である。
さて、整理しよう。メイド喫茶は違法なことをしなくても大丈夫、その方法とは「違法なことをしている店がなくなること」である。業界は今、コストカットより先にそこに注力するべきだ。
今のメイド喫茶は、表の顔は通常営業を粛々と続けているようで、裏の顔は1:違法な店を潰そうと手をまわしている、2:人材コストカットにシフト、3:違法なことに手を染めている、のいずれかに分類されるといっていい。2は草食系といったところだろうが、完全歩合は違法である。メイド喫茶に残された道は1の成就以外にない。私は一刻も早くこの状況を打開し、私たちのあるべきメイド喫茶が復権してくれることを願っている。

電話 (2010/11/06)
地元の人しか来ないような田舎のカフェなんかだと、営業時間も営業日も全て不定といったことも珍しくない。「それじゃ観光客はどうすればいいんだ!?」と思うが、そんなことは知ったこっちゃないのだろう。言うまでも無いが、ホームページなんかない。だから観光客は来ないと割り切っているのかもしれない。
さて、事前にサイトやブログを確認したら確かに営業時間は11時〜と書いてあったはずなのに、問題の11時になって店の目の前へ行っても一向に開く気配がない・・メイド喫茶、特に個人経営の店にはありがちな出来ごとだ。勿論厳格な店もあるがいい加減な店もある。
このパターンを回避するために、私はいつもケータイのメモリーにメイド喫茶の電話番号をあらかじめたくさん入れてある。ドアをノックしても誰も出て来ない場合、最終手段として店の前から電話をかけるためだ。で、大抵の場合はメイドさんが出て、「もうちょっと、あと10分だけ待って下さい!」とか言われる。高い交通費をかけて行った時は死活問題なのでこういう時はホッとするもの。たまに店長さんらしき男性が出て、「すいません、まだメイドさんが誰も来てないんですよ〜」と泣きごとを言われたりする。「あと30分もすれば全員揃うと思うんですけど、、その間メイドさんがいなくてもいいなら、席料要りませんので中で待ちますか?」と聞かれて「席料とるつもりだったんかい!」とツッコミを入れたくなったことがある。
メイド喫茶はメイドさんを定時に集めるのが難しいと言われる。某メイド喫茶の店長曰く、「よく集まるな」と自分の店について驚いていた。若い女の子のモチベーションを維持するのは大変難しいのだそうだ。まぁ、分からなくもない。
しかし、メイドさん以外の人が集まらなかった惨事に一度だけ遭遇したことがある。
あるお店の入り口で10分くらい前から開店を待っていたら、5分前位になってメイドさんが出勤してきたのだが、なんとドアが開かなかった。「え?鍵持ってないんですか?」「あれ、おかしいな、店長が先に来てるはずなんですよ」と慌てる彼女。なんと鍵を持っている店長が寝坊で1時間遅刻して来たのだ。私がお店に電話するどころか(しても意味ないですね)、メイドさんが店長のケータイを鳴らしまくっていた。結局その間ヒマなので、メイドさんと近くのスタバで暇を潰すことに・・喫茶店の前に喫茶店、なんだこりゃ。この話をこのお店の常連さんにしたら「プライベートでデートしたって考えれば役得ですよ!」と羨ましがられたり。言われてみれば、これがスタバなら絶対に店員さんとマックへは行かないだろう。

彼氏彼女の都合 (2010/11/05)
出会い系サイトで知り合った男女が長続きするのは難しいという。何故なら、例えお付き合いしても「お前まだサイトやってるのか?」「アンタこそ!」となりやすいからだそうだ。以前とある雑誌で取材させてもらった女の子によれば、大抵の場合は「じゃあいっしょに登録を削除しよう」とか「ブックマークを消そう」とか言ってケータイを見せあって「せーの」で消すのが定番だそうだが、こういうパターンはほとんどの場合後からコッソリと復活させていたりするらしい。
メイド喫茶のメイドさんに聞いてみると面白い答えが返ってくる質問がある。それが、「自分の彼氏が(いたとして)メイド喫茶へ行くのはいいと思いますか?」というもの。私の体感上、実に9割近くのメイドさんが「イヤですね」と苦笑いする。メイドさんのチェキを集めている男性と付き合うなら、全部捨てて貰わなきゃ無理!と断言する子もいる。メイド喫茶の接客は、よくある店員と客のそれを超越していると考えているメイドさんがほとんどだということであろう。
この発言はとても興味深い。だってそれじゃあ、お店のご主人様たちは基本的に全員アウトオブ眼中(死語)ってことじゃないか。それをたくさんのご主人様が集まる店内で平然と言うって、鬼畜だなぁ。きっと後ろの方のそのメイドさん推しのご主人様が、「えっ?何だって?僕は君のことが好きでたくさんチェキを撮ってきたというのに、そういう男はダメだって?じゃあ今までのはどうすればいいんだ!」と心の中でシャウトしていたことだろう・・冥福を祈ろう。
ま、ご主人様とメイドさんが付き合うというのは所詮仮の話なんでアレだが、例外パターンもある。
私の知人でとあるメイド喫茶のご主人様・お嬢様同士でお付き合いすることになったというカップルがいるが、付き合うことになってからもメイド喫茶へ行くのかどうかは一悶着あったらしく、現在は二人揃って「卒業」してしまった。
彼女にとっては「私というものがありながら、何故メイドさん?もう必要ないでしょ!」といったところだろう。気持ちは分からなくもない。しかし、、上手く行っているのはおめでたいことだが、私はこう思った。「何しに来てたんだよ!」
というわけで、女の子にとってのご主人様とメイド喫茶の関係というのはとても特殊なのだ。リア充になるために、メイド喫茶を卒業する覚悟はありますか?

作り手の意見 (2010/11/04)
100円のペンに100円の価値はない。100円で売られているペンは、100円未満で作れるからこそ100円で売るのだ。もしもペンと100円玉が等価なら、ペンを売る必要はない。ペンには価値がなく、お金の方に価値があるから売るのだ。だから、作り手というのはお客さんと価値観を100%まで共有することはどうしても出来ないのである。何故なら、作り手はお客さんではないので、100円のペンに100円の価値がないことをよく知っているからだ。
世の中には、この大原則を解っていないお客さんは数多い。そしてまた、作り手側も解っていなかったりして、頓珍漢な商品やお店を作って失敗したりする。最近は大きな企業になると「マーケティング部」などを作ったりして、この隙間を埋める専門の人間を何百人単位で雇い入れて日夜魅力的な商品作りに勤しんでいるものの、それでもおかしな商品はどんどん出てくる。作り手とお客さんの距離というのは、それほど遠いのである。
メイド喫茶に価値を感じているのは基本的に「お客さんだけ」である。中にはお店側の人にも自分の店にプライドがある人もいるだろうが、その価値はお客さんの考える価値と等価ではない。だから、お客さん側には大人気のお店でも、経営者側から見れば「?」なお店もあって、定評があるのに真似されないお店というのがある。代表例で言えば「シャッツキステ」か。以前ある潰れたメイド喫茶のオーナーが、お店を作る前に何軒か遊びに行ってみたそうで、その時「シャッツキステは無いわ、内装工事にカネかけすぎ」と鼻で笑っていた。だから潰れるんだよ!
私は最近、色々なメイド喫茶のオーナーさんや店長さんなんかと食事をしたりするのだが、そこでこんな話をした。
先月31日、老舗中の老舗「セントグレースコート」が閉店したことについて、メイド喫茶通いが趣味な友人たちからメールや電話がかかってきて皆、こんなことを言う。「あの老舗が・・」「これも時代の流れですかねぇ」「寂しいですね」「残念ですね」。。しかし、経営者側には、こんなことを口にする人は誰ひとりとしていなかった。皆、笑いながらこう言い放つだけ。
「あの場所が空いても、誰もテナント入れないでしょうね。セントグレースコートは単なるバブル時代の生き残りでしたからねぇ。」
おお神よ、アーメン。

満点 (2010/11/03)
先日、仙台の「フェアリーテール」へ行って来た。そしてこのサイトの「評価」で、初めてメイド喫茶に満点をつけてしまった。
お店のあるアーケード街は閑散としていたが、店内はほぼ満席。そこには、「メイド喫茶」があったんだ。私のメイド喫茶人生、これほど感銘を受けた店はない。
お客さんとメイドさんの適切な距離、メイドさんが「メイド」していること、全ての要素が高次元で揃っていた文字通りの「逸材」である。
ものすごく残念だったのは、今こうしたメイド喫茶が秋葉原にオープンしたら、硬派すぎてすぐに潰れてしまうだろうというところ。秋葉原は観光地であるから、観光客にウケない店はダメだというのもあるかもしれないが、それを差し引いても無理だろう。メイド喫茶は死んでしまったんだなぁ、そう改めて実感した。フェアリーテールは仙台で良かった、仙台にあったからこそ、生き延びた、そういう意味では感謝せねばなるまい。勿論、私にとっての満点は誰かにとってはダメな店かもしれない。人それぞれ好みはある。だが、このことはフェアリーテールを知っている誰もが納得してくれるだろう。
実は、秋葉原のメイド喫茶に詳しい人に「どこが"これぞメイド喫茶"と言えるお店ですか?」と尋ねると、「アキバにはありませんね」と言われるのが定説だったりする。そこで大抵薦められるのが、池袋の「ワンダーパーラーカフェ」。私もワンダーパーラーは大好きだ。そして私も今のアキバに"これぞメイド喫茶"は無いと思う。強いて言えば、タイムマシンがあれば行けるのだが・・といったところか。
フェアリーテールへ行くのは、タイムマシンに乗り込むようなもの。「ああ、まだこんな店があったんだ、あってくれだんだ」そんな言葉が相応しい。
実は何の不満もなかったわけじゃない。満席状態だったというのにメイドさんが店内に2人しかおらず、オーダーした品が何十分も出て来なかった。でも、不思議と何とも思わなかった。決して手を抜いてるとかじゃないからだ。ああ、アキバのメイド喫茶は手を抜いているんだ。手を抜く技法が確立されているあたりもなるほどアキバだな。あれおかしいな、涙で前が見えない。
ここには、失われたものが確かにあった。それは「時間」だったのかもしれない。言いたいことを分かってくれる貴方は、きっと満点をつけるだろう。

人件費ゼロ (2010/11/02)
ドミノピザ(株式会社ドミノ・ピザ ジャパン)が10月29日、たった1時間だけではあるが時給250万円のアルバイトを募集した。
これは恐らく「これ自体をニュースで取り上げさせて、ドミノピザの名前を全国に売る」という宣伝目的で、250万円というのはその宣伝費であろう。こう考えれば決して高くはなく、寧ろ安いくらいだ。案の定様々なニュースサイト等で掲載されたが、本格的に宣伝費を各メディア媒体に支払うことでドミノピザの名前を売って貰うより遥かに安価な上に宣伝効果も高い(つまり「これは広告ですよー!」というものではなく、ニュースとして大衆の目に触れるため、説得力が強い)。
このコラムでも過去何度も触れてきたが、メイド喫茶というのはお客さんの要望と人件費の高騰の板挟み状態にあって、なかなか低価格を実現し辛い業態である。お客さんはとかくメイドさんのバリエーションの豊富さを望み、かつ低価格を望む。しかしお店側としては、たくさんのメイドさんを雇えば人件費がバカにならない。そこで、1・メイドさんは必要最低限しか雇わない代わりに低価格路線。ただし華が無い店になる。2・メイドさんをバンバン雇う代わりに席料などを取ってボッタくる。その代わり派手な店になる。のいずれかの道を半強制的に選ばされている。中には3・メイドさんをバンバン雇うが給料はトンズラ、という法律的に許されない店も存在するがこれは論外。
いずれにせよ、メイドさんの人件費に頭を抱えるのがメイド喫茶なのである。これが普通の喫茶店と大きく違うデメリットだ。しかしこれは、給料を支払おうとするから噴出する問題である。トンズラも同様で、支払うと言いながら支払わないから問題なのだ。
そこで、メイドさんの給料を最初から無しにする、というプロモーションはどうだろう?
「メイドさんをやりたい女の子募集!当店は多数のメディアに取り上げられます。メディア取材OKな子優先!給料は出ません、全てボランティア、お給仕はご奉仕です!」きっと、これでもメディアで顔を売りたい地下アイドルなんかが集まるんじゃないかな、と。250万円の時給に飛びつくメディア達は、給料0のメイド喫茶にも飛び付くだろう。
おっと、パクる際には連絡下さいね。メイド喫茶の開店資金はもちろんお宅のモノですから、取り分は6(私):4(お宅)で!

経験者優遇 (2010/11/01)
どんな仕事でも求人に於いて「経験者優遇」というのはよくあることで、メイド喫茶のメイドさんのアルバイトにも勿論ある。これは当然、ある程度勝手のわかっている人なら安心して任せられる、ってことだが、メイド喫茶では「それは経験者優遇とは言わない」というパターンも多々見受けられる。これが酷い。
その昔、東京都は秋葉原に在った「アキバ学園メイド組(2008年4月30日閉店)」というメイド喫茶に、オープンとほぼ同時期に潰れた同じく秋葉原の「マインドガーデン(2008年3月23日閉店)」から流れ着いてきたメイドさんが何人か一緒に入った。ここまでは「優遇」の範疇だろうと思う。しかしお店に入って吃驚したのが、接客の流れも、例の「おいしくなるおまじない」のパフォーマンスも、全てマインドガーデンと同じものをやったのである。それは単に、「ねぇ、前の店ではどんなことやってたの?」と聞いて、そのまま採り入れただけ(この経緯は、後日改めて所謂「中の人」から詳しく聞いたもの)だ。
私が何について一番唖然としたかというと、「そんなことも決めずにオープンした」ということである。本当にメイドさんのお店をやりたかったのか?それにコピー元は最近「潰れたて」の店だぞ?潰れた店の接客、つまり不人気だった接客をコピーするって、どういう神経してるんだ?
ジプシー(何軒ものメイド喫茶を短期間で辞め、転々とする問題児)たちの大量同時離脱、大移動もこうした事態の起因に一役買っていると言える。特にオープニングスタッフで潰れたお店から流れ出た難民のような女の子を大量に雇ってしまうお店は派閥によって確実に「彼女(ら)色」に染められ、両方行ったお客さんには「同じ店」と思われてしまうことは必至である。しかしこのやり方で成功した例というのは未だひとつもない。結局この「アキバ学園メイド組」もわずか42日間で閉店となったが、当たり前と言えなくない。
メイド喫茶では、少々言い方は乱暴かもしれないが「ウチのやり方はウチのやり方、出来ない人は去って良し」、こういうお店の方がきちんと伸びるだろう。店によっては「友達同士は採らない」というところも稀に存在する。こういうお店は落とされたジプシーたちには概ね不評だが、実は堅実な営業には非常に重要なことだったりするのである。例え少しヘンなやり方であっても、他では決して味わえない独創性こそがメイド喫茶のウリなのだから、お客さんは"そこ"にお金を払うのだから。
というのも先日、秋葉原に10月23日にグランドオープンしたばかりの「はぁと オブ はーと's」に行って来て心底ガッカリしたのだ。多くは語らないが、こりゃあ、まるっきり「アノ店」じゃないか。

スイミン (2010/10/31)
昔、何かの漫画で「スイミンクラブ」というネタがあった。「スイミング」と「睡眠」をかけていて、「会費を払って雑魚寝、こんな倶楽部に一体誰が入る!?」というギャグだったのだが、近年では「ネットカフェ難民」という言葉も流行し、「お金を払って仮眠」というのは決しておかしなことではなくなった。
さて、メイド喫茶の楽しみ方といえば本を読んだり紅茶を飲んだりご飯を食べたりとシーンに合わせて幅広いものだが、よく「寝ている」お客さんを見かける。しかも、席料を払うお店で。寝られるくらい静かな空気のお店ということなのは分かるが、席料が勿体ない気が・・。寝るということはメイドさんがどうとかあまり関係なくなってしまうので、いっそのこと料金の安いネットカフェの方がいいのではないだろうか。それとも、「メイド喫茶でうたた寝すること」に価値を感じているのだろうか。だとするなら止めはしないのだが・・。
そういえば、ファミレスで寝てしまうお客さんは回転率を下げるので店員さんに起こされるらしいが、予め席料を徴収しているメイド喫茶では寝ているお客さんをメイドさんが起こしたというのは見たことが無い。メイドさんは優しいなぁ、、ではなく、もともと席料はオーダー無しで粘る人の為に用意されているものなので、「どんな過ごし方をしても、席料は発生しまっせ」というメッセージにも見えて、妙に現実的だ。
もしかすると、そういった観点から見れば「うたた寝してもつまみ出されない唯一の飲食店」という解釈が出来るのかもしれない。都会の喧騒に疲れ、癒しを求めて、、というのもメイド喫茶の醍醐味の一つであると考えれば、まぁ間違いではないのかも。
「寝られるくらい静かな店って、どんだけ退屈なの?」と思う方もいるかもしれない。しかしメイド喫茶にはいくつかの種類がある。メイドさんとじゃんけん大会をしたりして盛り上がるのがウリのお店もあれば、静かにゆっくり流れる時間を満喫するのがメインというお店もある。だから、退屈なんじゃなくてそれがウリであって、お客さんもそれを求めてくるから問題ない。
それから、何も後者のお店でしか「寝る」お客さんを見たことがないわけではない。そこは「オタ芸OK」、何時間かに1度、メイドさんのステージがある。大ボリュームでアニメソングを熱唱するメイドさん、それに手拍子や掛け声で応援をするお客さん・・店内はまさしくボルテージ最高潮だが、その中でも寝ている人は寝ている。余程疲れているのだろうが、なら帰った方が・・。メイドさんも「お帰りになってゆっくり休んだ方がいいですよ?」くらい言ってあげて欲しい。

改造計画 (2010/10/30)
メイドさんのいるゲームセンター、通称「メイドゲーセン」という業態がある。これがゲームセンターとしても、メイド産業としても、どちらにしても高い評価を受けているという話を聞いたことが無い。それは何故か。
ゲームセンターは性質上、メイドさんとは親和性が低い。理由は2つある。
まず1つ目は、客の滞在時間が短いということだ。観光客向けのプライズゲームであれば、店の入口付近(最悪の場合、店内に入ることすらない)でわずか数十秒で終了となる。これではメイドさんが絡む余地がない。
2つ目は、ゲームしない人とする人に差をつけにくいということ。メイドゲーセンの場合、メイドさんは「そこにいる」だけというのが定番である。従って、単にメイド服の店員さんを観賞して帰るというのはタダでも可能だ。また、設置してあるゲームにお金を費やしても何の特典も得られない。
以上のことから、メイド喫茶はメイドさんに会うために行き、メニューという名目の滞在費を支払う場所であるが、メイドゲーセンはそもそも「滞在」の概念がないためこうしたビジネスモデルが成り立たないのである。私的に言えば、「メイド喫茶イズム」が薄いという感じ。ポイントカードを発行したり、メイドさんとチェキが撮れるお店もあるけど、メイド喫茶らしさというのはそれだけじゃないんだということが良く分かる。
さて、もしもこのメイドゲーセンに、今ある所謂「メイド喫茶」のソレをもっていってバリバリにチューンアップしたら一体どのような形態になるのだろうか?ちょっと考えてみよう。
まず、ゲーム機にクレジットを投入したらゲーム中はメイドさんが話しかけてくれる。お客さんはそれが欲しくて、別にやりたくもないゲームをプレイ。うん、おかしくなってきたぞ!
そして滞在時間の短いクレーンゲームは最低5プレイ(500円)から。プレイ中はメイドさんが応援してくれる。普通のゲーセンなら1プレイオマケ(6プレイ500円)のところ少し損をしているが、お客さんはメイドさんと話したくて地元のゲーセンじゃなくわざわざ電車に乗ってメイドゲーセンまでやってきているのだからこれくらいのボッタくりは諦めろ!当然、アームの強さは全部「最低」だ。でもお客さんは別にゲームをしたいわけじゃないので、そんなことはどうでもいいのだ!
そして「見ているだけ」厳禁!見ているだけの人とはメイドさんは口を聞くな!メイドさんとの会話こそがメイン商品なんだから!
・・なんというか、メイドゲーセンはメイドさんとは合わないけれど、今のままでいいと思った。

