交際相手の小川典子さん(当時28歳)を雑排水槽で窒息死させたとして、殺人罪に問われた森田繁成被告(41)の裁判員裁判で、大津地裁は4日付で裁判員の男性1人を解任し、補充裁判員の女性を新たに選任した。男性は同日の初公判には参加していた。地裁は理由を公表していない。
裁判員法では、職務を行うことが困難な場合などを理由に裁判員本人が解任を申し出ることができる。また、検察官や被告、弁護人が解任請求したり、裁判所が解任することもできる。
5日の公判では証拠調べがあり、小川さんの母親と職場の上司、森田被告の妻が証人として出廷した。【加藤明子】
毎日新聞 2010年11月6日 地方版