“全面否認”で長期裁判に　汚水タンクに女性遺体(11/04 11:55)

　滋賀県米原市の汚水タンクで28歳の女性の遺体が見つかった事件の裁判員裁判が始まりました。被告は起訴内容を全面否認していて、判決まで1カ月の長期裁判となります。

　殺人の罪に問われているのは、米原市の会社員・森田繁成被告（41）です。起訴内容によると、森田被告は去年6月、交際していた小川典子さんの頭を鈍器のようなもので殴って重傷を負わせたうえ、汚水タンクの中に投げ込んで殺害したとされています。森田被告は、逮捕当初から「身に覚えがない」と一貫して否認し、4日の初公判でも「私は小川さんを殺していない」と無罪を主張しました。事件は来月2日の判決まで約1カ月の長期裁判で審理され、裁判員6人のほか、不測の事態に備えて通常2人の補充裁判員が4人選任されています。