メイド喫茶ジャーナル最終回 (2010/10/29)
このコラムも残すところあと10回の更新となった(全365回)。その後は新しい展開を考えているのだが、そのスタートまでもう少しだけ、駄文を描き散らすかも知れない。お付き合い頂ければ幸いである。
いつかはやってくるであろうこのサイトの最終回。その時は、それまでブックマークに登録、連日巡回し続けてくださった皆さんには凄いプレゼントというか、お礼をすると決めていたりする。

東京のメイド喫茶は全国的にみると、料金がかなり高い水準で推移している。例えばチェキ。大阪のメイド喫茶なら平均すると300円〜500円といったところだが、東京では300円でチェキが撮れる店は皆無だ(昔は旧カフェドールが1枚250円だったけど)。また、秋葉原では新常識となりつつある「席料」についても大阪では席料を取る方が少数派である。そういった意味で、全国のメイド系店舗を制覇しようと考えるなら、大阪の人が東京に来た時の価格ギャップほど厳しいものはないかもしれない。逆に、東京に慣れきったマニアが他の地域へ行こうと考えるなら、それはオマケを消化する程度の感覚でイケるだろう。交通費はかかるけどね。
と、こんな話を先日某メイド喫茶でメイドさんとしていたら、隣の席のご主人様が割って入ってきてこう言った。「そうですよね、東京って高いですよね!」どうやら大阪のメイド喫茶は結構巡ったことがあるらしく、ポイントカードの束を見せて貰った。おお、凄い・・
しかしその次に出た言葉がお店全体に神風を吹かせた。「こないだなんかオムライスで5千円もしましたよ〜!」
どこの店ですか?ってかそれ、本当にメイド喫茶ですか?キャバクラじゃないんですか?いや、キャバクラでもせいぜい3千円くらいのような気もするが。。もしや笑わせようと思って言ったのか?
以前、あるマニアな友人といくつかのメイド喫茶を巡った時、「メイドさんがメニューを持ってきた時、はじめにメイドさんを笑わせた方が勝ち、負けた方がその店の会計を奢る」というミニ・ゴチバトル(勝手に)を開催したことがあるのだが、このネタには勝てない。。次回開催時、絶対に使おう。うん。ちなみにその時の戦績は5戦中4勝1敗。渡されたメニューを上下逆さまに持って「・・メザシ」と、メニューに無いものをオーダーするのがやたらウケた。メイドさんのナチュラルな笑顔を見たい方は是非、やってみて下さい。メイドさんがここを見てるんじゃないかという方は、メザシの部分をプレーンピザに変えるとかして下さい。

制服交換イベント (2010/10/28)
メイド喫茶には、近隣のメイド喫茶同士のお客さん共有を目論んだ「制服交換イベント」というものがある。これは読んで字の如く、メイドさんのメイド服を交換して常連さんに気分一新チェキを撮って貰ったり、場合によってはメイドさんも何人か交換して両店舗でスタンプラリーなどを実施し、お客さんに二店舗巡って貰うように仕向けたりするもの。交換するお店の組み合わせによっては、絶対にチェキが撮れないお店とチェキが撮れるお店で交換した場合、レアなチェキが撮れるかもしれないなどのサプライズもあったりする。
最初に断言してしまったが、当然これは「集客」目的である。従ってこれを頻繁に行うようなお店というのは集客に困窮している可能性大となる。これが悪いというわけではない。メイド喫茶は商売であるから、お客さんが少しでも増える可能性があるならどんどんやるべきだ、と思う。いや、思っていた。
当然のことだが、このイベントをやれば店が浮上できるという保証はない。あくまでも「保険」であり通常営業に戻った後、何の意味もなさないこともあるだろう。中には、制服交換イベントをして潰れたメイド喫茶もある。
あるメイド喫茶で、集客に頭を抱えていた店長に常連のご主人様が提案した。「どこか人気の店と制服交換イベントでもやったらどうでしょう?」店長はこう答えた。「おっ、それ、いいねぇ。声かけてみようかな。」
しかしいつまで待ってもイベントが行われることはなかった。ある日、気になっていたので私は訪ねてみた。「店長、制服交換、いつやるんですか?どこかやってくれるお店ありました?知り合いのオーナーとか、紹介しましょうか?」すると店長は、真剣な顔でこう返してきたのだ。
「考えてみたんだけど、制服を交換したりメイドさんを交換するってことは、期間中はウチのカラーが失われるってことだよね。そこまでして存続にこだわるくらいなら、いっそのこと店閉めるわ。」
もしもこのお店が株式会社だったら、株主総会で満場一致でクビを宣告されそうな発言である。しかし、これこそがメイド喫茶だ、とも思った。さながら「客を選ぶ、ガンコ親父のメイド喫茶」といったところか、この店長がねじりはちまきで腕組みして険しい顔でポスターを撮れば完璧だ。
メイド喫茶はこれだから面白い。ある意味では、もっともメイド喫茶の店長らしいなと感じた。
その後この店は売られることになったが、新たな買い手には操縦し切れずにお客さんが飛び、結局制服交換イベントはしたんだけど、すぐに閉店となった。あの店長はいい意味でバカで、そしてお客さんは幸せ者だったのではないか。

情報というもの (2010/10/27)
海外旅行で値札の無い店での店側の言い値による買い物をして、拙い英語で「でぃすかうんとぷりーず」などと値切った経験のある人なら分かるだろうが、あれで安く買うには基本的に「欲しそう」にしないことが重要となる。商品を見て驚いたり喜んだりすると向こうは「脈あり」だと判断してふっかけてくる。これはごく当たり前の人間の心理だろう。
貴方は、インターネットの「掲示板」や「レビュー」等を信用しているだろうか?
例えば、「ここはいいお店です。」「オススメ!」などとたくさん書かれていたら、さすがにそれを100%鵜呑みにするわけじゃないが、少なくともテレビや雑誌などの旧マスコミ媒体に比べたらよりユーザー目線の「生の声」に近いと考えていないだろうか?
とあるメイド喫茶ではそこに目を付け、所謂「工作員」を使って掲示板で多勢を装い、自分の店をプッシュしたりしている。また逆に、「ここは悪徳」「ボッタくり、注意!」などライバル店の信用を落とすための書き込みなども行われている。これは都市伝説でも何でもなく、ごく日常の話。
もちろん、まともなユーザーの書き込みもたくさんあるのだろうが、憶測以外では区別がつかない。
いったい何故このようなことになるのかというと、それは「たくさんの人が"生の声"だと考えているから」としか言いようが無いのだ。
情報というものは、それを信じる人が多くなればなるほど腐って行く。というか、悪用出来るようになってしまう。とても残念なことだ。私たちユーザーは、正しい情報を手に入れたいと願えば願うほど、嘘の情報を高く買わされることになるのである。そしてこのスパイラルから抜け出せない。
私は自他共に認める廃人クラスの「マニア」なので、ネット掲示板の書き込みで行く・行かないを左右されるほどヤワではない。寧ろ「クソ」などと書かれている店があれば「どんなクソなんだろう?一度体験せねば!」と逆効果を与えるから無駄だ。ただ、全ての人がこのレベルに達するとは思えないしその必要もないので、もっと注意した方がいいと警鐘を鳴らしておこう。世の中は、必ずしも善意で出来ているわけじゃないということを、いつも頭の片隅に置いておくべきだ。
工作員にやらせの書き込みをお願いしたりという「努力」をするなら、放っておいてもお客さんが「いいお店でしたよ」と書き込んでくれるようなお店にする「努力」をするべきなんじゃないかな。

換金 (2010/10/26)
私はメイド喫茶のチェキのコレクターだが、メイド喫茶に通っていてチェキには全く興味がないという人も勿論いる。そういう人は、例えばポイントカードの特典で撮れるチェキも撮らずに、満タンのカードをただ集めていたりする。それはそれで、素晴らしいコレクションだと思うし、理解出来ないということはない。
だいぶ昔の話なのだが、あるメイド喫茶で私と同じように全国のメイド喫茶を巡るのが趣味だというご主人様と軽く意気投合して話していたのだが、どうやら彼はチェキには一切興味がないらしく、「ポイントカードの特典は、チェキじゃなくてお会計から1000円割引とかがいい」と言う。現に、ポイント2万円分で満タン、満タンの特典は集合チェキまたはお会計から1000円割引などというシステムのお店は多い。そこで、「じゃあその満タンのカード、売ってくれませんか?」と冗談で尋ねてみた。すると「店長さんに聞いて、イイって言ったらいいですよ」と快諾してくれた。
その後店長さんに聞くと「どうせそのお金はすぐにお店に落ちるんだからいいよ」と半笑い。そこで「一体いくらで売って貰うか」という話になった。向こうは私の付け値でいいと言う。
このお店には、チェキというメニューはなく、チェキを撮るにはポイントカードを満タンにする以外の方法は無い。だから私的な価値としては、この集合チェキは2万円なのである。しかし、彼はそれを1000円に換金したいと言っている。じゃあ1000円か?いや、さすがに1000円はないよな、などと色々考え抜いた結果、「さ、3000円でどうですか・・?」と恐る恐る尋ねたところ、彼、店長さん、その場にいたメイドさん、他のお客さん全員が満場一致で「高すぎる!」と言うのである。でも私は3000円支払った。私にとっては3000円は安すぎる、「高い!」はもはや神のお告げかと思ったのだが、彼は「500円でもよかったのに、ラッキー」と喜んでいた。まぁ、喜んでもらえたなら良しとしよう。
ちなみに私は、どんなに要らなくても、そのお店が好きで通っているのだから記念撮影と思って撮っておけばいいのに、、わざわざ換金しなくても、と思った。
けど買った。2枚も。通常のメイド服と、コスプレイベントデーとで2枚撮りたかったのだ。
この時何が最も面白かったかというと、その6千円(2枚分)であれやこれやとフードや飲み物を注文しまくってものの数分で使い果たしたことである。同じメイド喫茶のマニアとはいっても、こうも価値観が違うものかととても勉強になった。そしてそんなにもズレているのに楽しく話せるところが興味深い。

ジャッジ方法不明 (2010/10/25)
雨の日というのは外出が億劫になる。当然、メイド喫茶も売り上げが落ちるわけだが、そこで有用なのが「雨の日はポイントが2倍!」などのサービスである。
メイド喫茶にはもともと「お嬢様はポイント2倍!」というお店が多く、この場合さらに雨の日だと合計で4倍になったりするので、チェキコレクターの私はポイントカード満タンでチェキが撮れるお店で、かつこれらの特典が受けられるお店をリストアップし、雨が降っているのを確認したら「今だ!」とばかりに秋葉原に繰り出したことがある。こうするとあっという間に貯まる。例えば、ご主人様なら3万円で満タンのカードもお嬢様+雨の日特典を駆使すれば八千円弱で満タンだ。ご主人様が真面目に集めるのはお金がかかるなぁとしみじみ思う。恐らくご主人様とお嬢様でチェキ対決をしたら確実にお嬢様が勝つだろう。って、そんなもの誰がどうジャッジするのか不明だが・・。
さて、ある雪の日、某メイド喫茶では「雪の日特典でポイント4倍!お嬢様はナント8倍!」という前代未聞のインフレ、ポイントのバーゲンセールを行ったことがある。この時、「さすがに雪だから空いてるだろうな」なんてことを考えながら遊びに行ったのだが、皆同じことを考えていたらしくなんと待ち時間が発生していた。雪なのに待ち時間が発生する喫茶店、素晴らしい効果だ。これがただの喫茶店なら、例えポイントカードを導入していてもこんなことはまずあり得ないだろう。
ところで話が前後するのだが、メイド喫茶のポイントは基本的に、メイン客層であるご主人様に関してはガチンコの体制がとられている。欲しがっている人に高く売るのは、商売だから仕方ない。誰だって「買います」と言っている人にわざわざ値引きしないはずだ。この様子から、ご主人様が如何にメイド喫茶のポイントを集めたがっているかが伺えるというものである。
そこで、これを倍、もしくは4倍の速度で集めることが出来る裏技を紹介しよう。
それは、女装してお嬢様として来店する、とかじゃない。実はとても簡単な話で、女の子と一緒に行けばいいのだ。メイド喫茶に行ってみたいという女の子はSNSサイトのコミュニティなんかで探せばそこらじゅうにいるだろう、場合によってはオフ会でもいい。
それも難しいとなれば、最終手段で「メイドガイド」のメイドさんと行けばいいじゃないか。よくよく考えたらメイドガイド代をそのメイド喫茶に落とせばポイント貯まる気もするけど。。

キャッシュフロー (2010/10/24)
メイド喫茶の常連さんの中には、一体どうやってこんなに頻繁にお店に通うお金をねん出しているのかと不思議になるくらいお金持ちな人がいたりする。昔よく話したYさんというご主人様は、あるお店で一回来店するごとに平均5千円ほど使っていた。それもほぼ年中無休で。単純計算で5千×30で15万、その他にも自宅とそのメイド喫茶の最寄駅までの定期券まで作っていて、給料がいくらなのかとても気になった。
とはいえ、私も全盛期は1週間に40軒は行っていた人なのであまり笑えない。恐らく交通費込みで月50万は遣っていただろう。昨日の記事ではないが、「バカ」と言われても仕方ない。きっと、私が他のお客さんが気になったように、周囲からも同じように思われていたことだろう。
私は著述業を生業としている関係上、校了後はドカっとまとめてギャラを貰って暇が続くという特殊な人間だが、そんな人は全体から見てもほんのわずかだろう。そこで気になったのが、メイド喫茶の常連さんの職業である。金銭面でもそうだが、ランチタイムにほぼ毎日現れるご主人様は、その時間帯がヒマとは一体?
私の調査結果(恐ろしく母体が少ないので参考にならないが)だと、ほとんどの人が夜勤労働者だった。上記のYさんは印刷工場の夜の時間帯のリーダー、私がそこで感動したのは、夜勤明けとメイド喫茶のランチタイムは少々ズレているので、彼は適当にファーストフード店で時間を潰してから来ていたということだ。飲食店に来る前に飲食店とは深い。これにはメイドさんもツッコんでいた、「疲れませんか?」と。。あの時の「ううん?全然!」という素敵な笑顔は忘れない。話をしたところ、会社で仕事の時間と自宅で寝る時間と移動時間以外はすべてメイド喫茶にいるという。これぞ常連の鏡!と思った。
ちなみに、私の職業はメイドさんによく聞かれた。この時、何を言えば一番ウケるかこれまた独自調査したのだが、もっとも評判が良かったのは意外や意外、「ニートです」だった。ニートがそんなにお金を持っているわけがない、ということだろう。「ニート・・株で当てたんですか?」と聞かれた時は、思わず吹いた。そうか、そういう選択肢があったか、と。株で大金を手に入れたら、家にメイドさんを雇います。
他にも一度、「探検家」と答えたことがある。ある場所で金脈を見つけてしまった、と真剣な眼差しで。するとほとんどのメイドさんは「はいはい」「またまた」と笑ってくれたのだが、一度だけ「えっ・・本当ですか!?」とマジレスされて困ったことがある。いや、困らせたのは私ですね、ここをもし読んでいたら、謝ります。ごめんなさい。
メイド喫茶でこういう楽しみ方をしている人は、私だけでいい。

何度も (2010/10/23)
遠方のメイド喫茶に行く為だけに新幹線や飛行機に乗ったことのある方もいるだろう。私もそうだ。それもたった一軒の為に、目的達成したら直帰することも厭わない。ある人には「メイド喫茶バカ」と言われたが褒め言葉として受け止めている。
メイド喫茶密集地帯は全国にいくつかあるが、店舗数的に1日で回り切れないといえば東の秋葉原と西の日本橋の2か所になるだろう。いずれの場合も全店舗巡ってみたいと考えるならそれなりの休暇と、「ネカフェ難民」するなど滞在費が必要となる。或いは、何度も足を運ばなければならない。即ち、メイド喫茶以外の部分にお金を費やす必要があるわけだ。従って、一軒にかかる料金を計算する時は交通費と滞在費を足す必要があるので、店舗数次第では一軒平均1万とかかかる場合もあったりする。この辺をどう捉えるかがメイド喫茶巡りを締めくくる上で重要になってくるだろう。
私は日本橋のメイド系店舗を巡るのに、全7回(往復14回)ほど新幹線に乗った。それでも全店舗制覇は出来ていない。何故なら、次々と新しいお店が出来るからである。その意味では、もっとも制覇が難しいのは秋葉原である。
秋葉原のメイド系店舗の制覇が難しいのは、店舗数が多いのもあるがもう一つ、閉店スピードも速さも手伝っていると言えよう。例えば九州に住んでいるマニアが半年に一度秋葉原へ遠征して、その間にオープンした新店舗を巡ろうと考えても、秋葉原では半年もたない新店舗が多々ある。言い方は悪いが「潰れる前に」を実行するのには何度も何度も足を運ぶ必要があり、ハンパじゃなくお金がかかってしまうのだ。
またもう一つ、秋葉原のメイド系店舗巡りを難しくするここ最近の新要因として、開店時間の遅さというものがある。これが3年前なら午前中、遅くてもお昼ごろには一斉にお店が開いたものだが、今は午前中はお客さんがあまり来ないので夕方5時オープンなどということが多い。その為、例えば秋葉原に滞在したとしても行動開始出来る時間帯が限られてくるため、結果として1日で回れる店舗数がガクっと減ってしまう。この場合、まずお昼から開いているお店をリストアップしておき、次に夕方から開く店を一気に回るなどの戦略性が必要になるだろう。
この為に思い切って東京へ引っ越してしまった人すらいる。私は「バカ」なので、この人の気持ちは分からなくも無い。

白紙契約 (2010/10/22)
キャスト依存度の高いメイド喫茶では、特定のメイドさんにお店を辞められてしまうと基盤が揺らぐ死活問題となる。そこでメイドさんを繋ぎ止めておくために、「他のメイド系店舗で働く場合、迷惑料を支払う」などの罰金制度を設けているというパターンが多く散見される。この迷惑料の相場は数百万から数千万に上るという。
そんなのただの恐喝じゃないか、と思うかもしれない。しかしこれに悩むメイドさんのほとんどが、お店に入る段階でこのことについて契約書を交わしている。これが後にメイドさんの口を封じることとなるのだが、、未だこの実態はあまり知られていない。
並の考えならそんなムチャクチャで一方的な契約、ハナっから結ばないだろう。とはいえ、実際にこれに縛られて脅かされているという例はそこかしこで聞く。
本当に無茶苦茶なら無視するか警察に相談すればいい。ところが彼女らは相談しない。一体何故だ?
これは現在某メイド喫茶から2000万円請求されているという元メイドさんの話だ。お店に入る時、メイドさんとしてアルバイトをする上での約束ごとをまとめた契約書に署名捺印したという。その段階では「他店で働いたら2000万円支払う」などとは微塵も書いていなかったと主張する。
さて、その書類の写しを見せて貰ったのだが、第五項という項目にこう書いてあった。「〜中略〜 お店に損害を与えた場合、被害額を弁済する」、これが曲者である。
メイドさんはこれを、「不注意でカップを割ってしまったりしたら、カップ代を弁償する」程度に考えていたという。しかし店は「他店で働くということはウチの常連さんを奪う行為、これはウチの店に損害を与える行為」とし、弁済額として2000万円を提示してきたのだそうだ。一見するとお店側の主張もてんで明後日の方向を向いているというわけでもないように見える為、払わなきゃいけないのか?と悩んでいたそうだ。
他にもメイドさんや元メイドさんからよく相談メールが来るのだが、基本的にこの類の請求については支払う必要は無いだろう。法的根拠のない巨額な請求は契約として認められないから安心していい。
しかし、「どのようなケース」で「いくら」支払うのかが白紙状態の契約書に署名捺印とは、「私を煮るなり焼くなり好きにして下さい」という宣言にも取れかねない。契約書にサインというのはそういう恐ろしい一面もあるのだ。
そもそもサインをしたからビビるのである。こういう時はきちんと細かな条件を書いて貰うまで絶対にサインしてはいけないと肝に銘じておこう。

