コーデック(CODEC)について

更新日時:LastUpdate
DivX Plus、DXVA、Windows7、Media Infoについて記載。
ここでは、動画形式&コーデック&エンコードについていろいろと説明いたします。
紹介しているツールの詳しい使い方は、ほかに解説してくださっているサイトがあると思いますのでそちらをご参照ください。
インデックス程度に参照していただければと思います。


もくじ

トピックス
動画とは?
コーデックとは?
主な動画形式
主なコーデック
ダウンロード
この動画ってどんなコーデックが必要?
PCに入っているコーデックは?
コーデックを使ったエンコードおよび動画変換ツール
コーデックが不要なプレイヤー
途中や壊れているAVIを再生
DVD(MPEG2)をフリーで再生したい!
ffdshowをインストール&使うときの注意!
動画が飛ぶ、フリーズする
DXVA(GPU動画再生支援)とは?
Windows 7での動画再生
コーデック相談所

Direct Show Filterについて



DivX Plus(8.0)がリリースされてました(2010/05/05)


DivX7の次期バージョン、DivX Plus(8.0)がでリリースされてました。
今回からはDXVA(GPU動画再生支援)にも対応したみたいです。

さっそくいれてみました。
インストーラとか、設定画面、ウォータマークとかいろいろ変わってます。
なんといっても今回はDXVAに対応したことがウリだと思います。
DivX Playerをいれたら関連付けが全部もってかれたのはあれでしたけど。

メインマシンを新しくしてしまったので、H.264の再生が軽くなっているかは体感できませんでした。

GPUがDXVAに対応している方はぜひDivX Plusをいれてみてはいかがでしょうか。
DXVAに対応していない方もいろいろと最新になっていると思いますのでいれてみて違いを体感してください。

ダウンロードはこちら
DivX Video Player - DivX Video Codec - DivX Converter | DivX.com



動画とは?


わかりやすく説明すると、動画とは基本的に静止画の集まり(映像部分)と音声で構成されています。
つまり、映像と音声が分かれているわけです。 したがって、映像部分と音声部分の圧縮方法が違うわけです。

シェアの高いAVI形式ですが、ほとんど音声部分の圧縮には、Windows標準で再生できるPCMやMP3が使われるので
コーデックを用意する必要はありません。 しかし、映像の部分の圧縮には、Windows標準のコーデックより
圧縮率の高い最新の映像圧縮技術(DivX等)が 使われていることが多いので、別途用意する必要があります。
巷でよく音しか聞こえないというのを耳にするのはこのためです。

では、WMVはどーなのかというと、これも同じです。
映像部分(WMV)+音声部分(WMA)が組み合わさって、WMVという形式になってます。
さらに映像部分の方がデータが大きいので、各社が力を注いでいて映像部分の方がコーデックの種類が多いです。

ついでにAVI形式では、少ないのですが音声部分の圧縮にはDirect Show Filterが使われることが多いです。
と、このように動画は映像部分と音声部分が別々にあり、それがAVI等のコンテナ(入れもの)によって1つのファイルになってます。




コーデックとは?


まず、始めにコーデックとは何なのか?

CODECは英語のCOmpression(圧縮)とDECompression(伸張)の略称です。
簡単に言えば、動画用のデータを圧縮/伸張(解凍)するプログラムです。

動画というものは静止画の集まりと音声でできており、すごく膨大なデータになってしまいます。
そこで大抵は圧縮されており、再生時に伸張(解凍)しながら再生するためにプログラムが必要になるわけです。
ファイルの圧縮にも様々な形式があり、様々なDLLなどを必要とするように、動画にも様々な形式があるわけです。
しかも、画像と音声の圧縮方法は別々で、それぞれ別々のコーデックを用意する必要があります。
たとえば、AVIという形式にしてもいろんなエンコード方法(圧縮方法)があります。

そこで、動画をダウンロードしたけど、見れない、音が出ない、もしくは音だけで映像が出ないといった場合は
その動画を伸張(解凍)するためのプログラム(DLL)が、不足しているというわけです。
動画の圧縮形式にもメジャーなものからマイナーなものまで様々な形式があるわけですが、

