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2009年1月21日

美容師さんのシャンプーの恐るべき気持ち良さ

美容師さんのシャンプーの「手」、欲しいです。

美容院でシャンプーしてもらったとき、「はぁ~、極楽極楽……」と思わず呟きそうになったこと、ありませんか。

美容師さんのシャンプーの気持ち良さは、不思議なほどで、自分でマネしようとしても、どうもダメ。いったいどこがどう違って、あんなに気持ちが良いものなのか。当然、技術の違いが大きいのだろうけど、具体的にどうすれば?

渋谷区の美容師さん(20代男性)に聞いてみると……。
「フツウの人は手全体や指の先でシャンプーしようとするけど、美容師は、手首のスナップをきかせてやるんです。これは美容学校などでシャンプーの勉強を毎日毎日やってきたからできるものなんですよ」
とのこと。
一般の人の場合、意外と地肌にちゃんと指が届いていないことも多く、また、髪が指にからまってしまうため、細かく手首を使うのがポイントなのだとか。

ちなみに、美容師さんが自分の頭を洗っても、やはりそれほど気持ち良くはないそうで、
「やっぱり他人に洗ってもらうのがいちばん! 美容師同士でよく洗いっこしますよ」

また、同じ質問を杉並区の美容師さん(30代男性)にしたところ、こんな回答があった。
「やはりポイントは指の力ではないでしょうか? 爪はたてずに指の腹に力をこめて、細かく手を動かしながら洗うんです。頭皮って鈍感な部分が多いので、結構力を入れてるんですよ。ただ、自分でやっても力加減の練習にはなりますが、さほど気持ち良くはないですね」
やはり他人の手に勝るものなし! だそうだ。

ちなみに、自分でやるときは、シャンプー用のブラシがオススメだそう。
「両手で頭全体を包むように指先をあてて、力を入れて円を描くようにゆっくりマッサージしてあげるのも気持ちいいですよ」

さらに、埼玉の美容師さん(30代女性)は、「シャンプーの極意は、常に指の腹を頭皮から離さないこと!」と断言。
その方法は……。

「まず顔の前で、バレーボールのトスのときの手の形を作ります。その手の形のまま、バイバイする要領で、手首にスナップを利かせながら大きく振ります。スナップを利かせた動きのまま、左と右の手を、手首から先だけのモンキーダンスのように、交互に動かします。その動きの手を頭に持っていき、頭の丸さを意識しながら、指が頭皮から離れないようにこすってみましょう。ポイントは、シャンプーの泡が、豪快に飛び散る事を気にしないこと。ただし、堪能した後は、お風呂場掃除をしましょうね(笑)」

これらのアドバイスをもとに、服を着たまま部屋で頭皮をマッサージしてみたら、これだけですでに気持ちが良い!!
今晩から皆さんもぜひ、ご参考に。
(田幸和歌子)

ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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