フリーライド (2010/10/21)
メイド喫茶の中には、「メイド喫茶でガチンコで儲けよう」という気がない店もあったりする。これはどういう意味かというと、メイド喫茶単体で儲けるのは人件費が下げ辛いなどの理由もあってなかなか難しいが、メイド喫茶という記号のドミナント効果にただ乗りだけはしたい、という商法である。
例えば、ブランドの定着や宣伝効果を狙うものがある。その最たる例は東京都は秋葉原の「ミアカフェ」であろう。ミアカフェは赤字だそうだが、では一体何故、やればやるほど赤字になるものを何年も運営するのだろうか?それは、ミアグループのブランド名を売るためと考えられる。コスプレ衣装やメイド服を扱うミアグループとしては、「秋葉原で老舗メイドカフェを経営している」という称号は多少の身銭を切ってでも欲しいものだろう。従って、ミアカフェについては「ミアカフェ単体では赤字だが、ミアグループにとってミアカフェの赤字は広告費」と言い換えることが出来よう。
また他には「系列店への誘導」というものがある。代表例で言えば秋葉原の「グランヴァニア」か。当然のことながら表立ってやるものではないので公式発表などは無いが、グランヴァニアが店内でどのような「勧誘」をしているかは何度か通った人ならよく知っていることだろう。あの家賃を考えれば頷けなくも無い。他にも似たようなやり方の店に「メイリラックス東京(2008年9月30日閉店)」などが在った。
他にもメイド喫茶とキャバクラの二毛作などいくつか手法はあるのだが、こうしたやり方が悪いとは私は思っていない。寧ろメイド喫茶としては上質な店を、安価で運営することが出来るようになるからだ。さしづめ「資金注入」とでも言おうか、それより、「メイド喫茶でガチンコで儲けよう」というお店の方がガツガツ席料を取ったりしなければならないので、お客さん的にはとても居辛い空間になってしまう可能性がある。メイド喫茶という巨大なフリーライド文化をどうビジネスにするか、という意味では、変な言い方かもしれないがこちらの方が実は賢いと言える。
勿論、これらのやり方でも「主軸となる方の商売が上手くいっている間はいいが、そちらの売り上げが落ちてきたら即座に宣伝媒体であるメイド喫茶を切る」という風に設計してあるものだろう。今月3日に閉店したエムファクトカフェもそうだった。「(お客さんにとっての)いい店から閉店して行く」のにはこうした裏があったりするのだ。
この傾向は今後も続くことだろう。今のメイド喫茶業界は、持久戦の様相を呈している。「いい店から閉店」しないように、貴方の好きなお店にはきちんとお金を落としてあげて欲しい。

一切なし (2010/10/20)
東京都は六本木に「アークエンジェル東京」というメイド喫茶がオープンした。この店、現時点では公式ホームページも公式ブログも一切ない。そんな店にそもそも私がどうやって辿り着いたかというと、街を歩いていてたまたま見つけたからである。
以前「チャーミースノーアイス」というメイドクレープ屋が池袋に在った(2010年8月30日閉店)。この店、だいぶ良店だったと記憶しているがやはりホームページが無かった。聞けばそこの関係?らしい。また、「フィーユ」から花が来ていた。
行ってみたい方のために場所を説明しておこう。六本木の交差点からドンキホーテ側に直進、ドンキ先のローソンの向かいのビルの9階。
メイド喫茶にとって公式ホームページは必須条件だと思っている私からすれば、ブログすらないというのはメイド喫茶以前に「商売」としてどうなの?と思う。告知一切なしということは住所すら分からない。私のように六本木の街を歩いていて偶然見つけたという人以外は辿り着けないということだ。
以前、こうしたホームページを持たないメイド喫茶のオーナーに「なんで?」と質問したことがある。するとこう答えが返って来た。「メイド喫茶のファンっていうのは、どうせ勝手にブログやら何やらで「行って来た」と宣伝してくれますから、ホームページは要らないと思ってます。」
確かに一理ある。メイド喫茶のマニアは頼んでもいないのに熱心にお店をネット上で宣伝してくれるのは事実だ。しかし所詮それは日記の類であって、地図や住所、営業時間などを正確に記述してくれる都合のいいネットユーザーが、お客さんの中からタイミングよく現れるとは限らない。
それにメイド喫茶はリアル世界での商売であってホームページでは直接利益が出るわけではないので、メイド喫茶のホームページ=広告だと思う人もいるかもしれないが、ホームページはネット広告ではない。お客さんがブログやツイッターなんかで取り上げてくれるのはネット広告代わりにはなるかもしれないがホームページ代わりにはならない。メイド喫茶の広告がホームページなのではなく、メイド喫茶のホームページの広告がネット広告なのである。だからホームページが無くていいという結論にはならないのだ。
ネット世代にしてみれば、ホームページが無い=店が無いと等価の問題である。アークエンジェル東京はそこを除けば決して悪い店ではない。せめて早いうちにお店ブログくらい開通してほしいものだ。

人気と儲け2 (2010/10/19)
美味しいハンバーガーが売れるわけではない。ハンバーガーが美味しいか不味いかが分かるのは食べた後、つまり買った後であり、美味しいから買うのではなく、美味し「そう」だから買うのである。美味しいかどうかが影響するのは「リピーター」の部分だけだ。
ところが、良いお店だからお客さんが入る、お客さんが入っているからどんどん支店を出す、、そんな風に考えている人は数多い。
であるならば、借金してでも「支店をどんどん出せ」ばそれは良い店だということになるわけだ。私たちお客はさすがにどんなバカでもズボラでも、「それ相応の証拠が無ければ信じない」と考えているが、ということはどんな手段であれ証拠さえでっち上げれば信じ込ませることが出来るのである。
前回の記事で、ドラクエの人気タイトルを「III」とした人は、よいメイド喫茶を作ることは難しいだろう。何故ならそれはミスジャッジだからだ。 メイド喫茶の歴史に於いて、良いと評価された店というのはブームの立役者になった店であり、ブームを終わらせた店ではない。当然のことながら、ブームを終わらせた店はブームのピークを掻っ攫った店であるから売り上げはトップだし客数もトップだったわけだ。しかしその店にはリピーターがつかなかった、つまらないと判断され客が飛び、そしてブームが去ったわけだ。
作るべきメイド喫茶はドラクエ「II」のようなお客さんに支持される店であるが、「III」の段階から進出し、過去の、他者の財産にただ乗りする形で市場を食い荒らした店もある。そしてとどのつまり、現在の業界は「IV」の状態に置かれているのだ。
ドラクエは「V」が良かったから救われた(VIが売れているから)。お陰で現在も続く人気シリーズとなっている。
ではメイド喫茶の未来はどうだろうか?果たして本当に席料を取っている場合か?
今のメイド喫茶には信用がない。それは一部の店が散々無茶苦茶な営業をしてきたからだ。そしてまずそれを払しょくすることから再スタートすべきところを、自己防衛の意味の値上げでますます乖離している。このままでは浮上など到底無理な話だ。
面白「そうな」店は必ずしも面白「い」店ではない。面白そうな店を作るのは良い、しかしそれは同時に面白い店であって欲しい。儲かればいいというのなら、ますます面白い店であって欲しい。そうでなければ未来など無いのだから。未来とは、10年後のことじゃない、明日のことだという認識を持って貰いたい。

人気と儲け1 (2010/10/18)
メイド喫茶を作る、それにはどんなお店に人気が集まっているのか、そしてそれは何故か、ということを分析することが大切だ。
商品は、人気があるから売れるのか、売れたから人気があるのか。。ニワトリが先か卵が先かではないが、「人気と売り上げは必ずしも比例しない」ということを理解していないとヘンテコなメイド喫茶を作ってしまうことになるだろう。現にいくつか、勘違いを起こしているメイド喫茶は存在する。
ここで最も分かりやすい例として、人気ゲーム「ドラゴンクエスト(スクウェア・エニックス)」シリーズの過去の作品の売り上げ本数を見て欲しい。
・ドラゴンクエスト 約149万本 ・ドラゴンクエストII 悪霊の神々 約241万本 ・ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 約380万本 ・ドラゴンクエストIV 導かれし者たち 約304万本 ・ドラゴンクエストV 天空の花嫁 約280万本 ・ドラゴンクエストVI 幻の大地 約320万本 (データ引用元:Wikipedia)
このデータが信用できるものとし、では一体どの作品が一番「面白い」とお客さんに評価されたかを考えてみよう。一番売れたのは「III」である。ネット上などで資料を集めても、IIIが一番面白かったと言うユーザーは数多い。だから、やっぱり「III」だ!というのは少し待って貰いたい。
では、次の「IV」に注目してみて欲しい。IVは売上を大きく落とした。「IV」はつまらなかったんですねぇ、と考えるなら、それも少し待って貰いたい。
ゲームの中身が面白いかどうかを判断出来るのは、そのゲームを買った「後」なのだ。つまり、「売れたかどうか」は「面白いかどうか」とは本質的に無関係なのである。少なくとも売れた(買った)時点では「面白い」かどうかはお客さんには一切分からず、面白「そうかどうか」を判断したに過ぎない。ということは、前作が面白かったから次回作も買おう、若しくは前作がつまらなかったから次回作は買い控えよう、というのが発売前の正当な評価であり、従って「IV」→「V」の売り上げが下がったことを考えれば「IV」はつまらなかったと判断されたと言えるし、「III」→「IV」も下がっているので「III」もつまらなかったと判断されたと言えよう。もっとも面白かったと評価されたのは「II」ということだ。
さて、ここからが本題だ。メイド喫茶ブーム、メイド喫茶バブルを支えたメイド喫茶とはいったいどこだったのか?そして最もつまらないと評価されたメイド喫茶とはどこだったのか?続く

成長限界 (2010/10/17)
バブルというのは「ポテンシャル超えの時価を不当につけられる」ことで始まり、「やっぱりあれはポテンシャル超えだった」と判断された時、つまり正当な評価を受けた時に終わるもの。これは普遍的な定理である。
メイド喫茶という産業は現在どう考えても頭打ち状態にあり、根本的な打開策、例えば今まで絶対にメイド喫茶に興味すら持たなかったような層に興味を持たせることの出来る構造、宣伝などを実現するか、それともメイド喫茶からの脱却を図るなどしない限り、パイは減り続けることは確実という状態にありながら、何故か店舗数だけは横ばい、こと秋葉原だけ見れば微増、という状態にある。これが何故成立しているかというと、未だに新規参入の店舗が時価を誤認しているからに過ぎない。それに対し、客は冷静だ。
さて実はもう一つだけ、業界が浮上する手段がある。それが「店舗数を減らす」ということだ。だがこれは非現実的というか、例えばある店が、ウチ以外のメイド喫茶を全部潰したい!と言ったところでそれは実現出来ない。すなわち、無い、ということになる。
だが、、どうだろう?本当に無いだろうか?それは、あくまでも現状のルールに則った話。ルールを無視すれば、変えれば、不可能ではないのではないか。
#289で少し書いたのだが、もしも法律でメイド喫茶が区分され、「こういう店はNG」などとハッキリした線引が出来、その中でいくつかのメイド喫茶が閉店などということになれば事態は変わるかも知れない。例えば、あの千代田区議会議員に立候補する今田なおさんが来年の選挙で当選したら、ミアカフェにはそういうことも可能だろう。聊か乱暴だと思われるかもしれないが、「そういうことはない」という前提もよっぽど乱暴だ。彼女の立候補については「何故立候補?」とよく耳にするが、これなら合点がいく。というより、これでしか納得出来ない。だからこそ期待なのだ。秋葉原の浄化になるのなら、地元企業の寮などから大量票が見込めるではないか。これは当たり前のことなのだが、千代田区議会議員選挙において、メイド業界は票に一切関係ないのだから。もしあれをイロモノだと認識しているならそれは早とちりだろう。
今のメイド喫茶の課題は脱却か潰し合いかの二極分化を脅迫的に迫られているということに尽きる。メイド喫茶として残るには即ち潰し合いに参加することを意味し、脱却するならそれはメイド喫茶ではないということになるだろう。だってメイド喫茶というバブル崩壊市場に残されたパイの数は、現状の店舗数を持て余しているのだから。

やっぱりそうだと思いました。 (2010/10/16)
メイド喫茶でメイドさんと話す話題の中で、"つかみ"として広く通用するからだろう、どの店でもよく出るものに「血液型」の話がある。これは、ご主人様・お嬢様の血液型は何ですか?から始まってメイドさんと「当てっこ」したり、という流れだ。
とても不思議なのだが、全国津々浦々、どのメイド喫茶でどのメイドさんと血液型の話をしてもほぼ必ず同じことを言われる。まさかどこかの書店に「メイド喫茶・メイドさん会話必携マニュアル」なる本でも売っているのかと勘ぐってしまうくらい、異口同音に。(注:そんなものはありません。)
例えば、私はO型である。「お嬢様の血液型って何型ですか?」と聞かれ、Oですとマジレスすると「やっぱり!そうだと思いました!」と喜ばれる、というもの。
A、B、O、AB。人間が4種類しかいないわけがない、という「血液型占い」に関する議論はこれまで散々され尽くして来ただろう。本稿は占いの是非を問うものではない。その辺については#041あたりを読んで頂こう。
過去、あまりにも「やっぱり」と言われるので、嘘をついて「Aです」「Bです」だのと言ってみたこともある。しかしメイドさんはこう言う。「やっぱり!そうだと思いました!」
というわけでこれは、血液型をどうこうということではなく、単なるコミュニケーションの一環ということ。マジレスしてみたり、嘘をついてみたり、何でもよかったんだ。だから、「そうだと思いました!」と言われたら「すごーい!どうして分かったんですか!?」と答えてあげるのが筋だろう。多分、ここまでが"ワンセット"なのである。そう、「必携マニュアル」に書いてあるんだ(注:くどい)。
なので、ここで誰にでも簡単に出来、しかもメイドさんに「すごい」と驚かれる手品を伝授しようと思う。まず、お店の中で血液型の話が出たら、こっそり、財布の中にあったレシートの裏にでもいい、ペンで「血液型を聞いて、"やっぱり!そうだと思いました!"と言う」と書くといい。で、それを小さく折りたたんでテーブルの上に置こう。そしてメイドさんに血液型を尋ねられたら適当に答え、その台詞を聞く。聞いたらお約束で「すごいですね、どうして〜」と言ってワンセット終了後、ところでコレ・・と置いてあった紙を開かせれば出来上がりだ。「どうして分かったんですか?」と聞かれたら、「顔を見れば分かります」とでも言えば強烈なインパクトを残せるに違いないだろう。
きっとこのことは、マニュアルでも予測できまい(注:しつこい)

指名手配 (2010/10/15)
キャバクラでは、ボーイさんがお店の女の子に手を出すことを厳しく禁止している。もし禁を破れば当然クビ、場合によってはお店の商品を傷つけたということで損害賠償を請求する店もあるという。
メイド喫茶のキッチン業務に、男性を雇っているお店がある。この場合ご主人様に懸念されやすいのが「あのキッチンの男とメイドさんは、デキているのではないか」というコト。こうしたメイド喫茶では、当然ではあるがそのような行為はご法度とされていて、禁を破ればクビというのは大体どこも同じだ。
だが、「メイドさんと仲良くなりたいが為にメイド喫茶のキッチンに応募している」という不純な動機の男性は少なからずいる。
秋葉原のメイド喫茶でキッチンに男性を採るお店を転々とし、各店舗のメイドさんに執拗な粘着をして指名手配を喰らっている「リス顔の男」はもはや生きた伝説である。彼が今までたくさんのメイドさんに送ったメールの数々は店長らによって全て保存され複数の店舗で共有されており、メイドさんには注意が促されているという。今ではどの店にも顔が割れてしまっておりニート状態が続いているそうだ。
このように、店側の対応は結構厳しい。店にとってはお客さんが離れてしまうかもしれない危険分子に過ぎないから情状の余地はないだろう。
さて、本当に「デキ」ちゃっているのならお客さんの夢を壊さない為にも素直にクビでいいと思う(とはいえ、突然メイドさんとキッチンさんがセットで辞めると、デキていたことを裏付けるようでそれもヘン)が、何もないのに疑惑をかけられるのはお店として困るだろう。かといって、変に否定すると「やっぱりそうなのか」となりそう。こんな時、どういった対応をすべきだろうか?
以前、某メイド喫茶にて「神対応」を見たことがある。それは、キッチンのK君という男の子がメイドさんとお店の近所のスーパーで買い物をしているのを目撃された、という話に始まった(お店の買い物だったそうだ)。ソースは2ちゃんねるあたりだったと思う。
彼は、ご主人様に「付き合ってるの?」と尋ねられた時、半笑いでこう答えた。
「僕とあの子がですか?辞めて下さいよ、年甲斐もなく"萌え〜"とか言ってるんですよ?僕にだって、選ぶ権利があります!」
お客さんは皆爆笑していた。そうか・・これでいいんだ。奇妙な感動があった。

今、会いに行ってやる (2010/10/14)
子供たちの間では、「好きな人がいる」というのは禁断の話題である。「それは恥ずかしいことだ」という認識が一般的で、私が小学生の頃は男女が仲良くするだけでよく茶化されたものである。
メイド喫茶に行く、その目的は様々であろう。わいわい盛り上がりたい人もいれば、落ち着いて本を読みたい人もいる。ご飯を食べにくる人もいればお酒を飲みに来る人もいるだろう。その中でも「オキニのメイドさんに会いに行く」というのがあるが、これは恥ずかしいことだというのがご主人様の中では広く浸透していて、それを隠すための言い訳を用意している人までいる。
自分と気が合う、好きなメイドさんが、今日はケーキを作ってきているという。ラミカ付き、ひとつ1000円とお店のブログに告知されている。こんな時、こんなことを口走るご主人様がいる。
「しょうがねえ、会いに行ってやるか。」
「来いってうるせえから、会いに行ってやります。」
まかり間違っても決して自分はメイドさんに惚れてなんかいない、これは呼ばれたから仕方なく行くんだ、気があるのは寧ろ向こう側なんだ、というスタンスである。彼らはこれを、メイド喫茶とメイドさんを軽視しているのか、何故かやたらと強調したがる。
上から見ても横から見ても、どの角度から見ても「ケーキの販売告知」なんだけど、彼らにとっては「気がある」サインらしい。。私には分からないことがたくさんなるなぁ。
メイド喫茶はこうしたことをいちいち止めない。あるメイド喫茶のオーナーは臆面も無くこう言う。「ウチの店に来てくれる理由は何でもいいですよ、お金さえ遣ってくれれば。」
以前、ジャニーズのメンバーにストーカーされたというおばさんが、コンサート会場の壁をよじ登って不法侵入しようとして逮捕された。このストーカーの部分、誤植ではない。
行き過ぎてジャニーズのストーカーをする女性はいるかもしれないが、ジャニーズメンバーにストーカーされるおばさんなんぞいるとは思えない、これはどういうことだ?
話を聞いてみると、滝沢君が「今日のお昼はうなぎでした!」などとあるテレビ番組で発言したところ、その女性もたまたま朝、うなぎを食べたのだという。これは後をつけられていたんだ!というような主張らしい・・そんな話を思い出した。