ここではファイルの圧縮で言えば、LZH,ZIP,RARのようなメジャーなものを紹介したいと思います。

ここで補足ですが、一般にMPEGという形式はWindows標準のコーデックで再生できるのでコーデックは不要です。(MPEG2,4を除く)
コーデックを使って圧縮するほとんどが、MPEG1を圧縮するためだと思います。

この圧縮のことを"エンコード"といいます。エンコードするには専用のソフトウェアが必要です。
エンコード専用のソフトを"エンコーダ"といいます。後でエンコーダについて紹介することにします。

コーデックは、むやみにいっぱい入れると競合したり、環境を破壊する恐れがありますので必要なものだけ導入してください。





主な動画形式


ここでは、コーデックを紹介する前に主な動画形式を紹介したいと思います。コンテナとも呼びます。

そのうち改訂予定。

AVI [ Audio Video Interleave ]

Microsoft社によって開発されたWindows標準の動画形式です。
再生にはコーデックが必要なのですが、中には無圧縮AVIといったコーデック不要のものもあります。
最近では、MPEG4形式でエンコードされた動画のことを指したりします。(MPEG4形式でエンコードすると、aviになる)
広く使われていますが、デメリットとして2GBまでという制限があります。

MPEG [ Moving Picture Experts Group ]

世間一般でMPEG(えむぺぐ)と呼ばれている形式です。
MPEGといっても様々な形式があります。
MPEG1
標準的なMPEGです。CD-ROMやハードディスクで使用することが想定されている規格で、画質がVHSのビデオ並みで良くはありません。
MPEG2
MPEG1より高画質で、DVDやディジタル放送に使われています。ただ、ファイルサイズがでかいのも特徴です。
ライセンスの問題があり、MPEG2 CODEC(DVD再生ソフト)がないと再生できません。
MPEG3
MPEG2に吸収されたため存在しません。
MPEG4
携帯電話などのモバイル機器の通信速度の低いメディアで使用することが想定された規格で、画質は悪くなりますが、高圧縮です。
ここで紹介しているコーデックのほとんどがこのMPEG4(AVI形式)を採用しています。
MPEG7
マルチメディア・データの検索の際に直接の検索対象となる特徴データを表現するための規格だそうです。

WMV [ Windows Media Video ]

Microsoft社のWindows Media Technologies による技術によって開発された動画形式。
高画質、高圧縮で今後、音声のWMA形式と共にMicrosoft社が押してくるのではないかと思います。
バージョンが、7,8,9とあるのですが、現在はWindows Media Video 9でWindows Media Player 10 では
標準でサポートされていますが、それ以外のプレイヤーで再生する場合は、コーデックが必要です。

FLV [ Flash Video ]

Adobe Systems社(旧Macromedia社)によって開発された動画形式。
ビデオコーデックとしてH.264やVP6がサポートされています。
最近の動画共有サイト(YouTubeやニコニコ動画)などで広く用いられています。
ただ、Flash Player 9からMP4に変わったので今後なくなる運命なのかもしれません。

MOV [ Windows Media Video ]

Apple社が開発したQuick Timeで使われる動画形式です。
Windowsであまり使われることはないのですが、Macintoshでは標準の動画形式として使われています。

RM,RAM [ Real Video ]

Real Networks社が開発したReal Playerで使われる動画形式です。
あまり見かけないのですが、圧縮率が高いのでストリーミング配信に使われることが多いと思います。

OGM [ Ogg Media ]

AVIと同様なコンテナですが、AVIで不可能なことがいろいろとできるよう設計されております。
AVIに比べて字幕データが追加できたり、Ogg Vorbisをはじめとする音声圧縮方法を選択できます。
フリーをコンセプトにしているので、MKVに比べるとサポートしているコーデックは少ないです。
さらに、事実上開発者が消息不明らしく将来は…な状況です。
OGMの再生には、こちらのDirectShowFilterを用意する必要があります。

MKV [ Matroska Video ]

