滋賀、交際女性殺害を否認 裁判員が長期審理滋賀県米原市で昨年、交際相手の小川典子さん=当時(28)=を汚泥タンクに落とし窒息死させたとして殺人罪に問われた会社員森田繁成被告(41)は4日、大津地裁(坪井祐子裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で、「殺していません」と起訴状の内容を否認した。 捜査関係者らによると、森田被告は逮捕から一貫して殺害を否認し無罪を主張。有力な物証などがないため、検察側は状況証拠を積み上げて立証する方針。 裁判では10人以上の証人尋問などが予定されており、予備日にも開廷された場合は、11月2日から鹿児島地裁で始まった高齢夫婦殺害事件と並び、裁判員裁判としてこれまでで最長の10日間の審理日程になる。判決言い渡しは12月2日の予定。 起訴状によると森田被告は昨年6月、米原市の汚泥タンク近くで小川さんの頭を鈍器のようなもので多数回殴って瀕死のけがを負わせ、タンクに落として殺害したとしている。 【共同通信】
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