演出 (2010/10/13)
メイド喫茶をテレビが扱う時、このところ必ずといっていいほど「痛い」というメッセージを番組内に付して来る。番組名をいちいち挙げないが、皆さんもひとつやふたつ、覚えがあるだろう。
この痛いというのは、何もお客さんだけではなくメイドさんについても同様で、「ネタ」になりそうなヘンなメイドさんを選んで映す。あるいは、ヘンなことをして下さいという要求に応える子から率先して映す。メイドさんはアイドルになりたい子が多いので、テレビに映りたい一心で普段じゃ絶対やらないようなこともさせられる(というか自発的にする)場合が多い。中には普段「いらっしゃいませ」とお客さんを出迎えるメイド喫茶であっても「メイド喫茶って言ったらステロタイプなイメージはやっぱり"おかえりなさいませ"でしょ、今だけ言ってよ」という要求に乗ってしまうというように、過剰演出のし過ぎで本来の店がどんな店なのか全く分からなくなるパターンすらある。それでも、お店側としても宣伝になるのなら、というところなのだろう。
テレビ局が痛い映像を流したがる理由はただひとつ、確実にネットで取り上げられるからだ。視聴率が欲しいし、それに「ネット住民はテレビを見ない」という定説を簡単に覆すことが出来る。そして録画してた人がご丁寧にyoutubeなんかにアップするだろうが、これはテレビ局にとって実は超オイシイ事態である。「テレビを見ない」とされていたネットユーザー達に確実に見せることが出来るからだ。
しかし、これがメイド喫茶にとって正しいことなのだろうか?
度が過ぎた演出を真実だと思い込んで来店した一見さんはまずがっかりするに違いない。だってテレビで見たものと全然違うから。本来ならテレビを怒るべきなんだけど、彼らにそんな選択肢はない。「言ってたことと違う店」で終わりだ。満足度はどん底まで落ちるだろう。
要するに、テレビに出ることが必ずしもお店の為になるわけじゃない、ということである。メイド喫茶は時に、テレビ局の商売道具にされているのだ。テレビはメイド喫茶の将来なんぞ考えていない、向こうにしたら「おもしろ映像を簡単に撮らせてくれる便利な場所」程度の認識だろう。
確かに、#103でも触れたようにメイド喫茶にとってメディアでの宣伝・報道は経営的に重要なことだろう。それについて戦略を練ることは多いに結構だと思う。しかし嘘をついてまで参加するのは自分の首を結果的に締めることになるだけだ。こうした番組を見る度に、紹介されている店が切羽詰まっていることが良く分かる。人気のある店なら、乗る必要はないからね。

確信犯 (2010/10/12)
メイドさんが軽くおしゃべり相手になってくれる、メイド喫茶の醍醐味の一つだ。勿論これは「仕事だから」なのだが、それが最もよく分かる現象がコレだ。この現象は、メイド喫茶を発明した人にも予測できなかっただろう。
路上でビラを配っているメイドさんに話しかける人がいる。それは大きく分けて2種類いて、1つは「お店はどこ?」「何が出来るの?」と尋ねる観光客、もう1つは「単にタダでメイドさんと話したいだけ」の貧乏常連客である。
前者は仕方ない、メイド喫茶がどういうところかを知らないからだ。それにきちんと説明してあげればお店へそのまま来てくれるかもしれない。ビラ配りのメイドさんの仕事はお客さんをお店に呼ぶことであるから彼らと少し話すことは決して無駄なことではない。
問題は後者である。彼らはメイド喫茶が「メイドさんとのおしゃべりが売り物の一つ」であることを熟知した上で、その代金をケチるために路上で粘着する「確信犯」である。
メイドさんも商売人だ、彼らの「今日はカネ無いんで絶対にお店には行きませんけど話すだけ話させてオーラ」を感じ取ると露骨に面倒臭そうな対応になる。メイドさんはさっさと終わらせてビラ配り業務に戻りたい。しかし、一応お客さんではあるので無視するとかそこまで邪険に扱うわけにもいかないという板挟み状態にあるから「そうですねーあはは」などと棒読みを駆使しつつ「いい加減終われよオーラ」を出すのに必死だ。ところがそれに気付いていても気づかないふりをしているのか、それとも本当に気付いていないKY(死語)なのか、彼らのマシンガントークはなかなか終わる素振りを見せない。
以前信号待ちをしていたら、「ちょっと熱っぽくて・・」とダルそうにしたメイドさんに「大丈夫?」とどさくさに紛れて"おでこ"にタッチしようとしたご主人様を見たことがあるが、華麗な動きで「ええ大丈夫です」とガードされていた。あの素早い動きは絶対風邪なんか引いてない。
聖地秋葉原の路上では毎日のようにこの死闘が繰り広げられていて、街を2周くらいぶらぶらウィンドーショッピングするとたくさんのメイドさんの「もういいよ」という顔が見られるだろう。「ああ、このお客さんはこのお店にメイドさんとのおしゃべりしか求めていないんだなぁ」ということがよく分かる瞬間だ。
メイドさんの業務の中で何が一番大変ですか?と聞くと最も多い回答は「お客さんとの話を切り上げること」だったりする。メイドさんは友達じゃない、あくまでも「仕事」だ、くれぐれも仕事の邪魔にはならないように。。

王様 (2010/10/11)
メイド喫茶のメイドさんは可愛い(何を今更・・)。昨日まで冴えない学校生活を送っていた素人の女の子のチェキが飛ぶように売れる、初めてこの光景を見て衝撃を受けない者はいないだろう。さながらプチ・アイドルと言えなくも無い。
ということは、当然異性関係の「スキャンダル」には敏感である。秋葉原のメイド喫茶では「(メイド喫茶のバイトが)休みの日、例え友達であっても秋葉原を男と歩いてはいけません」と教育している店も多い。目撃証言なんかが2ちゃんねるあたりで広まったら困るのだろう。
ところでバラエティ番組なんかでアイドルが「彼氏(彼女)いないんですか?」という質問に「それがぜんっぜんモテないんですよ〜」などと半笑いで答えるのはもはや常識だが、もちろんこれは「お約束(つまり嘘)」である。日本中の異性を虜にするアイドルが全くモテないなんてことがあるわけがない。しかしファン達は真剣そのもの、これを否定しようものなら烈火のごとく怒り出す人もいる。この心理をうまく換金するのが「これぞアイドルビジネス」でもあったりする。
メイドさんも同じ質問をすれば同じ受け答えをするだろう。言うまでも無いがこれも「お約束」。もちろん、中には本当にいないという子もいるだろうけど、十中八九はあくまで「設定」に過ぎない。
そして熱心なお客さんはこのことを決して受け入れない。中にはこの子、彼氏がいるかも?と疑惑が湧くようなブログ(例えば、お弁当が2つ写っている、とか)をメイドさんがアップした日には「これは客に対する重大な裏切りだ!」とキレる人もいる。う〜ん、気持ちは分からなくはないが、、裏切りということは何か約束でもあったのだろうか。
あるメイド喫茶のオーナーはこのことについて苦笑いしながらこう断言する。「あんなに可愛い女の子に、彼氏が尽きる瞬間があるわけがないじゃないですか〜。」
「カイジ(福本伸行・講談社)」という漫画にこんな台詞がある。「王は一人で王になるわけではない」。王様は、大衆が王様だと認識してはじめて王様になる、という理屈である。なるほど、深いじゃないか。
メイド喫茶のメイドさんは可愛い!僕らのアイドルだ!お客さん達がそう認識すればするほどメイドさんはお客さんから遠ざかってしまうだろう。メイドさんは、一人でメイドさんになるわけではない、メイドさんはお客さんが作り出すアイドルなのだ。

変えること、変えないこと (2010/10/10)
商売というのは、お客さんの多いところですべきものである。それはいい、しかしメイド喫茶のような無政府状態のマーケットには悪い慣習がある。それが「全部が右に倣えになってしまう」ということだ。
歴史の中で最も認知され(それがマスコミの力だ、とかいうのはさておき、)たメイド喫茶は東京都は秋葉原の「@ほぉ〜むカフェ」であろう。そうすると、新しくメイド喫茶をオープンしようとなると決まってどこもココを真似するようになる。
@ほぉ〜むカフェは文句なしの「わいわい系」である。オタクの社交場として「まったり」とした運営をしていたメイド喫茶では「あんな煩そうな店には行かないよ〜」と常連さんが笑い飛ばしていたことだろう。だがマスコミの力は絶大なもの、何度も何度も紹介されると一人、また一人と揺さぶられていくものである。そのうち「行って来たよ」となるのは時間の問題だ。
こうなると「まったり」の老舗も「わいわい」の要素を取り入れようとし始める。ところがこれが良くない。方向性を見失って何の店なのか分からなくなる第一歩だ。
そのうち真似して作られた店舗の数が増えすぎて、元来持っていたポテンシャルを超えるようになる。そうなると飽和状態になり、寧ろ「そうでない」店の方が珍しくなる。「変えない」のか「変えられなかった」のかは解らないが、その中を流されずに生き残った「まったり」な店の方が頭抜けるのは当時誰も気づかなかった逆説であろう。
オシャレは、誰も身につけていないからオシャレなのだ。マスコミで紹介されパーッと浸透したものはもう時代遅れ、だから流行は繰り返す。古い物であっても、もう古い物を誰も持っていない、お客さんが入れ替わった頃になると以前のブームが再来するのである。
ここ最近のメイド喫茶はハッキリ言って似たような店が多い。どこも「儲かっているお店を真似しましょう」という流れだ。商売に於いては勿論大事なことかもしれない。だが「自分(店)のカラー」を失ってまでヒョイと乗っかってしまうのはどうだろうか。
メイド喫茶は来年も月2〜3軒のペースで増えたり減ったりしていくことだろう。その中で、似たようなお店が乱立する必要性はもう微塵もない。お客さんは、ナンバーワンよりもオンリーワンを望んでいるから。「競争しない」勇気を持つことはメイド喫茶にとって宝物になるはずだ。

マイノリティ (2010/10/09)
人の考えに違いがあるのは当然のこと、私の考えも論点ごとにマジョリティだったりマイノリティだったりする。それは読者のみなさんも同じこと。
「ちょっとこれは・・」というメイド喫茶がある。いやそれは、私に合わないだけかもしれない。どんなに「これは・・」と思った店でも、必ず熱心な常連さんがいたりする。「なんじゃこりゃ」という部分も、人から言わせれば「そこがいいんじゃないか」ということもある。だから、メイド喫茶を考える時は複眼的視野が必要だ。
しかし、私とは真逆の人のことも尊重するとしても、それでも1ナノメートルも理解出来ないメニューの話がある。それが例の東京都は秋葉原の「とっぷすいーと」に一昨日導入されたという「エグゼクティブスイートプラン」である。店側は発表前、「新メニューで業界を震撼させます!」と言い張っていたが、別の意味で震撼した。
セット内容をざっと説明すると、チャージ料金3時間込み、ソフトドリンク若しくはアルコール7杯、メイドさんのオリジナルカクテル3杯、選べるおつまみ2つ、フード1つ、日替わりミニライブ、だそうだ。3時間で飲み物10杯も飲まねーよ、というのもあるが、注目すべきはその値段である。なんと1万円だ。
ジャーナル目安箱#003を見れば、メイド喫茶に遊びに行くのに1万円を想定している人はわずか6%しかいない。しかもこれは1店舗あたりではないし全額使い切るわけでもない、あくまでも予算、「遊びに行くのにお財布に入れていくお金」のことである。即ち本当に1店舗で1万円遣うという人は半分の3%くらいかそれ以下だろう。3%以下の人たちに向けたメニューで業界震撼って、この店はネタにしてほしくて「わざと」やっているのだろうか?それとも業界ってメイド喫茶業界のことじゃないのかな?
3時間1万円ということは1時間当たり3333円(小数点以下四捨五入)である。「まごころカフェ」の2625円を更新しようと対抗意識でも燃やしているのだろうか。
秋葉原に1万円持って遊びに行くなら、私なら1軒ではなく3〜4軒回って、それでもお釣りが来る計算だと思う。1万円を1店舗で、なんてことは滅多に無い。というか、ハッキリ言おう。「とっぷすいーとでは絶対ない。」私はこの店に何か問題があるとすれば、それは金額の問題ではないと思っている。しかし店側は金額の問題だと思っている、という、それこそが問題だと思うので。
この店の課題は、変なセットメニューで業界を震撼させることではなく、まず「3時間いたくなる」「1万円遣いたくなる」店になることだろう。

どういうことなの (2010/10/08)
今回は、斬新すぎるメニューについてまとめてみよう。
今では懐かしいとすら思えるが、東京都は秋葉原の「コスチャ」にて「ビンタ」というメニュー(実際には罰ゲーム)が導入された時は「そんな需要、どこにあるんだ」と思ったものだ。基本的にはメイドさんと早飲み対決(1500円)をするのだが、お客さん側が飲むのはジョッキでビール(若しくは炭酸飲料)、メイドさんはコップでアイスティーというハンディキャップマッチである。勝つ方が奇跡的な為、「1500円払ってビンタして貰う」と言い切っていいだろう。お金を払ってビンタして貰う、完全なるドM専用メニューだ。しかしその「画」としての面白さも手伝ってメディアで何度も取り上げられ、今では他の店にも続々導入されている。(ほとんどがビンタのみだが)
池袋にあるメイドリフレ「ピュアポップ」が、「ハグ」というメニューを編み出した時、ネット上では賛否両論が巻き起こったのは記憶に新しい。「5秒1000円」という超現実的な価格設定が琴線に触れたかは定かではないが、「これはもう風俗だ」などとバッシングされていた。されるのも解る。とはいえ、その後オープンしたメイドリフレもメイドガイドもほとんどがメニューとして採用しており、確実に需要はあったようだ。ここはハグがメニューになったことよりも、需要があることを叩いてくれ給えよ。
さてさて、このビンタとハグがあまりにも(ネタ的な意味で)眩しすぎた為か、その他の斬新すぎる新メニューについてはあまり語られることがないのだが、よくよく見てみるとかなり思い切ったものがたくさんある。それらをざっと見て行こう。
まずは秋葉原の「ふらっとメイド」から。「メイドさんとメール・2週間2000円」とある。「おやすみコール」は5日で2000円、「雨の日限定、メイドさんと相合傘」は1000円だ。
同じく秋葉原の「あきば女子寮」には「恋愛漫画を一緒に読む・1000円」というメニューがある。同店には「萌えレター」というサービスもあり、女の子と文通も可能。片道800円、往復1200円など細分化されている。
また大阪府は日本橋の「co-to」では「メイドさんと指相撲(無料)」出来る。秋葉原の「メイドスクランブル」がメイドさんと握手するのに1000円かかることを考えると良心的か。
普段、メイド「喫茶」にしか行かない人にとっては、ビンタ以降のメニューについては今頃モニターの前で「どういうことなの・・」という顔をされているかもしれない。と同時に、もしかすると反対に「いいこと聞いたぞ」とメモっている方もいるかも。健闘を祈ろう。

合言葉 (2010/10/07)
誰だって志はでっかく、と言いたいところだが、それでも徐々に「身の丈」が見えてくる。
いよいよ路頭に迷ってきたメイド喫茶オーナーの合言葉に「お酒を出そう」というものがあったりする。お酒を出す、つまり席料を取るバータイムを導入すれば、客単価が安定するだろうというものだ。
昼はカフェ、夕方5時過ぎはバータイムとして営業するある店の店長のメイドさんはこう話す。「お昼はメイド喫茶として楽しもうというお客さんばかりなので客単価は1000円程度だけど、夜はキャバクラやガールズバーの代わりに、と考えているお客さんが多いので単価は5000円を超えます。」なるほど、数字だけに注目すれば最終兵器にするのも頷ける話だ。こうした店は次第に、昼の閑散時のメイドさんの人件費が勿体ないということで営業時間を短縮し始める傾向にある。こうなったらメイド喫茶としては末期症状だ。
要するに、店側が言いたいのは「お前らもっとカネ落とせ」ということであろう。しかしそもそも問題なのは、単価1000円の、「お客さんの絶対数が少ない」ということのはずである。お客さんが少ないから単価を上げるという発想しか出てこないのだ。しかも単価を上げてお客さんが増えるはずがない。最高でも現状維持、まぁ減るのは明らかである。ポイントは、「1000円で楽しめるから」と仕事帰りに寄っていたようなお客さんが飛んだとしても、夜型に特化した方が儲かるラインであるか否かということに絞られてくるワケ。つまり、せいぜい「生命維持装置」をつけたといったところでしかないのだ。
だから、お酒を出そうがダメな店はダメなのである。結局結果は店次第、失敗例はいくつもある。それどころか、このお陰で急浮上したという店を聞いたことが無い。
冒頭で挙げた店の例を考えれば、昼と夜総合の平均客単価は3000円ということである。つまり、単純計算で言えば昼の客数が3倍になればやっていけるわけだ。3倍というと突拍子も無い、かなり遠い話に聞こえてしまうかもしれないが、実はこうした切羽詰まったメイド喫茶の1日の客数は10人前後だったりする。仮に10人として、3倍で30人。もともと並以下だったのだから大した話ではない。それに3倍になれば、客単価が1000円から1円も上がらないということも無いだろう。
お客さんがいないから儲からないのか、お客さんがお金を遣わないから儲からないのか、似ているようでまるで違う。前者は自分(自店)のせいであり後者はお客さんのせいである。メイド喫茶のバータイムの導入は、紛れも無い後者だ。自分には非が無い、悪いのはお客だ。こんな考えでは切羽詰まるのもの仕方ない。

秘技・シール剥がし (2010/10/06)
メイド喫茶ばかりが入るビル、通称「メイドビル」。これらの中には店舗間でとても仲がいいところもあり、互いが互いを紹介しあってお客さんを共有しましょうよ、等と和気あいあいとやっていたりするが、その逆もある。簡単にいえば「潰し合い」だ。
以前東京都は秋葉原の「萌えコン@カフェ」へ行った時、エレベーターで「4階」のボタンを押そうとしたら、下の階のめいどりーみんの「めいどりーみんシール」が4階のボタンの上から貼られていた。これはめいどりーみん側からの嫌がらせなのか、「めいどりーみんに行こうと思ってシールのボタンを押したら萌えコンに着いちゃう」という萌えコン側からの嫌がらせなのかは分からないが、とりあえず熾烈極まるなぁと感じさせられたエピソードである。ちなみに3階のボタンには鼻クソがつけられていた。
とあるメイド喫茶では先日、オーナーがこのことで激怒していた。聞けば例のエレベーター内の店名シールが、1日1回のペースで剥がされているのだという。「剥がそうとすると手を切ってしまうように、シールの裏側に剃刀を仕込もうか」と呟いていた。
確かに、客の奪い合いは商売である以上致し方ない部分もあるだろう。しかし、「他店のせいでウチが儲からない」という考えは「?」である。ということは、「他店が無くなれば、ウチは儲かる!」という発想なワケだが、そんな論理のすり替えをして自分を納得させていては一向にお客さんは付かないだろう。
お客さんが欲しいなら、それはお客さんからしたら割引するとか何かサービスするとか、そういった営業努力によって実現させて欲しいもの。「行こう」という気にさせてくれるお店でなければお客さんは行かない生き物だ。だから他所の邪魔をしよう、ではなく、自分の店をいい店にしようという努力からスタートするのが「筋」というものであろう。
そしてここは最も大切な部分だが、変な小細工などしなくても、いい店にはちゃんとお客さんが入っている。今現在客が入らないということは、どこかダメなんだ。その現実から目を背けても、何も変わらない。
もっとも、ライバル店の店名シールを剥がしたところで、エレベーターに乗ったお客さんが階数が分からなくなって、「じゃあどこでもいいや」ってお宅へ入店するというシナリオが、この地球上のどこら辺に存在すると思いますか?と問いたい。当然、そういう展開を望んでいるのだろうが、、普通、乗って階数が分からなくなったら一回降ります。まかり間違って別のお店に着いちゃっても、もう一度エレベーターに乗ります。