OGMよりさらに制限をとっぱらった仕様になっております。
映像、音声共に多くのコーデックをサポートしており、OGMよりさら自由な形式だと思います。
開発も進んでいる(?)みたいなので大丈夫でしょう。
映像や音声にこだわりたい方にぴったりです。今後に注目したい形式です。
MKVの再生にはDivX、Lazy Man's MKV等が必要です。

DIVX [ DivX Media Format]

DivX 6.0より生まれた新しい形式です。
XSUB字幕機能を備え、多言語の字幕付き動画の作成・再生などができ、DVDと同じようなことが出来ると思います。
あまり今は見かけませんが、今のDivXの普及率からするとお目にかかる日もそう遠くはないと思います。
後から出てきたと言うこともあり、きっといいとこ取りの仕様になってると思います。
まさに今後の展開が楽しみな形式です。




主なコーデック


ここでは、主なコーデックを紹介します。ほとんど英語サイトなのでダウンロード先などはダウンロード方法をご覧ください。
ほとんどが映像部分のコーデックになります。


ffdshow-tryouts(Official) / ffdshow(UnOfficial) / ffdshow(Official) / 日本語化 日本語化プロジェクト - マルチメディア篇

これは、超便利なコーデックです。コーデックというか、DirectShowFilterなんですが。
XviDやDivXといったメジャーの中でもメジャーなコーデックを同時にインストールできるスグレモノです。
他にも様々な形式に対応しています。おそらく将来はこれだけで動画、音声にかかわらずすべてサポートするようになるのでは?
さらにDivXやXviDのコーデックを使用するより動作が軽く、低スペックなマシーンでも 高速にデコード可能というメリットもあります。
音声は出るけど映像が出ない動画などがあるときはコレをインストールしてみてはいかがでしょうか?
おそらく90%は見れるようになると思います。残りの10%は世にも珍しい方法でエンコードされている動画です。
ffdshow(Official)は更新が止まってますのでffdshow-tryoutsを使われることをおすすめします。
ffdshowの開発はffdshow-tryoutsに引き継いだみたいです。ffdshow-tryoutsは日本語対応していますので 日本語化の必要はありません。

ffdshowからffdshow-tryoutsに移行される方へ・・・すでに入っているffdshowをアンインストールしてから導入されるのをおすすめします。


DivX for Windows(Share or Free) / 古いバージョン(Windows 98/Me)

おそらく動画のコーデックの中で現在、一番メジャーなものです。
DivX Playerという専用のプレーヤーとDivXコーデックがバンドル(同梱)されております。
動画が見れない原因のほとんどがこのコーデックが不足しているといっても過言ではないでしょう。
DivX 5.2より日本語対応になりました。
Pro(有償)もあり、DivX ConverterとDivX Proコーデックが使用可能になります。(Freeの場合15日間トライアルとして利用可能)
DivXでエンコードしたい方はProをおすすめします。
DivXで作成された動画の鑑賞だけならばFreeでいいと思います。
ま、ffdshowあればインストールする必要もないんですが(^^;
低スペックのPCでは飛ぶこともあるので、動きがちょっと重いと思います。

Windows 98/Meユーザの方は古いバージョン(DivX 5.2.1以前)をご使用ください。


DivX 3
MS-MPEG4の海賊版として噂されているコーデックです…。
まぁ、より優れているDivX 5があるので必要ないでしょう。

DivX 4/5
DivX3とは全く違い、初めから作られたのがDivX 4です。
そのDivX 4を改良したのがDivX 5です。

XviD(ソースコード) / Koepi's Media Development Homepage(バイナリ)

最近、メジャーになりつつあるかもしれないコーデックです。
DivXと名前が似ているってこともあり、ってゆーか逆にしただけなのですが、DivXの対抗馬ではないでしょうか。
ただ、DivXと互換がないため別々にインストールする必要があります。一部互換があるという噂もあります。
オフィシャルホームページでは、ソースしかないので、コンパイルしてあるプログラムを探してくる必要があります。
それもいろんな方がコンパイルしたものがあり、それぞれ安定度なども違うので、
個人的にXviDに関してはffdshowをインストールすることをオススメします。
ffdshowが嫌な方は、更新も続いている有名なKoepi's(上記リンク)さんのとこからコンパイルしてあるもの(バイナリ)を
ダウンロードしてインストールしてください。他にもNic'sさんやuManiac'sさんのバイナリも有名です。


