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米原タンク殺人初公判/被告起訴内容を否認

2010.11.4 11:16

 滋賀県米原市で昨年6月、交際相手の同県長浜市の会社員、小川典子さん=当時(28)=を汚水タンクに落とし窒息死させたとして、殺人罪に問われた会社員、森田繁成被告(41)の裁判員裁判の初公判が4日、大津地裁(坪井祐子裁判長)であり、森田被告は「私は小川典子さんを殺していません」と起訴内容を否認した。

 裁判員は男性4人、女性2人。弁護人は「犯人ではない。無罪」と主張した。

 検察側は冒頭陳述で、「小川さんとの関係をめぐり深刻なトラブルを抱え、強い殺意を抱きかねない状況だった」とし、森田被告の車の中やタイヤ内側に小川さんの血痕が検出されたことを指摘した。

 弁護側は、車内の血痕について「小川さんの鼻血などが付着したもの」とし、森田被告の自宅やガレージから小川さんの血痕が検出されていないことを指摘。「犯人とする決め手がない」と主張した。

 来月2日に判決の予定。審理日程は予備日を入れれば、今月2日から鹿児島地裁で始まった高齢夫婦殺害事件と並び、裁判員裁判としてこれまでで最長の10日間。検察側は凶器などの物証がなく、状況証拠から立証する方針で、裁判員は難しい判断を迫られる。

 起訴状によると、森田被告は、昨年6月、米原市の汚水タンク付近で、小川さんの頭などを鈍器のようなもので殴り、瀕(ひん)死(し)のけがを負わせ、タンク内に落とし窒息死させたとされる。

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