同じ店、違う店 (2010/10/05)
上手くいっているメイド喫茶が2軒目、3軒目を出店することがある。その時、同じような店をただ増殖させる店と、別の業態の店を新たに作る店がある。
もちろん別業態といってもすでに付いているお客さんを共有しようと固定ファンの多いメイドさんを掛け持ちさせたりするのはお約束ではあるが、これにはどんなメリットがあるのだろうか。
まず、同じような店を増殖させるパターンがある。代表格で言えば「@ほぉ〜むカフェ」だろう、このタイプは余程のファンで無い限り全店舗を巡るのは例えメイド喫茶のマニアであってもかなり難儀である。何せどれも変わり映えしないからだ。これは単に、キャパシティの問題であろう。リスクは少ないが、全店舗が1店舗目と同じように成功するという確固たる保証はない。どこかで店が持つポテンシャルを超える可能性があるからだ。「ローリスクローリターン」、商売としては堅実だ。しかしお客さんにとっては、入る前からおおよそどんな店か想像がつく(実際にそう)という意味で面白みも少ない。
では全く別の業態の店を姉妹店としてオープンするパターンはどうだろうか。例としては「アキバギルド」→「クィーンズコート」、「ピンキーカフェ」→「娘耳姉妹」、「萌えコン@カフェ」→「萌えコン@耳かき」、「キュアオール」→「ミニキュア」などがある。これらは、旧業態については経営の中でメリットもデメリットも分かり切った上で、それを2軒に増やすうま味は感じられない、ということではないか。お客さんとしてはこういう冒険はとても面白い。今後注目すべきポイントは、この中から大成功と言える例が出てくることであろう。
これは順序が大切だ。多いのは1軒目が飲食店で2軒目がリフレなどのパターンだが、これだと保険の意味でのメリットが失われやすい。まず欲しいのは「既存客の共有」であるはずだが、飲食店の客はリフレへ行かないことが多いからだ。だから2軒目が飲食店というのが本当は賢い。「ご飯を食べない」という人はいないだろう。ちょっと想像すれば、彼らは今まで別の店でお腹を満たしていたわけだから、それが自分の店になるというだけのことだ。「ゲームセンターにフードコートを付ける」というイメージか。
今は残念ながら、業界全体のお客さんが減っている時期にある。だから大成功は難しいかもしれない。しかし、だからといって惰眠を貪っていては更なる先細りが確実なものとなってしまうだろう。「ピンチはチャンス」、今ここで何をすべきかが大切なのではないか。そしてそれこそが、かつての活気を取り戻す道になるのではないか。

矛盾 (2010/10/04)
先日、大阪は日本橋にて周辺のメイド喫茶の地図が掲載されているフリーペーパーを何気なく貰った。そこにこんなことが書かれていた。
「中にはボッタくりのメイド喫茶もあります。注意してください。」なるほど、そうですねぇ。日本橋でボッタくりといったら、アノ店のことですかねぇ。
吃驚したのはこの続きである。「なお、ここに載っているお店は大丈夫です。保証致します。」
確かに、見たところ私の知る限りでは問題のありそうなお店は掲載されていなかった。「ここに載っているお店は大丈夫」というのは嘘ではないようだ。しかしこの書き方はいかがなものだろうか?載っているお店は大丈夫ってことは、載っていないお店はボッタくりってことにも見える。聞けば掲載は有料らしい、つまり「このお店は大丈夫」と言って欲しければカネ寄越せ、というシステムだということなんだ。これじゃ広告費をかけられないお店は、どんなにまともでも「怪しい」というレッテルを貼られることになるじゃないか。これはもう、「脅し」のレベルだ。
ボッタくりのお店があって初心者は気をつけなければいけないという状況は決して笑いごとではない。ところがそれを商売にする輩がいるんですよねこうやって。
フリーペーパーは現物の商売である。私たちお客さんは貰うだけならタダだが、実際問題として紙に印刷するのにはお金がかかる。このことから、フリーペーパーはどうやってもタダでは出せないわけだ。タダで出せないのだから、広告費を取るのは必須条件になってしまう。しかし広告費を取ると、「ボッタくりの店に注意!」とすら書くことが出来なくなってしまう。メイド喫茶の地図が書いてあるフリーペーパーは初心者向けの媒体のはずだが、初心者には一切役に立たないものになってしまうんだ。
メイド喫茶とフリーペーパーは、パワーバランスの都合上仲良しに見えるかもしれない。店側としてもフリーペーパーと付き合い、掲載してもらうことは面倒ではあっても丸損ではない。ところが、実際のところはこのような恐喝まがいのことを繰り返している悪質フリーペーパーもいくつか確実に存在しているのである。
秋葉原のフリーペーパー事情はかなり淘汰が進んでいて最近では成りを潜めた感があるが、大阪はビラ配り全面禁止なので未だに権限が突出している。秋葉原の一部のメイド喫茶の強引な客引きまがいのビラ配りも問題だが、それがなくなればユートピアが出来上がるかと言われたら、簡単には行かないようだ。

絵 (2010/10/03)
メイド喫茶ではポイントカードやフライヤー、ホームページにラミネートカードと、可愛い萌えキャラのイラストが必要となるシーンが多い。そこで、絵が描けるメイドさんというのがとても重宝される。例え趣味のレベルのイラストであっても「ある」と「ない」とでは大きな差だ。
メイドさんが描くイラストには様々な利点がある。まず、ギャラがいらない。営業時間中の暇な時に描かせれば絵そのものの値段は実質タダだ。また、そうしておけば権利の問題で揉めることも無い。イラストレーターに発注すると、どう使うか、どこに使うかで1枚1枚個別に料金を請求されることもあり自由が効き辛いこともあるがメイドさんに無償で描かせれば全てが店の自由である。
次に、メイドさんが描いたということでお客さんが喜ぶ。例えばオリジナルカクテルに付属させるラミネートカード用のデフォルメイラストなどを描かせた場合、「あのメイドさんが描いたんですよ〜」というだけで買うお客さんが出てくる。絵が似ている似ていないはこの際関係ない。
最後に、小回りが効く。ラミカやカンバッジなど、様々なグッズを在籍のメイドさん全員分作ったとして、ある程度の期間が経過するとまた新しいメイドさんが入って来たりもする。そこでまた1枚、2枚と追加するのにお願いするのがイラストレーターではなくメイドさんなら楽チンだ。以前、某メイド喫茶がグランドオープン時にオープニングメンバー全員分のイラストをプロのイラストレーターに発注して描いてもらい、ポイントカード満タン時の景品として渡すつもりのカンバッジを製作したのだが、お客さんがポイントを貯める前にメイドさんが半分くらい辞めてしまったという笑えない珍事があった。オーナー曰く、「ウチの店に失敗があったとすれば、あの発注かな。もし他の店でウチと同じように有償でイラストレーターに発注しようと思っているところがあったら全力で止めたい」と苦笑いしていた。その後は残ったメイドさんの中に絵のうまい子がいて、その子に任せることでなんとか体制を立て直していたが、最初からこうすべきだったと嘆いていた。
・・と、良いことばかりに見える「絵の描けるメイドさんにお店で使うイラストを描かせる」というやり方だが、実は致命的な欠点も1つだけある。それは、「そのメイドさんも、いずれは辞めてしまう」ということだ。このお陰で途中からホームページのメイドさん一覧表のページの更新が滞ったりしてしまうことがよく見られる。リスクにはリターンが伴い、リターンにはリスクを伴うということだ。
こういう時は、もちろん有償で「辞めた後も、絵だけ描いてね」と契約しておきたい。

スピード (2010/10/02)
前例のないことは、誰だって怖い。特にそれが商売ともなれば、慎重に慎重を重ね、余程の「保険」が無い限りは手を出そうとは思わないものだ。
九州の商売人は、ビジネスに於いてどんなリスクがあるのかがある程度明らかになるまでは一切投資しない代わりに、「これはイケる!」と判断した時はカネを惜しまない、そしてダメだと判断した時の引き際もさっぱりしている、と言われている。
「ぱちんこ店」発祥の地は愛知県は名古屋であることは有名だが、実は九州にぱちんこ店が出来たのは日本中で一番遅い。他所の地域で上手く行った例が出てくるまで、一切動きが無かったと言われている。しかし1軒目を皮切りに、その後の「出店スピード」と「こりゃダメだ」と悟った店の「閉店スピード」は実は全国一だったりもする。
このことはメイド喫茶に関しても同様で、2005年8月9日、九州に初のメイド喫茶「よかちゃ」が上陸した。実に初・メイド喫茶(東京都は秋葉原の「キュアメイド」)から約4年半後のことである。そしてその後の出店スピードと閉店スピードは全体の軒数とその比率を考えた時、全盛期の秋葉原なんか目じゃなかった。現在では数えるほどしか残っていない(奇しくも「よかちゃ」は残っている)。故に、九州のメイド喫茶を遠方からコンプリートするのは非常に難しかったのではないか。
さて先月9月、大阪に「メイドカジノ」が2軒オープンした。「うさぽわーる」と、こちらは私は確認していないのだが「エムズカフェ」。これまでメイドカジノは秋葉原の「アキバギルド」が独占的な状況にあった(同ビルに出来たコスプレカジノ「レイヤーズ」は約半年間で撤退)のでメイドカジノを体験したければ大阪の人なら遠征の必要があったわけだ。この流れは面白いことになるかもしれない。また某大手メイド喫茶もメイドカジノに参入する予定だと聞いている。アキバギルドのオープンは3年前なので決して早い決断というわけではない。だが#178、#189のことを考えると、今というタイミングは必然だと思う。この展開如何によっては、なんて考えているならもうそれは時期的にギリギリアウトのように感じるのだ。アミューズメントカジノの申請について書類を書ける行政書士の先生は「前例」があまり無いからね。
これからメイド喫茶をコンプリートしてみよう!といってもそれにはタイムマシンが必須になってしまう。だけどメイドカジノなら今からでも、、と思ったけど、そっか、レイヤーズがあったか。

満足 (2010/10/01)
おもちゃ業界の大手任天堂は一昨日、最新ゲーム機「ニンテンドー3DS」の価格を2万5千円と発表し、その株価を大きく下落させた。要するに投資家から「こりゃダメだわ」と判断されたわけである。もちろん発売タイミングの問題なども絡む為単眼的な判断ではないとはいえ、ダメなものはダメということは間違いない。商品価値というのは相対的に決まるものだからである。
2万5千円のゲーム機は他にもある。しかし高いとされるのは何故か、これはもう「それだけの価値がない」と思われているとしか言いようが無い。商品というのは、全く同じ商品であれば、価格が安い方が消費者の満足度は上がって当然である。つまり、商品の価格というのは満足度と密接に結びついているわけで、2万5千円のゲーム機が高いというのは、そのゲーム機に2万5千円分の満足があるかというと「ない」という結論に達したという見方が出来よう。
任天堂が来年2月の発売までに今後すべきことは値下げ発表ではなく、「如何にして2万5千円か」ということを丁寧に説明することだろう。要するに、現段階ではこれが不足していたわけだ。
今年6月、東京都は秋葉原の「メイリッシュ」がワンコイン(500円)ランチを始めた。また先月、「コスチャ」が380円のランチを始めた(ただしワンドリンク制、ドリンクも380円なので最低760円から)。老舗がこのような努力を始めたのはとてもいい兆しであろう。もちろん、安ければ何でもいいというワケではないが、もっともお客さんと近い存在はお店であるはず。この2軒がお客さんの感覚を持っていたというのは喜ばしいことである。
一方で、#320や#302でも記事にしたが、「まごころカフェ」はカフェでありながら脅威の最低2625円を記録、「とっぷすいーと」に関しては自ら「この店高くね?」と殴り書きした自虐的なチラシを配布し始めた。なんだ、自覚あったのか。ちなみにそのチラシには小さく「平均予算1800円〜4800円程度、あれ、実はそんなに高くない!」って書いてあるんだけど、そんなことをグダグダ書くスペースがあるなら期間限定割引クーポンでも付けた方がよっぽど建設的だと思う。
「自分ならどう思うか」ではなく、「お客さんならどう思うか」、これが分かっていない店に未来は無いだろう。これらの店がすべきことはまず、「金額にどう見合っているのか」を丁寧に見せることではないか。つまり、値下げだ。場合によっては説明しきったところで高いと言われることもあるだろう。それくらいの覚悟を持たなければ、この価格帯が浸透することはないはずだ。血を流せ、血を。

 ドミナント効果 (2010/09/30)
メイド喫茶の聖地と言えば言わずもがな秋葉原である。お盆やお正月には観光客が押し寄せ、外国人に「OTAKU」「ANIME」と言えば「AKIBA」と答えさせるこの街には素晴らしい「地の利」がある。このことについては、良きにつけ悪しきにつけ既存のマスコミ媒体がかなり貢献したと言えよう。
さて、西の秋葉原といったら大阪は日本橋がある。しかし、「こんどの連休には新幹線に乗って日本橋のメイド喫茶へ行ってみよう!」という人はマニア位しかいない。大半の一般人の認識は2010年現在ですら秋葉原と比較すると「へぇ、日本橋にもメイド喫茶があるんですねぇ」程度の段階にあるわけだ。「んなことねぇよ」と仰る方は十分マニアです。
これを秋葉原は飽和状態と考えるなら、日本橋にはまだチャンスがあると言えるだろう。もちろん、日本橋のメイド喫茶には日本橋なりの熾烈な争いがあるだろうが、まだ「天井」を見たことが無いという意味で、だ。日本橋のメイド喫茶間では既に常連客の囲い込みとそれに於ける淘汰の一巡、世代交代はほぼ完了しているようだが、秋葉原のような観光客を迎え入れる体制が出来上がっているとは思えない。このことについて、ある店のオーナーは自店のことを「日本橋は所詮、地方だ」と言うが冷静な判断だろう。
昨年11月、東京都は秋葉原のメイド喫茶「めいどりーみん」が全国展開を発表した。しかしこの計画は大阪店を出店する前に頓挫してしまう。めいどりーみんは完全なる観光客向けメイド喫茶だ。もしもこの計画が遂行され、同じ店を日本橋に増殖させたとしたら恐らく大失敗したはずだ。秋葉原のメイド喫茶が「秋葉原のメイド喫茶」というドミナント効果を捨てるということになればそれは本物の勝負である。何故なら秋葉原を超える「メイド喫茶に適した土地」は少なくとも日本国内には無いからだ。もしも予定通り進出していたら、日本橋がオタク向けの街で、メイド喫茶もたくさんあるんですよ、ということを唯一人で宣伝しなければならなかっただろう。いや、これをやってくれたら面白かったのかもしれないが。。

#322のアンケートの結果です。
1:「だいたい同意」…1872票
2:「いや甘い」…55票
たくさんの投票ありがとうございました。

使い捨て (2010/09/29)
イラストレーターは使い捨ての商売である。人気の出たイラストレーターは当然、次回作にも描いてもらうものだと思う人も多いかもしれないが、現場ではこういう人から率先して切られる。クライアントは出来る限り低予算に抑えたいので、ギャラアップがイヤなのだ。では次はどうするのかというと、そっくりの絵を描ける別の新人さんにお願いするわけである。このようにして、人気アニメ作品などでも回を重ねる度に「中の人」が入れ替わっていることは珍しくない。
#226でも触れたが、メイド喫茶にとってメイドさんの大量離脱は大きな打撃となることが多い。特に特定のメイドさんのカリスマ的人気に依存しきっているような店では死活問題だろう。それ故に、一部のメイド喫茶ではメイドさんが辞めにくい環境を作ろうと躍起になっているという。
しかしそれでも、メイドさんのなり手は比較的多い。数で勝負と言ったらおかしいかもしれないが、やめた数と同数の新人さんをすぐに確保出来れば「新人さんを見てみたい」という心理から一度離れた常連さんがまた戻ってくることもあるだろう。どんなに「あの子推し」と言っていた常連さんでも、もう辞めてしまったメイドさんと会うことは出来ないので、こういう切り替えに関しては結構あっさりしていたりするものだ。
メイド喫茶に於いて、辞められたら困るのはメイドさんではない。本当に困るのは、キッチンさんである。特に「現在店に在籍しているキッチン出来る人は一人だけ」という状況下では今日をボイコットされただけで店を開けられない。存続がかかった死活問題と言えよう。
それならキッチンさんの待遇は良くしようよ、と思うものだが、「自分がいなかったら店開けられないんでしょ」と弱みを握られる(=ギャラアップ)のはイヤなのだろう、キッチンさんの扱いはメイドさんよりさらに酷く、現場は暑くてどう考えてもホール業務より辛いのに、給料はキッチンの方が安いというメイド喫茶は多い。
それなら・・と全部冷凍食品のチンものに切り替えたお店もある。私は回転率以前の問題として「メイド喫茶の大半のお客さんはメイドさん目当て」という事実を考慮した時も、この冷凍食品は救世主だなと感じている。しかしある店では、いざキッチンさんが辞めてしまって「チンなら出来るよね?」と残ったメイドさんに尋ねると、
「いいえ・・出来ません」
と答えられたという。
人材の使い捨てばかりじゃダメだよ、という教訓だったのかもしれない。

内緒のカード (2010/09/28)
メイド喫茶といえばつきものなのがポイントカードである。そのほとんどは萌え系のイラスト入りだったりして、一目でどんなお店のカードなのかが分かるようなものだ。私はこのポイントカードのコレクターなので、可愛いデザインのカードだととても嬉しい。
以前、サザエさん(フジテレビ、エイケン)にてマスオさんが「怪車(読み:かいしゃ)」というスナックへ行った回があり、お店の電話からサザエさんにかけて「今、会社なんだ」とウソをつくシーンがあった。これはあくまでもギャグだが、実際に飲み屋なんかにはこういうネーミングのお店が存在する。彼らにとっては命がけの遊びなのだろう。
メイド喫茶がキャバクラやスナックの代わりだと主張する人がいるが、もしもそれが事実であるなら萌えイラスト入りのカードなんか発行するわけがない。もちろん証拠になる「チェキ」など以ての外だ。ただ、一般的な認識としてはどうしてもそうなのだろう、このズレが存在することは紛れもない事実である。
要するに、メイド喫茶は「誤解」されているとわけだ。
実は数えるほどではあるが、メイド喫茶にはご主人様向けに、奥さんや彼女に財布をチェックされても大丈夫なように、「カムフラージュ用ポイントカード」を用意している店というのがある。それらは一見するとレンタルビデオやドラッグストアのような佇まいのものが多い。人の名刺に見えるものもある。当然、ナイショの存在であるのでここで店名を出すのは控えておくが、この配慮を見るに「やっぱりメイド喫茶というのは、世間一般ではそういう認識のものだったか」と感慨深いものがあったりする。
私は彼氏がメイド喫茶が好きだと言っても「一緒に行こうよ!」と言ってしまうタイプだが、まあ普通はそうはいかないだろう。「それって何の店?」から始まって、場合によっては鉄拳制裁を覚悟しなければならないかもしれない。ならポイントは諦めなさいよと思うが。
ハッキリ言っておくけど、メイド喫茶には「そういうこと」は何ひとつない。だからもし、旦那さんや彼氏が行っていても、怒る必要はない。安心して送り出していいと断言しよう。寧ろ何もないのにカムフラ用のカードなんかを発行すると「ほれ見ろ!」となりますます誤解されそうな気がするので、全くの蛇足だと思う。もっと堂々とした方が「普通のお店だよ」と説明しやすいような。
というかその前に、財布をチェックされない生き方をして下さい。

気まぐれ (2010/09/27)
メイドさんの気まぐれメニュー、というものを置いている店がある。飲食店で気まぐれというと日替わりメニューのことかな?と、素人なら思うだろう。「シェフの気まぐれパスタ」みたいにね。だがそうじゃない。メイド喫茶における気まぐれメニューのほとんどは「悪ふざけメニュー」である。
シェフの気まぐれ〜なら例えば「甘い系」「辛い系」などは注文前におおよそ聞くことが出来るだろう。また苦手なものがあればそれは入れないとかの考慮もしてくれよう。しかしメイド喫茶においてはそのようなことは無いと考えていい。
このことが決定づけられた店と言えば東京都は秋葉原の「NAGOMI」だろう。妹の気まぐれドリンク、というメニューを注文すると液体が出てくると考えるのはレベル1である。大抵の場合は固形物入り、「何か浮いてる」が合言葉だ。コーラの中にコーンフレークが浮いている・・と思いきや胃薬の味がしたりシップの味(舐めたこと無いけど)がしたりと豪快。こんなことをする妹がどこの世界に存在するのだろうか。
他にも、私の知る限り最高に強烈な思い出として、さすがに店名は名誉の為に伏せるが、「メイドさんの気まぐれメニュー」一品しかメニューが無かった某店にて、食パンと食パンの間に生のサンマを挟んではいどうぞ!と出されたことがある。すいません、食べれません。というか、メイドさんの気まぐれメニューしか置いてないというのに厨房に生のサンマがあるって、完全にフラグじゃないか。。誤解のないように補足しておくと、私はこの店に初めて帰宅し、席について2分足らずでオーダーしたばかりである。間違っても顔なじみの店ではない。そしてメイド喫茶における気まぐれメニューは悪ふざけだと知っていたが、さすがにこれは。。
兼ねてより私はNAGOMIは妹というものを勘違いしている気がするのである。灰皿を下さいと言ったお客さんが、「あんまりタバコ吸っちゃダメだよ、お兄ちゃん」と言われているのを見た時、「妹はそんなこと言わないだろ・・」と心の中で呟いた。
しかし後者の店はメイドさんを勘違いしているどころの騒ぎではない。料理ですらない、これはガラクタである。私以外にも誰にでもこれを出しているのだとしたら、いつか誰かが暴れかねない。
このことを友人Aに話したところ、「それを持ってきたメイドさんが可愛ければ許せますよね、ブスならムカつくけど」と半笑いで言われた。が、可愛くてもムカつくよ!友人Bは「せめてサンマとパン、焼いてあればね!」と言ったが、焼いてあってもガラクタだよ!!