MS MPEG4 V1/V2/V3

マイクロソフトが開発したコーデックです。V1,V2,V3と3種類のバージョンがあります。
Windows Media Player 6.4時代のコーデックで今となってはあまり見かけません。
聞くところによるとV3はXPでの再生に問題があるみたいです。使うならV2ですが、V3より画質が悪いみたいです。
ただ開発が終了しており、Windows Media Video 7へと後継されています。
と、いうわけで最新のWMV 9を使った方が無難でしょう。

Windows Media Video 7/8/9 / 日本語化 日本語化工房-KUP

MS MPEG4の後継バージョンです。 メジャーの中でも、マイナーなものですが、高画質で圧縮できるため、
非常に今後に期待できると思います。多少重いです。
おそらくWindows Media Player 9 Seriesを使って再生するのであれば必要ないと思いますが、
他のソフトで再生するのであればインストールしておいた方がいいと思います。
ページは日本語なのですが、やはりMicrosoft、ダウンロードしてみたらファイルの中身は英語でした。
と言うことで、これを使ってエンコードしたい方は日本語パッチを使うと細かい設定がしやすいと思います。

VP7 / 日本語化 日本語化工房-KUP

On2 Technologies社が開発したコーデックで、最近ちょくちょく見かけるコーデックです。
同社は、DivX 5.05やWindows Media Video 9よりも優れているとおっしゃってます。
では、優れているのになぜ普及していないかというとフリーではなく、商用のコーデックなのです。
過去にベータ版を無償で公開していたみたいですが、現在はダウンロードできなくなってます。
ただ、VP3.2という昔のバージョンはオープンソースとなってるみたいです。現在は、VP7をテストしているみたいです。
もし、開発者の言葉がほんとであり、フリーになれば、これがDivXに取って代わるコーデックになるかもしれません。
興味がある方は、専用プレイヤー(TrueCast Player)とサンプル動画は無償で公開されていますのでご覧になってはいかがでしょうか。

Indeo Video / Cinepak

耳にすることはあるかもしれませんが、これらは商用のコーデックです。
市販のゲームとかに使われることはあるかもしれませんが、その時はコーデックが付属していると思います。
したがってあまり深く考えない方がいいでしょう。

K-Lite Mega Codec Pack / そのほか

これらはコーデックパックと呼ばれる代物です。
特にK-Lite Mega Codec Packは、Media Player Classic、ffdshow、 Real Alternativeなどいろいろ含まれているのでこれ一つでほとんどOKです。
ただこれらはコーデックを一度にインストールできる便利なものですが、諸刃の剣でもあります。
大量にいろんなコーデックを入れますので不要なコーデックも入ってしまい、競合したり、環境が破壊される可能性もあります。
個人的にはあまりおすすめできませんが、コーデックいろんなとこから集めてくるのが面倒な方にはピッタリだと思います。
いろんな種類のコーデックパックがありますので状況に応じて入れてみてください。

Lazy Man's MKV / Matroska Official Homepage (MKV/MKA)

最近ようやく必要となる機会があって、インストールしてみました。
MKVという形式で作成された動画を再生する場合に必要です。拡張子が.aviで表されている場合もあります。
はじめ、オフィシャルのMatroska Pack Liteをダウンロードしてインストールしたのですが、見れなかったので、
Lazy Man's MKVをダウンロードしてインストールしたところ無事表示出来ました。のでオフィシャルよりこちらを推奨します。
これはコンテナなので、それぞれ必要な映像コーデックと音声コーデックを用意する必要がありますが、ffdshowを
インストールしてあれば問題ないでしょう。僕が見たのは映像コーデックがRealVideoだったのでReal Playerを
インストールしておく必要がありました。
コーデックが増えて困るという方は、 Media Player Classicで再生してみてください。
僕もコーデックを入れる前に試しましたがあっけなく再生できました。




ダウンロード


簡単な英語の単語が読めれば、説明するまでもないと思いますが、一応記しておきます。
また、各種コーデックのダウンロードに便利なサイトを見つけました。
英語ですがこのサイトから各種コーデックがダウンロードできます(^^)

Download latest audio/video codecs, codec packs and tools, FREE!


主なコーデックのダウンロード方法

ffdshow-tryouts(Official)

まず、http://ffdshow-tryout.sourceforge.net/へアクセス。
右端に↓みたいなのがあると思うのでそれをクリック。

Downlaod now!
Version: Beta xx(x.xxMB)

するとダウンロードが始まります。
またここにあるのは日本語対応済みなのでインストールも問題ないと思います。
ffdshowに関しては注意しなければならないことがありますのでこちらをお読みください。


DivX

DivX 5.2.1より日本語表示が可能になっているので説明する必要もないのですが、一応。
ここではDivX for Windowsのダウンロード方法を記しています。
まず、http://www.divx.com/divx/windows/download/?lang=jaへアクセス。
1.メールアドレスは任意ですので、入力してもしなくてもOKです。
2.…。言うまでもありませんね。

XviD

XviDに関しては、オフィシャルページにはソースコードしかありませんが、
それぞれ違う人によってコンパイルされた複数のバージョンが存在します。
ここでは有名なKoepi'sさんのXviDのダウンロードの仕方を説明したいと思います。
まず、http://www.koepi.org/へアクセス。
するとすぐLatest binaryと書いてあると思います。
その下にXviD-1.0-09052004.exe (613kb) The Final!と書いてありますので、それをクリック。すると、ダウンロードが始まります。

Windows Media Video 9

唯一、日本語のページなので説明するまでもないと思いますが、
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/9series/codecs/vcm.aspxへアクセス。
表示されたページの一番下に今すぐダウンロード !って書いてあるとこをクリック。
するとダウンロードが始まります。

Lazy Man's MKV

一見英語のページに見えますが、半分、日本語のページなのです。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022257/matroska/へアクセス。
表示されたページからちょっと下にいったところにCurrent Version 0.9.7 (10 July 2005)とあると思います。
その下にmkvinst_b97.exeというとこをクリックです。
するとダウンロードが始まりますです。

まだまだ、他にもいろんなコーデックがあります。調べてみるのもいいかもしれません。




この動画ってどんなコーデックが必要?

この動画ってどんなコーデックが使われているのかわからなくて、どのコーデックを入れればいいのかわからない??
という状況になると思います。 そんなときにはコーデックチェッカーというソフトがあります。
ここではコーデックチェッカーを紹介します。


Media Info

海外製ですが、日本語で使えるコーデックチェッカーです。
高機能でいろいろな情報を取得できます。
また複数ファイル同時処理もできるので便利です。
MMname2の更新が止まっていたので、メインのコーデックチェッカーとして今後も使えそうです。


CodecInstaller

海外では有名なのではないかと思われるコーデック管理ツールです。
コーデックを調べることだけでなく、動画に関するいろんな情報を調べることができます。
また、インストール済みコーデック一覧表示機能、コーデックインストール機能もついており
コーデックマニアの方はいれておいて損はないのでは。
当然、全て英語なのですが、シンプルなインターフェースで直感的に使うことができます。


MMname2

一度にたくさんのファイルを調べることができ、チェック結果をレポート形式にしてくれるのでわかりやすいです。
また、ファイル名に再生時間、大きさ、コーデックの種類を使いした形でリネームしてくれるので凄く整理しやすいです。
さらに、インストール済みコーデックを表示する機能もありますので、普段動画をよく扱う方には必須ツールだと思います。





PCに入ってるコーデックは?