常連認定 (2010/09/26)
世の中には、当の本人たちにとってはものすごく重要なことでも、興味のない人にしてみたら違いが分からないことがよくある。ポケモンに興味のない人がモンスターの進化について熱く語られたところで「何でそこまで熱くなる?」といったところだろうが、それはメイド喫茶も例外ではない。
先日あるメイド喫茶に入った時、入口で案内してくれたメイドさんが新人さんで「当店は初めてですか?」と聞かれた。ちなみに私はポイントカード9枚目、「いや、初めてでは・・」と言いかけたところ、「あ、常連さんな感じですか?」と聞かれ、少し戸惑いつつも「個人的にはそう思い込んでいるんですけど」と答えてみた。
メイド喫茶には「常連」というものが確かに存在するわけだが、2回目で常連か、それとも100回で常連か。2回はさすがに、、でも100回なら、、などと、一体「どこから」が常連なのかは基準がない。その為、あの人は常連なのか?だとか、自分はまだ常連とは言えないなどという謎の譲り合いの精神?がそこかしこで見られたりする。
以前ある店でポイントカード49枚も行っている常連さんに「すごいですね〜」と言ったところ、「いや全然!あの人200枚超えてますから!」と「主(ぬし)」みたいな人を指さされた。確かに200枚超えは主だと思うけど、49枚も十分過ぎるほど常連のような気がするが、当人は激しく首を横に振る。「そんなこと言ったら、200枚の彼に怒られちゃいますよ!」別に怒らないと思う。
私の中では、・在籍メイドさん全員が、顔を見て「おかえりなさいませ・・あっ!」と認識出来る、・こちらも在籍メイドさん全員を把握している、の両条件を満たすくらいでもう常連でいいんじゃないかなと思っていたりするのだが。。月1回とかのレア出勤メイドさんと会うのは結構大変なので。それから「レア出勤」という言葉・概念を知っているというのも十分「マニア」でいいんじゃないだろうか。
A1・だいたい同意
A2・いや甘い
面白そうなのでよかったらクリックで投票してみて下さい。3日間くらいで〆切ります。
ちなみに、店内でメイドさんに尋ねると「え〜っ?来店2回目でもう常連さんですよぉ」などと言われるのはお約束。さすがメイドさんは優しいなぁ。というか、単に2回も49枚も200枚もどうでもいいと思っているのかも知れないけど。

常連が集まる店 (2010/09/25)
メイド喫茶のお客さんには大きく分けて3つの段階があると言われている。1つ目は「観光客レベル」、2つ目は「常連レベル」、3つ目は「主(ぬし)レベル」である。
もっとも人口分布が多いのは2段階目であるが、この2段階目の人たちは客単価が最も低い。なぜなら、メイド喫茶でご飯を食べないという習性があるからだ。メイド喫茶は紛れも無く飲食店だが、食べない。どこで食べるのかというと近所のハンバーガーショップや牛丼屋さんだったりという、「メイド喫茶はあくまでもメイドさんを楽しむところであって、ご飯類は割高なので他で」という計算が働くのである。
以前、友人と秋葉原の「すた丼」屋へ入ったことがある。レディースセットがお得らしいと聞いたからだ。そして店内を見て思わずニヤリとした。何故なら、アノ店やコノ店、各メイド喫茶の見覚えのある常連さんが黙々と食事していたからだ。こんなところに「メイド喫茶常連の集まる店(違う意味で)」があったとは。。
これは決しておかしいことではない。庶民が娯楽を楽しもうとするならエンゲル係数を切り崩すしか道がない、即ちそれだけメイド喫茶の「メイドさん代」は庶民にとって高いわけで、メイドさん代が高くなればなるほど、そのメイド喫茶でご飯を食べる人は反比例して少なくなるのは当たり前の話なのだ。そして私もそうだ。
このことを考えた時、「声優のたまご」のやり方はニーズにマッチしていない。席料を取る上にただのたまごかけご飯が800円である。あの営業形態でこんな割高なたまごかけご飯を食べるメリットは一切見当たらない。その点で言えば「pray」は時間帯によってはまさかの席料二重取りしやがるトンデモ店でありながら、フード類は持ち込み自由、「下のすき家で買って来いや」という、変なところで客の心理を掴んでいる店だと言えよう。とはいえ、二重取りの金額(最大で1500円)がメイドさん代としての適正価格かどうかは疑問が残るが。
何せ、メイドさん代は「無料(=値段に含まれている)」というのがメイド喫茶の面白いところだったはずなんだ。それが昨今の席料ブーム(?)で「何言ってる、メイドさんは有料だぞ」という一部の店の主張が店舗数の増加で「新常識」みたいになりつつあるが、この方が受け入れ難い。何故受け入れ難いかと言うと、これらの店が「それほど凄くない」からである。
カネを取るのはいいが、それなりの店であって欲しいよね。そうでないから、メイド喫茶ではカネを1円でも落とすのを控えようと、消費者は別の店で腹を満たすわけだ。この事実が、悲しくないのかね?少なくとも飲食店である以上、まともに飲食出来る店にしてもらいたいものだ。

頂上決戦に終止符? (2010/09/24)
#302で東京都は秋葉原の「とっぷすいーと」の価格設定に関して苦言を呈したが、さらに上を行く「まごころカフェ」という新しいメイド喫茶がオープンしたというので早速行って来た。
ネット上の前評判はあまり良くなく、また値段が恐ろしいことになっているらしい。それだけ「何か」あるのだろうか。
ざっとシステムを説明すると、席料1時間1000円、指名料(必須)1時間1000円、これでソフトドリンク飲み放題だというのにさらに最低でもワンオーダー必要ということでそれが500円〜、今時なぜか外税表示で税込2625円が「最低客単価」である。指名料が必須というメイド喫茶は初めて見た。
また、入会制ということで最初に・名前、・電話番号、・メールアドレスを指定の用紙に書かされるのも気になった。ただし、記入したメールアドレスには後日、メイドさんからメールが来るというメイド喫茶としては横紙破りな手法を採用。また、今後店側が立ちあげるという謎のSNSサイトへ入れるようになり、メイドさんとクローズドな環境でコメントなどが出来るようになるらしい。って、現段階では公式ホームページすら無いけど。。
指名料を取るだけあってメイドさんは1人のお客さんに1人つきっきりで接客をするのだが、団体客に関しては1〜2人までメイドさん1人、3人ならメイドさん2人などとちょっとケチった法則が働くらしい(それでも料金は一緒)。しかし席数が7席でメイドさんが5人しかいなかったので既に破たんしているわけだが。
まあ、最低2625円の「価値」があるかないかは、「何を期待するか」によると思う。ごく普通のメイド喫茶でご主人様・お嬢様同士の「メイドさんの取り合い」になるのがイヤだという人向けなのだろう。ただ、私が思ったのは、それに見合った金額が2625円で、「メイドさんを独占出来るならそれくらい払ってもいい」というお客さんがどこにどれくらいいたのか、という「需要」についてである。というのも、私はメイド喫茶は「(メイドさんを)独占できない」からこそ価値があると思っているので。それが「はい、どうぞ!金額が高い分、好きなだけ満喫していってね!」とやられるのはちょっと違うんじゃないかと思うんだ。メールも同じく、メイドさんのメールアドレスは「手に入らない」からこそ価値があるのであって、それをキャバクラの営業よろしく「パソコンから一括送信しまっせ」というのは全くの別物なんだ。
この人たちは勘違いしたのだろう。メイド喫茶は「結論が見えない」からこそ通うのである。それを見せるのは簡単だが、見せたらおしまいなのだ。この店は、「何の受け皿」のつもりなのだろうか?

捨てられる (2010/09/23)
メイド喫茶には、メイドさん達にケーキやお菓子など食べ物を差し入れするご主人様がよくいる。しかし、もちろん例外もあるが、これらは食べらることなく捨てられてしまうことがほとんどである。その理由は#019でも書いたが、何かが混入しているんじゃないかというのが大半。ごくまれにオープンなメイド喫茶では貰ったその場でメイドさんが食べているシーンを目撃する(これが「オープン」なのかは微妙)が、これはよほど信頼されているのだろう。
「そんな・・あれは捨てられてしまったのだろうか・・」とがっくりな方、確かに貴方は潔白でも、少数とはいえヤバいモノを持ってくる人が実際にいるから、真面目な人まで一緒くたにされてしまうのだ。メイド喫茶の対面にある洋菓子屋で今買ってきたということが証明できるような状況でない限り、とりあえず食べ物はやめておいたほうがいい。
じゃあメイドさんにあげるものとしては何が最適なのか?というと、はっきり言って何かあげるより店でお金を使う方が喜ばれると思うけど、どうしてもと言うならCDとかぬいぐるみとかキーホルダーとか、毒にも薬にもならないものがいいだろう。それでも余程のことが無い限り自宅には持ち帰らずその前に捨てられると思っておいた方がいい。思っておいた方が、もしもそういう時、傷付かずに済むだろう。以前あるメイド喫茶のメイドさんが、某ご主人様から貰ったというブレスレットを帰り道、工事現場に投げ捨てたと笑っていた。
一体何故、こういうことが起こるのか。それは全て、ご主人様とメイドさんの価値観がズレまくっていることが原因であろう。
多くのご主人様は、ちょっと話したことのあるメイドさんをさも友達かのように考えている。「あの子とは仲いいよ」って何度も聞いてきたが、いざメイドさんにそのご主人様のことを尋ねると、名前すら知らないというパターンはよくある話。
ちょっと肩をポンって叩いたつもりでも、「痛いじゃないか、何しやがる」と怒る人がいるように、こちらの思っていることがあちらも思っていて当然と考えると思わぬ副作用が出るのが社会というもの。世の中には「こっちの常識」と「あっちの常識」があって、メイドさんにとっての差し入れは捨てるものなんだということを「知っておく」のはすごく重要なことだと思う。
知っておけば、ちゃんと貰ってくれた時の喜びも倍増するんじゃないかな。

写メ (2010/09/22)
メイド喫茶でメイドさんとチェキを撮るのは楽しい。しかし、チェキばかりでは物足りない、チェキを撮っていると自然と次に撮りたくなるものがあるという。それが「写メ」だ。写メならより自然に、いつでも好きなメイドさんを拝めるだろう。しかし写メを撮れるという店はかなり少ない。中には撮ったチェキを写メで接写し待ち受けに設定している人もいる。
最初に断っておくが、私は「チェキ病(今決めた)」という不治の病に冒されており、たとえどんな写真であってもチェキでないと興奮しないという末期症状にあるのだが、言っていることは分かる。チェキは撮ってすぐに渡せるという利便性はあれど、受け取った後の保管や持ち運びについては全く考慮されていない。これを言っちゃお終いだとは思うが、ぶっちゃければ「使い道がない」。アルバムに入れて暇な時にぱらぱら眺めてあの日この日を懐かしむというのが王道だろうが、それも100枚〜200枚が限度だろう。1000枚、2000枚になってくるとそれも億劫だ。その点、写メを筆頭にデジタルデータは扱いが楽だし、ケータイに入っているならマニア同士で見せびらかして自慢するのも簡単である。私に知り合いにはチェキを全部スキャナーでパソコンに取り込んで永久保存している人もいる。
さて、このようにメイド喫茶におけるチェキと写メ、そして写メのお客さんにとっての「偉さ」を一通り語ったところで、ある面白い現象を紹介したい。
メイド喫茶は大抵の場合、個々のメイドさんにブログを更新させている。ここにメイドさんが「今日はこんなことがあった」「新しい服を買った」などと自分撮りした写メを掲載している場合、「彼ら」にとってこれはダウンロードして待ち受けに設定する手だろう。某店のオーナー曰く、自分撮り写メを載せているメイドさんと載せていない文字だけのメイドさんとではアクセス数が50倍も違うそうだ。
もちろん、タダでダウンロードさせてそれが殺到したからといってお店にとっては何の利益にもならない。メイド喫茶はあくまで商売であるから、この状況でファイナル・アンサーでは意味が無い。逆説的に言えば、イマイチな商品を売り、最高の商品はタダで配っているようなものである。よってこの「原動力」はもっと他に生かすべきだろうと提案しよう。例えば、常連さん向けのチケット制のイベントなどではツーショット写メが撮れる、とかポイントカード満タンの特典は写メにする、とかね。お客さんはそういうのが欲しいみたいですよ。ちなみに私はチェキ病(しつこい)なので要りませんが。

返って来ないメッセージ (2010/09/21)
音楽に対して感覚の鈍い人を「音痴」と呼ぶ。この音痴を治すには、まず「自分は音痴である」ということをきちんと認識しなければならないとされ、バケツを被って繰り返し歌うなどし、自分の歌が元の歌と比べてズレているということをまず知ることが大事になる。
つまり、問題のある人はそれが問題だと認識していないから問題を引き起こすのである。最初から悪いと思ってわざとやる人はいない、当人にとってはそれで普通のつもりなのだ。だからこそおいそれとは治らないし、だからこそ問題なのである。
メイド喫茶のメイドさんのmixiやブログを発見し、メッセージ(メール)を送ったことがある人は多いだろう。しかし、基本的に返事は返ってこない。それもそのはず、メイドさんは業務時間を過ぎたらただの女の子であって、貴方の友達ではないからだ。それなのにこのことについてメチャクチャ怒るご主人様をたまに見かけるが、それは見当違いであるとしか言いようが無い。
もちろん、中には返事を貰えたという人もいるだろう。それは経営方針の違いである。たまたまその店のシステムが「メイドさんが何人の客を連れて来れるかが給料に反映されるから」だったと考えるのが妥当だ。キャバクラ嬢が電話番号を教えてくれるようなもの。私の友人のK君はキャバクラについて過去の体験からこう語る。「キャバ嬢とメアドや電話番号を交換してもいいことなんか何も無い、どうせ営業されるだけだ」と。
「おいあくみ、いい加減にしろよ、必ずしもメイドさん全員がそうじゃないだろ。俺の○○ちゃん(名前)はそんな不純な動機でメッセ(以下略」と仰りたいそこの貴方、確かにそうだ。では、ひとつ質問をさせて貰おう。一体、そこには何と書いてありましたか?
もしメールの内容が「またお店でお会いできる日を楽しみにしてますね」みたいな内容で〆られていればそれは上記の通り、営業そのものである。残念だが0.001%も同情の余地はない。また中には、お店の外でデートの真似ごとをしてあげて、さらに貢がせてやろうという子もいるかもしれない。
さあ、最初に戻ろう。そもそも、こんなことで悩むのは「返事が返ってこないから」である。何の心労も無く返事が返ってくる魅力的なご主人様なら悩む必要はない。「返事が返ってこないのは、自分に魅力がないから」とハッキリ自覚し、まずそこから脱する方法を考えよう。怒っても始まらない、メイドさんが業務時間を過ぎて普通の女の子に戻っても連絡したくなる、魅力的なお客さんにならなきゃ思い通りに地球は回らない。

メイドさんが消える日 (2010/09/20)
9月下旬、そろそろメイド喫茶における一大イベントがやってくる。そう、「ハロウィン」だ。もはや毎年の定例行事であるこのハロウィンイベントはメイド喫茶を面白くするのかつまらなくするのか、議論の分かれるところである。
ここでご存じない方の為に再確認しておこうと思うのだが、メイド喫茶におけるハロウィンイベントとは基本的には魔女の服やカボチャの帽子などを身に付けた「コスプレイベント」である。
日本ではハロウィンは馴染みの薄い行事であり、何をすれば「これぞハロウィン」なのかがイマイチ浸透していない。店側もメイドさん側も同様で、着るには着たんだけど、あとはお菓子を売ればいいの?などという、それで何をすればいいのか良く分からないということが多々見受けられる。私が最も不思議だと思うのは、このハロウィンの認知度がこういう状態であるというのに、何故か全国のメイド喫茶がイベントをやるという点。誰が望んだのか?
このようなコスプレイベントは、通常のメイド服での営業に飽きてしまった常連客向けと考えるのが正しい。有名アニメとタイアップし、限定コースターを配るようなイベントであれば初心者の裾野を広げるものと考えられるが、今回のハロウィンはそれとは完全に別物である。
以前#118でも触れたのだが、メイド喫茶がコスプレイベントを行うと、大抵の場合メイドさん全員でそのコスプレをやるもんだから、メイド喫茶の看板をつけておきながら店内にはメイドさんが一人もいないという奇妙な事態が起こるわけだ。それが突発コスプレイベントならその店舗だけの話であるが、ハロウィン+秋葉原ともなると全店舗がほぼ同時に行うので、下手をするとアキバ中からメイドさんが消えるということになる。即ち観光客にとっては全く面白くない、マニア客にとっても「どの店も全部似たようなハロウィンコスプレ」では刺激の無い期間になるのである。
私の経験則から言うと、この期間のメイド喫茶はメイド服で通常営業というお店を探すほうが難しい。最初はハロウィンだということでチェキを撮ろうと意気込んでいたマニアでも、何軒か巡る間に普通のメイド服が見たくなってくるだろう。「ウチはそういうことやりません!普通のメイド服で営業中です!」という店があれば、寧ろ混むような気すらしてしまう。
多分私はマニアだから今年も懲りずに何軒か回ってこの気分をまた味わうことになるだろう。進歩が無いね。