さて、必要なコーデックがわかったわけですが、自分のPCに入っているか調べたいですよね。
意外とコーデックは、何かのソフトウェアをインストールしたときに知らずに入っていたりします。
ということで、ここでは既にPCに入ってるコーデックを調べる方法をお教えします。

Windows XP/2000(NT系)の場合

コントロールパネルのシステム→上のタブからハードウェア→真ん中にあるデバイス マネージャをクリック。
サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラをダブルクリック、その中の"ビデオ CODEC"をクリックして、
上のタブのプロパティをクリックすると一覧が表示されます。
※サウンドのコーデックを調べたい場合は"サウンド CODEC"を。

Windows 95/98/Me(98系)の場合

コントロールパネルのサウンドとマルチメディア(OSによって違うかも)→上のタブからデバイスをクリック。
ビデオ圧縮 Codecsをダブルクリックすると一覧が表示されます。
※サウンドのコーデックを調べたい場合は"オーディオ圧縮 Codecs"を。

と、このように特殊なソフトウェア不要でOSの機能だけで調べることができるんですね。
意外と知らない方が多いのでは?

また、上で紹介しているCodecInstallerでも一覧表示することができます。



コーデックを使ったエンコードおよび動画変換ツール


自分で持っているファイルやTVキャプチャしたファイルをエンコード(圧縮)したい!と言う方も多いと思います。
それにエンコードすることでハードディスクの容量の節約にもなります。
また、iPodやPSP用に変換したいという方もおられると思います。
ここでは、コーデックを使ってエンコードできるソフトをいくつか紹介したいと思います。

SUPER

その名のとおりスーパーなエンコーダです。変換に必要なコーデックは内蔵されていますのでこれだけでできるのも嬉しいところです。
そして何より多種多様なフォーマットに対応しており、PCだけでなくPSPやiPod用に簡単に変換できます。
英語のソフトですが、わかりやすいインタフェースですので感覚で使えると思います。
僕もいろんなエンコーダを試しましたがこれが一番成功率が高かった(対応形式が多い)です。
また、このサイトダウンロード先がわかりにくくなっています。なので下のあばうとなダウンロード方法を参考にしてください。

■あばうとなダウンロード方法
@上記のSUPERのリンク先をクリック。
Aページの最後らへんにあるStart Downloading SUPER cをクリック。
B比較的上(赤い文字がいっぱいあるとこ)にあるdownload and use(これだけ水色)をクリック 。
Cページの最後らへん(緑文字のすぐ下)にあるDownload SUPER c setup fileをクリック。
Dダウンロードがはじまります。

XviD4PSP

僕はPSPを持っているので、PSP用に変換できるツールをいろいろ試して最終的にたどり着いたのがこれです。
使いやすいし、失敗率も少なくおすすめです。ただ、動かすには.NET Framework 3.0が必要です。
英語ですが、直感で使えます。

TMPGEnc(無料版) / TMPGEnc シリーズ(有償版)

MPEGエンコーダとしてかなり有名なソフトです。もともとはフリーだったため無料で使えるのですが、
MPEG-2機能のみ30日間の試用となっております。有償版のTMPGEncシリーズもあります。

AviUtl

AVI編集ツールです。単独でMPEG→AVIに変換はできないのですが、AVI→AVIと他の種類のコーデックに変換できます。
他にもフィルタをかけたり、いろいろと編集できるのでエンコード後の修正に使えます。
MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inを導入するとMPEGの読み込みが可能になるそうです。

Windows Media エンコーダ

Microsoft社純正のエンコーダです。これはAVIではなく、WMV形式にエンコードされます。
WMVは高画質高圧縮でとても優れていますが、エンコードに時間がかかるのがネックです。
ウィザードを使って簡単にエンコードできますので初心者の方にもおすすめです。

Dr. DivX 2.0

DivX純正のエンコーダです。DivX純正と言うことでDivXのエンコードに関して優れています。
というか、DivXエンコードしかできません。試してみたのですが、ウィザード形式で作成でき簡単です。
ただ、英語版しかないので細かい設定をするには辞書が必要です。


エンコードできるソフトはフリーのものからシェアのものまでいろいろとありますので、ご自分でいろいろと探してみてください。
ここでは使ってみて使いやすいものだけを紹介させて頂きました。



コーデックが不要なプレイヤー


世の中にはコーデックが不要なプレイヤーもあるようです。不要というのはプレイヤー独自でコーデックを内蔵しており、
そのため再生が軽いと言われております。ここではそういうソフトを紹介します。


GOM PLAYER

はこ箱というファイル共有サービスで使われていたプレイヤーの原型です。
DivX 5.2.1より軽く快適に動作します。DivXで飛ぶという方はこれで再生してみてください。
使いやすくて、軽くてGOOD!!です。公式日本語サイトもできてサポート体制もばっちりです。
もちろん日本語版がダウンロードできます。

VLC media player

これもDivXよりは軽いです。ただちょっと使いにくい気がします。
あと、軽さでもハコ箱プレイヤーに負けてるよーな気もします。

こうして見るとDivX 5.2.1って重いですね。
他にもあれば教えてください。




途中や壊れているAVIを再生


AVIという形式の動画は、インデックスみたいなものを参照して再生されます。詳しい原理はわかりませんが(^^;
そのため途切れていたり、インデックスの部分が壊れてると再生できません。
では、ゴミ箱にすてるしか無いのかというとそーでもありません。インデックスを再構築することで再生できるようになります。
あまり使う機会はないと思いますが、ここではそんなソフトを紹介します。

Media Player Classic(Official) / 日本語化 Media Player Classic(日本語版) / 日本語化 Media Player Classic Homecinema

このMedia Player Classicというプレイヤー、その名のとおり"Windows Media Player"のClassicバージョン(6.4)を
モチーフにしたプレイヤーです。 壊れたAVIファイルも再生できます。ただ、コーデックは内蔵してませんので別途用意する必要があります。
ffdshowとの組み合わせは最強だと思います。特に必要な設定はありません。
日本語化のとこから日本語版がダウンロードできますのでそちらをお使いください。

DivFix

DivXでエンコードされている動画ファイルに限られますが、簡単に修復できます。
修復したいファイルをD&Dして、"Rebuild Index"をクリックするだけです。
同じ場所に別のファイル名で修復されたファイルができます。その他の使い方はわかりません。

AVIPreview by Andrei Jefremov

これも同じようなソフトですが、XviDもサポートしているようです。
あと、プレイヤーも内蔵していてその名の通りプレビューできます。
ただプレイヤーの使いやすさはイマイチなので、不満な方はフロッピーのアイコンで保存してから見てください。
※本家ホームページがなくなっていたので、入手できるページにリンクしてあります。

GOM PLAYER

なんとコーデックが不要で有名なこのプレイヤー、なんと壊れたAVIも再生できます。
まさに万能プレイヤーですね。素晴らしい。 韓国産ですが、日本語版が公開されています。


この他にもあれば教えてください。





DVD(MPEG2)をフリーで再生したい!


一般的にDVDを再生するには、MPEG2コーデックが必要で、MPEG2コーデックはライセンスの関係で有料なのです。
そういうわけでDVD再生ソフトを購入して、インストールする必要があります。
ですが、フリーで再生する方法をいくつか見つけましたのでご紹介します。
ただし、画質等にこだわりたい方は市販のDVD再生ソフトを買われた方が良いかもしれません。

ffdshowを使ってDVDを再生

ほぼなんでも再生できるようになるDirect Show Filter『ffdshow』ですが、なんと設定次第でDVDも再生可能なんです。
まず、スタートからすべてのプログラムでffdshowを選びその中にあるVideo decoder configuration(ビデオデコーダの設定)を
クリックして設定画面を開いてください。すると下のような画面が現れると思います。



そして、左のメニューのコーデックにあるMPEG2のところで、上の画面の赤い○で囲んだところを、画面と同じようにして、適用してください。
あとはDVD再生に対応しているプレイヤー(Windows Media Player 10等)で再生してみてください。


Media Player Classicを使ってDVDを再生

Media Player Classic(Official) / 日本語化 Media Player Classic(日本語版) / 日本語化 Media Player Classic Homecinema

このMedia Player Classicというプレイヤー、壊れたAVIを再生できて便利なのですが、
さらに、自前でMPEG2コーデックを持っておりDVDが再生できます。
特に必要な設定はありません。日本語化のとこから日本語版がダウンロードできますのでそちらをお使いください。