思わず花*花もあ〜よかった (2010/09/19)
チェキ・・私のあるくだらないこだわりが、先日ひとつのドラマを生み出した。
チェキのポーズは、店によっては「直立不動のみで!」と貼り紙までしてあるところさえあるが、注文してチェキのマシンを持ってきてから「どうしましょうか」とメイドさんとわいわいするのも楽しみだったりする。
自慢じゃないがチェキのポーズのレパートリーに関してはたぶん、トレカの集会場みたいなところで日本全国のマニアが自慢のネタチェキを持ち寄ったところで、かなり上位に食い込める自信がある。でも私は強制はしない、あくまでも「得意なポーズで」と言うだけで、メイドさんの自主性に任せるものが好みである。そうすると、彼女たちのいろんな面が見れる気がするからだ。ちなみにこの「得意なポーズ」を平均10分は悩むので、10分間メイドさんを独占できるという意味ではお得でもあるかもしれない。
大阪のカフェドールでは「得意技を」とお願いしたところメイドさんが「コマネチ」するチェキを貰ったのを皮切りに、ウ○コ座り、一升瓶を抱えて寝る、はっぱ隊、M字開脚、Y字バランス、リモコンフェチ(その場にあったお店のエアコンのリモコンにキス)、出産(その場にあったリラックマのぬいぐるみをメイドさんがスカートの中から苦しそうに出す)、彼氏(これまたその場にあったプーさんのぬいぐるみを彼氏に見立てて愛でるシーン)など、今活字にしていて「これは活字にすべきではないな」と痛感した。メチャクチャ勤勉で真面目そうな清楚な感じメイドさんが「じゃあ裏で撮ってきます!」と言って、メイド服が思い切り肌蹴たチェキを持ってきて「最近プレイしているエ○ゲのパッケージ風ですっ!」と落書きしてあったときはビックリした(注:純粋な喫茶です)。他にも私とツーショットしたチェキに関しても相当なものがいくつかあるのだが、どれも「絶対に人に見せない、言わないで下さい!」と念を押されているので紹介出来ない。「人に言えないチェキ」ということでご想像にお任せする。
さて、この「得意技で」を徹底していてひとつだけちょっといいことがあった。先日あるメイド喫茶にて、あるメイドさんが「4年前は○○で働いていました」と教えてくれた。4年前、私もそこへ何度か行ったことがある。でも記憶が曖昧で、ピンと来なかった。
会ったことがあるのかないのかモヤモヤしたが、とりあえずそれはさておき、チェキを撮ろうじゃないか!とオーダー。「ポーズは何にしましょうか」「メイドさんの得意なヤツで・・」えー、どうしよう!と悩んだ挙句「じゃあこれで・・」と出たポーズを見て確信、パズルの最後のピースがカチリと音を立ててハマった。ナント4年前と全く同じポーズだったのである。違うのはメイド服とメイドさんの年齢だけ、歴史を感じた。

せまシュラン (2010/09/18)
「とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ)」のワンコーナー、見た目は汚いけれど、料理は美味しいお店を紹介して行く「きたなシュラン」が最近面白い。確かに、飲食店は見た目だけじゃない。そこで私も、「お店はとてもイイのだけれど、めちゃくちゃ狭いメイド系店舗」を紹介したいと思う。そんなもん紹介して何になる?と思うかもしれないけど、実際に行ったことのある方なら解ると思うんです、「語るべき狭さ」なんです。
ガイドブックに出てくるような大箱のお店も楽しいが、アットホームな個人商店を探すのもまた、メイド喫茶巡りの醍醐味である。
というもの先日、東京都は中野にある「Chez Alices」に行った時この気持ちを思い出したのだ。席数は8、カウンター形式のバーなのだが、人っ子一人すれ違えない素敵空間である。もちろんそれ故の密着感がイイと思う。秋葉原は土地が狭い故のテナントの狭さがあるかもしれないが、ココはそんなのとは次元が違う。
このスタイルのトップはやはり新宿の「雪月華」だろう。席数ナント6、団体さんはまわれ右だ。実は私の「初・メイド系店舗」はここなのだが、この時は階段に行列が出来ていて入るまで2時間半も待たされ、「メイド・・すごい商売だ!」と感心したものだ。
また現在は常設ではないが、自由が丘の「ACID PANDA CAFE SIDE-A」もキてる。席数わずか4。それでも全盛期はメイドさんを常時3人も置いていたので、極論を言えばメイドさんとご主人様1:1も可能なレベルだった。そう考えるとコストパフォーマンスは優れていたと言えよう。
また飲食ではないが、リフレにもすし詰めのような狭さのお店もある。その中でも取り上げるべき狭さのお店といったら間違いなく秋葉原の「あきばふみもみポリス」であろう。こちらの席数は3、この数字は決して少ないものではないのだが、ふみもみポリスのソレはちょっと尋常じゃない。何というか、雑魚寝している3人の人を、チョークで床に線を引いてそれぞれの陣地を分けただけといったところ。しかしコンセプトはものすごく面白いお店なので、利用するなら是非空いている時間帯をオススメしたい。
最近では席数100を超すうさぎの森のようなコンセプトカフェが出来たこともあり、メイド喫茶の「広さ」についてはほぼ結論が出揃った状況である。恐らくこれを超える規模のお店はそう簡単には出てこないだろう。しかし、「狭さ」についてはまだまだこれらより下も出てくるかもしれない。予断を許さない状況であろう。ドアを開けて、席数2とかでビックリさせてくれるお店が出てくることを楽しみにしていたりする。

恐怖のインカム (2010/09/17)
ビラ配り中のメイドさんには、お店と連絡が出来るインカムが装着されていることが多い。しかしインカムは構造上ボソボソと人目を避けて喋るように見える為、中には「アレで俺の悪口を言っているんじゃないか・・」なんていう負の妄想を膨らませる人もいる。
ビラ配りは基本的には店内のメイドさんを外に出すことになる。まさかビラを受け取って「それじゃあ行ってみようかな」というお客さんが現れた時「ごめんなさい満席です」じゃ何のためのビラ配りか分からない。当然、アイドルタイム中に行うものだ。しかしネットでお店を知った団体さんなんかが突然訪れるかもしれない、こうなると今度は店内がカラッポじゃ困るわけだ。そういう時に「集合!」と威力を発揮するのである。基本的にはそんなやり取りしかしていないので安心していい。
しかしあのインカムで一風変わったやり取りをしているお店がある。これはそこの現役のメイドさんの証言である。ちなみに喋っているのは店長のメイドさんだ。
(※ものすごく冷静な、機械みたいな声で)
「今日の売り上げ目標、80万円だよー、あとどれだけ足りないか、わ・か・る・よ・ね・?」
「あと60万、あとろくじゅうまん、あ・と・ろ・く・じ・ゅ・う・ま・ん」
「足りないなー、売り上げが足りないなー、た・り・な・い・なー」
(以下ループ、これが一日中続く)
えっと〜、、メイド喫茶の売り上げって、ビラ配りで決まるんスか?ああ、そうでしたね、お宅はそうなんでしたね、スミマセンね。
メイド喫茶って、こうまでしなきゃいけない商売なのだろうか?私には、どうもそうは思えないのだけれども。確かに、売り上げはちょっとでも多い方がいいだろう。けど、メイドさんに圧力をかけてどうなるものでもないんじゃないか。車の営業じゃないんだからさ。
こんなプレッシャーに耐えながら外に立たされているなんて、まるで悪徳新興宗教の洗脳ヘッドギアだ。そりゃあ、他店のビラ配りのメイドさんとの会話も「そっちは待遇どう?」がメインになるわけだ。
ちなみに、どうして売り上げが足りないか老婆心から説明してあげると、それは店がつまらないからであって決してビラ配りのメイドさんのせ・い・じ・ゃ・な・い。

破産 (2010/09/16)
今月13日、東京都は秋葉原に在った「プラーナリフレ」が閉店した。テナントのシャッターには「破産」「弁護士」の文字が躍る貼り紙が。穏やかではないクローズの仕方である。
私はプラーナは大好きだった。人にメイドリフレを聞かれれば、問答無用でオススメ出来ると思っていた。しかし今回は破産がテーマである。このプラーナの破産について、私がプラーナを好きか嫌いかということを除いて、極めて冷静な判断をしようと思う。
さて、リフレクソロジーは実はものすごく儲かる商売なのだ。ではどれくらい儲かるかを説明しよう。
企業というのは、労働力を利潤追求の源泉とするものである。その極端なところがリフレクソロジーだ。仕入は従業員の労働力(つまり原価タダ)だけ、働けば働くほど人件費は下がっていく。まさに剰余価値だけで利益が出る商売である。しかもマッサージと異なり医療行為ではないから有資格者でなくとも出来る。
メイド喫茶に於ける商品の原価率は食品業界関係者なら憤慨するかもしれないけど、1割程度が普通であって1.5割なら「高い」とすら言われている。しかしリフレの方が遥かにボロい。実に原価率0割だ。また客単価の面で見ても、メイドリフレなら展開次第では5000円近くをたたき出している店もある。
それでも、破産なわけだ。一体プラーナは何がダメだったのか。
在りし日のプラーナに対するお客さんの評価は「施術メイン、ただしメイド系としてはイマイチ」といったところだろう。何故アキバだったのかよくわからない店、とも言えた。まあ、どっちもイマイチという店が多いので良店だったことは間違いないが、それでも破産なのだから、マーケットで受けた洗礼は「ダメな店」だったということだ。生き残るメイドリフレというのは、このバランスが重要なのである。
#272でも触れたが、これもひとつの「世代交代」と考えるとプラーナは息の長かった方である。要するに、このあたりの「逝ってしまったメイドリフレ」は、メイドブーム期を生きる体力はあったものの、ブーム後には生き残れなかったわけだ。「メイドリフレは、施術が良くても生き残れない」という悲しい事実が非常にリアルである。
最後に、閉店は余力のあるうちにすべきだろう。話によれば、メイドさんはおろか店長さんも貼り紙を見るまでは知らなかったとのこと。それじゃ当人たちにとっては夜逃げと等価の問題だ。しかも破産であるから給料の請求は難しい。つまりこれはトンズラだ。せっかくの技術派メイドリフレの末路がトンズラとは、少々残念である。立つ鳥跡を濁さずでいて欲しかった。

買い出し (2010/09/15)
多くのメイド喫茶では、備品やフードメニューの一部などを近所のお店で買い揃えている。要するに市販品だ。「当店は全てメイドさんの手作り!」というのがウリだという店でも、実は一品くらい何かしら市販品のお世話になっていたりするのは内緒の話である。
秋葉原で有名なのが「肉のハナマサ・秋葉原店」だろう。一体何店舗がココのお世話になっているのか・・だから、「あのメイド喫茶で食べたアノ味が忘れられない!」なんていう人はハナマサをチェックしてみると意外と自宅でも再現出来るかもしれない。
以前東京都は新宿に在ったメイド喫茶「みるふぃ(2007年10月31日閉店)」のメイドさんが買い出しに出ていたのはすぐそばにあるスーパー、「三平ストア新宿店」である。私はあの店の裏メニュー「からあげドリア」が未だに忘れられないのだが、もちろんここで買えるわけだ。実はこれ、創作メニューなので冷凍物がそのまま売っているというわけではないのだが、元メイドさんからレシピを聞いて買い揃えてしまった。ちなみにみるふぃにはオーブンが無かったので、ドリア類は全て湯煎で作っていた。よくもまぁ、、というわけだが、再現するにはそこも真似する必要があってなかなか楽しかった。
私は市販品を出すのがいけないなんてことは思わない。こんなことはメイド喫茶でなくともどこにでもある話である。しかし、市販品であることがお客さんに見えてしまうのは萎える。あくまでも見えないところでやることだと思うのだ。
というのも、以前私の知人がこんな目にあったので。
彼はとあるメイド喫茶でミルクレープを注文した。メイドさんはそれを書きとめている。すると裏から店長らしき男の方が血相を変えてやってきてこう言った。「ちょ、ちょっと!ミルクレープは品切れだって言ったでしょ!注文取っちゃダメだよ!」
おいおい、それは裏でやれよ。。この時点で客商売として十分「あり得ない」状況ではあるが、次の行動で「あり得ねぇ」にランクアップする。
メイドさんは「あ、、あの、すみません、、どうすれば、、」とオドオドしている。すると店長らしき男性は自分のお尻のポケットから二つ折りの財布を出し、千円札をメイドさんに渡してこう言った。
「しょうがないな、すぐそこのローソンで買ってきてよ。」

毒電波 (2010/09/14)
メイド喫茶というのは、ご主人様・お嬢様1人に1人のメイドさんがいるわけではない。変な言い方かもしれないが、メイド喫茶はあくまでメイド喫茶であって決して自分専用のメイドではないということ。当たり前のことのようだが再確認だ。
即ちタイミングが悪ければお客さん10人にメイドさん1人など序の口であり、あるメイド喫茶では注文をする時にベルを鳴らすと「はーい、、お呼びのご主人様・お嬢様はどちらでしょう?」などという、珍妙なセリフが聞ける。メイドさんとのコミュニケーションがウリというお店だとお客さんもメイドさんとお話しに来るという人が多いので、放っておけば「メイドさん争奪戦」になるのは火を見るより明らか。「お喋りは1人5分までで効率よく均等に」などのマニュアルが出来てしまうのも致し方ないところではある。
こういうお店では、常連さん同士仲よさそうに見えて意外とヘンなところでけん制しあっていたりする。
お気に入りのメイドさんが他のお客さんと楽しく談笑していたりすると、遠くからその様子を恨めしそうに睨みつけつつ毒電波を送信するご主人様がいる。「早く終われ〜、早く〜!」と聞こえてくるようだ。他にも、自分の好きなメイドさんが他のご主人様と盛り上がり始めた途端「ガン!」とコーヒーのカップをテーブルに叩き付ける人を見たことがある。オーナー曰く「いつ出入り禁止にするか迷ってる」そうだ。こういう人はメイド喫茶には向かないし、ガン!とやったところでメイドさんにいいイメージが残るはずもない。
ところでメイドさんにこの話をすると「分かる分かる!」とよく笑われる。順番に話さなきゃいけないってお店から言われているのに、別のお客さんと話していると背後からさっきのご主人様の「早く終われオーラ」を感じる、とか。要するにバレているわけだ。恥ずかしいね。
メイド喫茶未体験の人にとって「メイド喫茶」と聞いたら色々なイメージを思い浮かべるだろう。静かな雰囲気を想像する人もいればアキバ系のアイドルを連想する人もいるかもしれない。どれも自由だ。しかしまさか「ご主人様の燃えるような嫉妬」を思い浮かべる人はいないだろう。でも、現実はこういうところです。
私たちはこうしたことを分かり切った上で、全てを笑い飛ばせる「達人」になりたいものである。そうすることで、お気に入りのメイドさんにまた一歩近づけるのではないだろうか。
最後に、それでもどうしても話したいという人は追加オーダーをするといい。オーダーなら必ずメイドさんが取りに来ることになるだろうし、品物を運んでくる際にも話せるだろう。メイド喫茶は、商売だよ。

すごく・・大きいです (2010/09/13)
観光でメイド喫茶に来たお客さんにとって、チェキは「記念撮影」、ポイントカードは「行って来たぜ自慢」に過ぎないかもしれないが、マニアにとっては完全なる収集対象である。
メイド喫茶のポイントカードやチェキを集めていると、枚数が増えて行くうちに保管しておくケースに困り始める。キャンドゥのがいいだの、ダイソーのがいいだの、100円ショップの名前でカードケースについて語るようになったらいっぱしのメイド喫茶マニアであろう。丁度いいケースを探すのは、マニアにとって死活問題なのだ。
チェキはまだいい、メーカー製の純正アルバムなどもある。それでも1000枚用などはないのでここはトレカバインダー等をオススメする。注意すべきは「擦れ」だ。表面が擦れると落書きが消えてしまう。そこで台紙などで固定することをお忘れなく。
ポイントカードは名刺大が主流であるが故、名刺ケースで保管するのが最も適していると思われているが、実はそうでもない。中には奇抜なサイズのものも存在するからだ。小さい物(キュアメイド等)はいいが、大きい物は名刺ケースでは入らない。例えばエムズメロディのカードは遊戯王カード並に幅が大きい。厚さも二つ折り、最高で三つ折り(ZQN cafe ARGO等)などもあるため一筋縄ではいかない。またクレジットカードのようなプラスチックのもの(アフィリアスターズ等)もあるので、ここは臨機応変に「名刺大」「それ以外」でケースを分けたりするのがいいだろう。ポイントカードであるから持ち運びが出来、すぐに取り出せなければ意味がないので1枚ずつ保管できるスリーブなどをオススメする。
次にラミカだが、これは全部同じに見えて実は手づくりのものが多く、どれも微妙に大きさが違う。その為、やはり1枚ずつ保管できるスリーブが適している。
レシートを集めている人も多い。レシートは今まで業界にどれだけの金額を費やしたか計算するのにもいい。これは写真のアルバムなんかがぴったりだ。長さはまちまちでも厚さは均一なので扱いは比較的楽である。
最後の砦は「コースター」だ。これだけはケースがない。形もスタンダードな丸いものばかりならいいが、実際はそうでもない。私は段ボール箱に収納しているが、、いいものがあったら教えて下さい。
メイド喫茶にハマるようになってからというものの、メイド喫茶以外にも足繁く通うようになったお店がある。それがトレカ屋である。傍から見れば何の関係が・・と思うかもしれないが、メイド喫茶にはコレクター心をくすぐる「グッズ」がこんなにあるのだ。お陰でトレカ屋のポイントカードも何枚か作ってしまったが、後悔はしていない。

イカサマ (2010/09/12)
現在の日本は資本主義国である。資本主義とは言い方を変えれば、より上手く搾取したヤツが偉い、という体制である。従って、短期間で何店舗も増殖しているメイド喫茶は、メイドさんに給料を出さずに誤魔化したり、メイド服代を縫製店に払わず難癖をつけて返品し、その間に中国の業者に1着こっそり渡してコピーさせていたり、そういうイカサマに長けているということであって決して「いい店を作ってたくさんのお客さんに支持されている」ということではない。だからメイド喫茶で大成功して高級車を乗り回すイケイケ社長だのと聞いて「何だかよく解らないが、とにかく凄そう!」なんて考えている人がいたら、それは「乗せられている」ということだ。資本主義において成功者とは、常に胡散臭い存在なのである。
最近では過剰アナウンスで客を入れるだけ入れてドリンク出したら後は放置、という店も横行している。はっきり言って、まったくもって面白くないしアナウンスと違いすぎる。ウソ、大げさ、紛らわしい。こういう時こそ「JARO」に電話だ。
しかし、サービスの観点に於いてはこういう店が効率的だったりする。ここがメイド喫茶における客と店の対立の原点である。メイド喫茶は癒しの空間であるから、お客さんにとってはゆったりくつろげてこそメイド喫茶であろう。ところがお店側にとってはとにかく回転率と客単価である。要するに互いの価値観がズレているわけで、両者は永遠に和解することはない。
それでも妥協点はあるはず、そここそがメイド喫茶とお客さんの距離である。例えばコーヒー1杯で500円から入れる店もあれば、1500円もかかる店もある。1500円といえば高級ホテルのラウンジ並かそれ以上でもある。金額を見れば、店がメイド喫茶を、メイドさんを、そしてお客さんをどう見ているのかが手に取るように解るものだ。もちろん人それぞれのメイド喫茶観はあれど、さすがに限度というものがあるだろう。
お客さんの価値観に出来るだけ近い店なら、こういう乱暴な設定にはしないはずだ。私が選んで欲しいと思うのは、こういう店である。こういう店にこそ、生き残って貰いたい。あくどい店だけが肥えて行き、まともな店から閉まっていくなんておかしい。
私たちはお客さんである。あの店がいいか、この店がいいか、どの店に残ってもらうかは私たちが決めるはずである。どうか皆さんにおいては、ごまかしやまやかしの蔓延っているメイド喫茶業界ではあるが、これだ!という最善の店へたどり着いて欲しいと願っている。

タバコ吸えますよ (2010/09/11)
近年では健康増進法の施行などもあり、タバコはその居場所がなくなりつつある。近い将来か遠い未来かは分からないが、最終的にはタバコというのは無くなる存在なのだろう。ちなみに私は一切吸わないが個人的な見解を申せば、JTがタバコの害について語るけど、本気で全ユーザーがピタっと辞めたら困る癖に・・と考えてしまうが。
さて、メイド喫茶とタバコは複雑な関係にある。
秋葉原のメイド喫茶では、喫煙は基本的にNGというお店が多い。故に、愛煙家にとってはメイド喫茶は少々辛いものがあるだろう。私は吸わないのではじめは全く気にしなかったのだが、タバコを吸う友達とメイド喫茶に入ろうとしてその肩身の狭さに驚かされた。ここもダメ、あそこもダメ、今まで体験したことのない「店選び」をさせられた挙句、歩き疲れて最後はドトールコーヒーになってしまった。メイドさんいない、、と二人でショボーンな感じになりつつアイスココアを飲んだのを今でも思い出す。しかも煙たい中で立ち飲み、アキバに来た醍醐味が99%失われた気分だった。
路上でチラシを配るメイドさんが、喫煙可のお店ならそれをウリにしている点からも、メイド喫茶がタバコをNGとしている店が多いということが伺える。「メイド喫茶いかがですか?タバコ吸えますよ!」といった具合。言われた人も、それを聞いて「おっ、それなら・・」と立ち止まる姿を良く見かける。それが十分武器として通用するのだ。あの時散々どの店でも断られたことを考えると、分かる気もする。
しかし注意しなければならないのはタバコが吸えるとはどの程度なのか、である。まさか全席で吸えるということはないだろうから、ここからここまで禁煙席であっち側は喫煙席、などの「分煙」ということかな、と普通は考えるだろう。ところが「めいどりーみんさぁど」ではタバコ吸えますよ!と客引きする割に灰皿は店内のどこにも無いという。それじゃあどこで・・?とメイドさんに尋ねると「あちらでどうぞ!」とドアを指さされる。なるほど、こことは別に喫煙スペースがあるのね、とドアを開けるとビックリ仰天、そこは外だった。しかも当日は雨。「タバコ吸えますよ」ってこういうことを指すんじゃないと思うけどね。それでも肩身の狭い愛煙家なら、それでも「ああ、吸える!」と思うのだろうかね。吸わない私には解らない心理なのだろうか。
と思ったんだけど、あれだけ断られ続けた挙句ドトールにするかどうかを悩むくらいなら、あの時だったら磁石に吸い寄せられるようにして入りそうな気がした。強いんだなぁ、タバコ吸えます、って。

コンセプト変更 (2010/09/10)
コンセプトカフェの「コンセプト」はまだまだ未開拓の地が広がっている。先日東京都は秋葉原にオープンした「Dream」がモチーフとするのは「海の家」である。また、ありそうでないのが、チャイナ服姿のウェイトレスさんを置いた中華料理店(「娘耳姉妹」はリフレなのでちょっと違う)。他にも、CAの格好をして機内食を出す「飛行機カフェ」とかも無い。電車はあるのにね。
もちろん、何事も需要がなくては始まらないだろう。海の家だってただ目新しいというだけではお客さんは入らないはず。それに、コンセプトカフェのコンセプトというのは所詮は「足がかり」に過ぎない。例えば、幽霊メイド喫茶「アイネブルグ」がある。最初はもちろん、「何それ?幽霊メイド?面白そうじゃん!」ってコトで行ってみようというフラグが立つかもしれないが、2度・3度となると「幽霊だから」通うという人はほとんどいないはずだ。即ち、これらのコンセプトには「最初は目を引くインパクト」と「何度通ってもおかしくないシステム」の両立が求められているわけだ。
幻橙館」では今年3月、コンセプトを「昭和レトロメイド喫茶」から「ヨーロピアンメイド喫茶」に変更した。話によれば、1年ごとにどんどん変えて行こうといメイドさん全員で決めたそうだ。これはこれで、面白い試みである。私個人の感想を言えば、昭和レトロも珍しくて良かったけれど、ヨーロピアンの方が珍しさは薄まった感はあれど、より入りやすくなったと感じる。常連さんもすんなり移行出来ているみたいなので、決断は正しかったのではないか。
この成功を見て、秋葉原の某有名店が「ウチもそろそろコンセプト変えてみるか・・」と計画を練っているという。ソースはそこで働くメイドさん。新しいコンセプトとして企画されているのが何と「ロリショタカフェ」というものだそうだ。
ロリとショタ・・まぁ、ある程度の需要は確実にあると思うが、果たしてどんな人をウェイトレスに雇うのだろうか?童顔の人だろうか?子供を雇うわけにはいかないもんな・・いや、待てよ?先日このコラムで取り上げた「BARネルフ中野支部」のような形態ならば・・?それはないか。
ロリショタがどういう形で実現するのか(会議で誰かが止めそうな気もするケド)解らないが、もし本当に出来たとしたら、まず間違いなく「mixiニュース」あたりが全力で取り上げそうな気がしてきた。先ほど書いた「インパクト」と「システム」も両立している気がして、何だろう、ちょっと怖い。

本当にそれでいいの? (2010/09/09)
新しく出来るメイド喫茶を見ていると、果たして一体どんな勝算があったのかと疑いたくなる店がある。全く新しくメイド喫茶をオープンするとなれば規模にもよるが最低でも1千万前後のカネを賭けることになるわけだというのに、「本当にそれでいいの?」と聞きたくなるような、戦略と呼べる戦略なぞ皆無、メイドという名の持つ顧客吸引力が未だにあると思っていて、「メイド喫茶、オープンしました」というだけで朝から行列が出来ると信じ込んでいる人たちがオーナーだったりする。いや、逆説的に言えば「だからこそオープン出来る」のかもしれないが。
ハッキリ言うと、そういう意味での「メイド喫茶」は現在完全に息絶えていて、事前の宣伝なしでオープンしたところで1日の営業時間の8〜9割がアイドルタイムという素敵な店が出来上がってしまうだろう。売り上げが2万円、それに対しメイドさんの給料が4万円なんていうことはザラである。聖地秋葉原のメイド喫茶でも、1日営業してお客さんゼロなんていう店もある位だ。
この人たちはそう思い込んでいるわけだから、人の助言には耳を貸さない。寧ろ、自分の思っていることを否定するヤツらを敵とみなし、騙されまいと余計に自分のメイド喫茶観を信じ込む傾向にある。だからオープンするしかないのである。まかり間違ってもコンサルなんて絶対に入れない。
ところが日数が経過するにつれ、さすがに上記のような素敵現象が頻発すれば「ヤバい」と解ってくる。私的には、この日数はおよそ10日から2週間前後、ズボラなオーナーだと1カ月前後といったところか。集金計画にメドが立たなくなったことが浮き彫りになるので、このあたりで改革を迫られると言っていいだろう。
というわけで、新しいメイド喫茶が上手くいっているか、人気かどうかは、オープン2週間後〜1ヶ月後あたりを見れば一目瞭然だ。もしもその時儲かっていなければ営業努力をしようとするだろうから、店によっては席料半額キャンペーンなどをやるだろう。遊びに行くならこのあたりの時期が丁度いいかもしれない。その時期に何もやらないようなら、余程上手くいっているのだろうと考えていい。
#080でも触れたが、「メイド」を保険だと考えるのは2010年では不可能だ。「生命保険に入ったから、車に轢かれても大丈夫」という店に立ち入る隙は、マーケットのどこにもない。にもかかわらず、どんどん増えている。で、どんどん潰れている。
こうした流れが不動産価値を高騰させ、経済を流動化させているんだと考えると、何とも言い難いものがある。

まったり (2010/09/08)
連休中にカラオケに行くと、特別料金などと称して普段よりボッタくられることがある。お客さんはいつもより多くバタバタしていてサービスが行き届かないくせに割高、店側にとってはこれほど嬉しいことも無いだろうが、客側にとっては全く嬉しくない。客にとって嬉しいのは、他にお客さんがいないガラガラの時間帯であろう。もちろんこれじゃ商売にはならないが、事実だから仕方ない。
メイド喫茶においても同様で、店内がたくさんのお客さんで賑わっているのはいいことだし、メイドさんのやる気にも繋がるだろうと思う。しかし、お客さん側にとってメイド喫茶をもっとも楽しめるタイミングは、他にお客さんがおらず「貸し切り」みたいな感じになった瞬間だろう。このことはメイドさんのブログなんかでは「今日は空いてました〜」なんて正直に書くのは店が不人気みたいで恥ずかしいので、今日は「まったり」でしたなんて歪曲表現される。簡単にいえば「暇でした」ってことなんだけどね。
もちろんこのまったりの時間帯は狙えるものではない。自分以外のお客さんが入ってくればそこで終了だからだ。それからいつもまったりなのはまったりではなく不人気そのものであり、いずれは消え行く店だろうからあまり有難味のあるものではない。ポイントは、「いつもはメイドさんを独占できない人気店の不意のノーゲスト」である。個人的には在りし日の旧カフェドール東京の開店直後1〜2時間あたりのまったり感がとても良かった。ま、さすがに2時間まったりとなると店を心配してしまうのだけれど。。
また、まったりタイムに突入すると普段は絶対に話せない裏話が聞けたりするのも楽しい。冷静に考えると大した話でもないのだけれど、なんとなく連帯感というか、メイドさんと秘密を共有した気になれる。距離が縮まった錯覚を起こすのだ。
実はこれ、「他にお客さんが誰もいない時は、さも秘密みたいな話をして、「俺って、ラッキー?」みたいに誤解させるように!」と明文化してあるお店もある位強力な「囲い込み」だったりして、全部が全部じゃないとは思うが、単に乗せられただけということもある。
こういうことをするのは、常連育成型の地方にあるメイド喫茶なんかなのだが、他のお客さんが誰もいない時は、ご主人様の手を握りなさいなんていうマニュアルを用意してあったりして、私が男なら間違いなく「ハマる」ことになると思うのだ。例えやらされていることが見え見えでも、手を振りほどくことは許されないだろう。
「まったり」はお客さんにとってはとても楽しい時間帯ではあるが、何事もほどほどに、、

掛け持ちとびっくり同伴 (2010/09/07)
メイド喫茶のメイドさんの中には、色々事情があるのだろう、夜はキャバクラで働いているという子もいる。基本的に水商売に手を出す女の子というのは悪い男に騙されたなどの苦い過去があったりするものなので、私は個人的には悪いことだとは思っていない。
もちろん、キャバクラのキャの字が出てきただけで毛嫌いするキャバクラアレルギーのようなご主人様が多いのもよく分かっている。私もどうでもいい。しかし、「(私、キャバクラと掛け持ちしてるの、なんてカミングアウトされると)つい行っちゃうご主人様」の比率は圧倒的に高い。
当然、お店によってはそのことを言ってはいけないという規則もあったりするが、#209のように積極的にお客さんを勧誘しちゃう子もいる。中には店そのものがそういったビジネスモデルで成り立っているところもある(母体がキャバクラも経営しており、そちらへ客を引っ張ってくる目的のメイド喫茶もあるよ、ということ)。ちなみにこの手のメイド喫茶はメイド喫茶としての採算を度外視しているため、表向きはかなり健全だったりする。
私は女だから勧誘されないけれど、「メイドさんからメアドが書いてある小さな紙を帰り際に渡された!これはフラグかも!」と喜んでメールを出してみたら、10回目くらいのメールのやり取りから「実はお母さんが病気で・・」などとお約束のストーリー展開を切り出され、結局行くことになってしまったという悲劇なんかを幾度となく耳にしてきた。また、メイドさんを辞める際に今まで自分のファンだったご主人様全員に連絡先を渡しておき、全員を自分個人のお客さんにしてしまおうと画策する子もいる。誰が悪いのかと言えばそのメイドさんなのだが、付いていくお客さんのリアルな心情を察すると、一筋縄では行かんわいという感じがひしひしと伝わって来る。
秋葉原のあるメイド喫茶では、先日店を辞めたばかりという元メイドさん(現:キャバ嬢)が去り際に当時のお客さんに連絡先を渡しその後うまいことキャバクラへ呼んだのだが、同伴出勤する際のデート先をそのメイド喫茶に指定したというから大変だ。当然彼女は私服で、傍から見たらカップルのデートである。事実関係を知らない他の常連さんからしてみれば、「まさか、アイツらデキてたのか?」といったところだ。だが、事実はただの同伴出勤。こちらのほうがよほど悲しい気がするが、当人たちにとっては例え何であれ(元)メイドさんと私服でデート(まがいのもの)が出来るだけで偉いのだろう。
勧誘に釣られて行くも行かないも個人の自由だと思う。けれど、キャバクラで何万も使うくらいならメイド喫茶に10回来た方がいいと思うな。どちらにせよどうせ何もないんだから。

記録更新 (2010/09/06)
メイド喫茶の席料について、またも考えさせられる出来事があった。
時間制のドリンク飲み放題(シャッツキステアフィリア魔法学院など)を除いた、所謂「席料」の形態の「天井」についてのお話を。
ここ最近は当たり前のように席料を取る店ばかりがオープンするので、席料のない数少ない生き残りのメイド喫茶を文句なしで「良店」とする考えがお客さんの間で浸透しつつある。もちろん席料を取るのは店の自由だが、それに見合う内容の店は本当に少ない。
現在の秋葉原で、かなり評判の悪い席料のシステムは「もののぷ」のやり方である。席料500円、ドリンク500円〜、さらに初回限定で入場料として500円要するため、ドリンク1杯で1500円かかることになる(2回目以降は入場料は不要なので1000円〜)。普通、こういうビジネスモデルって初回が安いんじゃないの?というのが大半のお客さんの感想だ。私がどう思うとかじゃなく、「それで本当にいいの?」って思う。
また、入場料はかからないものの金額的な面で驚かされたのは「萌えコン@カフェ」である。席料800円、ドリンク800円なので最低でドリンク1杯1600円スタートとなるため、先ほどのもののぷよりも実は高い。この店は「生ビール50円」とうたっているものの、ワンドリンク制(ビールは含まない)な為ビール1杯注文するためには1650円かかって飲み物が2つになるというマジックを採用しており、少々どうかしている。
しかし、本当の意味で目を疑ったのは先日オープンしたばかりの「とっぷすいーと」である。この店の席料のシステムは、カウンター席800円ソファー席1000円とめいどりーみんのソレを踏襲しており「見て作った」のがバレバレなのだが、ドリンク類は800円〜なのでソファー席に座った場合、最低金額が1800円からと、恐らくこの手のシステムでの過去最高値を記録。お客さんからどんどん遠ざかっている。
メイドCafe&Club(昼キャバ)の「ぴゅあはーと」の席料を見ると40分1500円であるから、このまま行くとそろそろメイド喫茶とキャバクラの料金が横並びになることは確実である。まさかキャバクラより高いメイド喫茶が出来るなんてバカげたことは、、と思いたいが、そのまさかが起きる可能性も否定は出来ない。
メイド喫茶というのはキャバクラではないので、キャバクラへ行きたい人にとってはイマイチ不完全燃焼感のある形態だろう。従って、彼らがキャバクラ代わりにこうした店を選ぶというのはほとんど無いはずだ。
これらの店は「誰の為の」店なのだろうか?そしてメイド喫茶はどこへ行こうとしているのだろうか?

海外情勢 (2010/09/05)
昨年10月、東京は秋葉原に「@SWEET(2010年3月31日閉店)」というメイド喫茶がオープンした。オーナーは香港の方。カネがあって何かやりたい、メイド喫茶は儲かるらしいというだけで参入してきたというチャレンジャーであった。作ったのは今時「ただの」メイド喫茶。その顛末はわずか5カ月で撤退であるが、彼はその時こう言った。「香港で(メイド喫茶)やった方がよかったかな」。1400万円失って得た「教訓」らしい。
一時期、海外にあったメイド喫茶は全部潰れたと言われていたが、最近はまたブームがぶり返しつつある。よくメールで連絡を取る知人によると、シンガポールには最近「メイドしゃぶしゃぶ」がオープンし、だいぶ繁盛しているという。この店はオタクのものといった感じではないそうだが、週末は満席だというから需要はあったのだろう。
そういえば、かの「ぴなふぉあ」はかつて、タイはバンコクに進出(2008年5月11日閉店)していた。ここは立地がメチャクチャなのに値段設定は相当強気でかなり頓珍漢だった。メニューは英語と日本語で書かれていたので現地在住の日本人と観光客向けだったのかもしれないが、ラーメンが50円で食べられる国だというのにお絵かきオムライスは500円もした。日本ならラーメンは10倍の500円程度だと仮定するとこのオムライスは5000円ということであるからこれは相当だ。それでも成り立ったのは、飛行機に乗って秋葉原まで行くのに比べれば断然安いからであろう。
ちなみに立地がメチャクチャというのは、バンコクにも「ミニ秋葉原」みたいな街が何か所あるわけだが、何故かぴなふぉあは「おいおいそこはオタクも観光客も行かないんじゃ・・」と言いたくなるようなオフィス街のど真ん中にあった。パンチップ(パソコンソフトやゲーム専門のショッピングモール)なんかに作った方がよかったんじゃないだろうか?家賃は高いらしいけど。
メイド喫茶は、現在の秋葉原や池袋では見ての通りほぼ飽和状態である。特に昼間の時間帯に関しては、需要量と相対的に考えて空いているポストは無いといってもいい状況だ。その意味では@SWEETのオーナーが言った「香港」の方が確実にチャンスは転がっているだろう(彼がやって成功したかどうかは別問題だが)。
もしも「どこにしようか」なんて悩んでいる資本家がいたら、あまり狭いところに凝り固まらずに、一度海外に目を向けてみるのもいいかも知れない。「ハハハ、何を突飛なことを」と笑われるかもしれないが、少なくともただのメイド喫茶でも秋葉原よりは遥かに勝算があると感じるのだ。

それぞれのステロタイプ (2010/09/04)
メイド喫茶は3種類に分類出来ると#281で書いた。「観光客向け」「オタク向け」「マニア向け」、どの店舗がどれに分類されるのか、私の見解を書いていきたい。これで「貴方がこの3者のうち何者なのか」と「貴方の通う店は何者なのか」が傾向として解るはず。
まず、観光客向けとは「誰に紹介しても、平均的かつ高い満足度を求めるなら及第点」という意味で@ほぉ〜むカフェうさぎの森のような店を指す。特にうさぎの森はメイド喫茶の枠を超えテーマパークとしての地位を樹立しつつある。このタイプのお店は女性やカップルにも優しい。もちろんどちらも観光客でなくても楽しめるお店ではあるが、この後の2種類は俗に言う「テレビで見たやつ」ではない。
次にオタク向けであるが、これは「所謂オタクに、メイドとは何かと尋ねた時当てはまるステロタイプなメイドがいるお店」という意味で、現在あるお店できちんとそれが出来ている店舗を挙げるとやはりシャッツキステキュアメイドになるだろう。これらは「メイドさんは見て楽しむもの」として位置付けられており、店内もどちらかというと荘厳系で、ゆったりまったり落ち着くタイプになっているのでテレビを見てやってきた観光客には物足りないお店である。また、後述するマニアにも違うお店だ。
最後に、メイドと聞けば一度は行っておこうと考えるメイド喫茶のマニアの為のお店というのがある。上記2つには分類されず、観光客が行けば「テレビと違う」、オタクが行けば「こんなのメイドじゃない、邪道」などと言われるがマニアには「これこそメイド喫茶だ!」と喜ばれる、それが幻橙館ピンキーカフェなどである。メイド喫茶と言えば?の問いに「・・ラミカ付きのオリカク!」などと眉ひとつ動かさずに答えられる人なら必ず楽しめる店だ。付け加えておくと、2010年現在増えている新店はほぼすべてがこれに該当している。
このように3種類に分類し、貴方が、お店が、何者であるのか、どの位置にいるのかを把握しておくとより自分に向いた楽しいメイド喫茶が見つかることとなるだろう。
オススメのメイド喫茶を教えてください!という初心者からの質問に「色々なタイプがあるので、3・4軒ハシゴしてみるといいですよ」という模範解答がネット上でよく見られるが、この分類上同じタイプに分類される店に3軒行っても意味はない。自分が何者に分類されるのかまだわからないという人なら、是非観光客向けから1つ、オタク向けから1つ、マニア向けから1つなどという3店舗の選び方をすべきだろう。そうすることで「私はうさぎの森だなぁ」「僕には幻橙館かな」などと最善のお店にたどり着けるはずだ。


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