GPL MPEG-1/2 DirectShow Decoder Filterを使ってDVDを再生

GPL MPEG-1/2 DirectShow Decoder Filter

フリーのMPEG2コーデック(DirectShowFilter)といえばこれ。
僕は試したことないのですが、たぶん出来ると思います。
ということで再生が確認できたら教えていただけるとありがたいです。


個人的にですが、Media Player Classicで再生するよりffdshowで再生した方が軽いように感じました。
Media Player Classicではちょっと飛びました。。個人的な意見ですので、参考程度に…。
GPL MPEG-1/2 DirectShow Decoder Filterは試したことがないのでわかりません。
他にもあれば教えてください。




ffdshowをインストール&使うときの注意!

ffdshowは基本的にコーデックではなく、フィルタなので、注意しなければならないことがあります。
それは、通常のコーデックよりもffdshowが優先されるということです。
ffdshowをインストールしたけど、再生できない!と言う場合は、ここをいじると解決されるかもしれません。
たとえば、ffdshowを使ってDivXを再生する設定にしておきますと、いくらDivXの最新版をインストールしていてもffdshowで
再生されてしまいます。これではDivXをインストールしている意味もありませんし、最新の技術で再生されません。
そこでffdshowをインストールしたら設定することが重要になってきます。
ここではインストール時の注意と設定の仕方を簡単にお教えいたします。

まず、ffdshowをインストールしているとこのような画面に出くわすと思います。



ここは、ffdshowを使って再生する形式にチェックをつけるところなのですが。
ビデオ・フォーマットの赤い○のところにご注目ください。デフォルトでDivX形式は、ffdshowを使って再生する設定になってます。
DivXをインストールされていない方、DivXはどうしても重いのでPCのスペックに自信がない方はこのままでOKです。
最新技術のDivXコーデックを使って再生したい方はチェックを外してください 。
ほかの形式も同様です。ffdshowで再生する場合はチェックつけましょう。下の画面のように後からでも変えられるので心配ないです。
初心者の方は、上記の点を確認したら、次へをクリックしちゃいましょう。オーディオ・フォーマットについてもお好みで。

そしてインストールが終わり、スタートからすべてのプログラムでffdshowを選びその中にある
Video decoder configuration(ビデオデコーダの設定)をクリックしてみてください。
するとこんな画面が表示されると思います。(画面は日本語版です)




ここでffdshowを使用して再生する形式を設定できます。
形式にはコーデック名が書いてあり、デコーダーのところではlibavcodec(おそらく使用可能というような意味)と
無効(disabled)を選べるようになってます。 ま、簡単に言いますと、libavcodecはffdshowを使用して再生、
無効(disabled)はffdshowを使用しないと言う意味です。
画面を見ていただければわかると思いますが、インストール時に設定したとおりになってると思います。
XviDに関しては、コーデックを入れておられない方がほとんどだと思いますので、libavcodecのままにしておくことをおすすめします!
もちろんいつでもお好きなように変更できますので、自分でlibavcodecや無効で再生してみていいと思ったほうを選択してください。
右下の適用ボタンを押せば変更が有効になります。

また、再生にffdshowが適用されているかわからない場合は、動画を再生してみてタスクトレイ(時計の横にあるアイコンが表示されているとこ)に
が表示されればffdshowで再生されている証です。
オーディオについても同じでが表示されればffdshowで再生されています。

コーデック入れてるんだけどうまく再生されない場合などは設定を変更するとうまくいくかもしれませんよ♪




動画が飛ぶ、フリーズする


動画が再生中に飛んだり、フリーズするということもあると思います。
DivXは、凄く便利なコーデックですが、かなりマシンパワーを食います。
そこそこ性能のいい最近(2005年)のパソコン(CPU:2Ghz,メモリ:512MB,ビデオメモリ:128MB)でも飛ぶことも多々あります。
それくらいDivXは重いです。動画の圧縮率にもよりますが。
やっぱりメインメモリが重要ですが、ビデオカードに付いてるビデオメモリも少なすぎる(8MBとか)のも原因になります。
メモリを増設するのも手ですが、お金がかかってしまいます。
そこでffdshowやコーデックを独自に持っているプレイヤーで再生すると飛ぶことなく再生できたりします。
ffdshowやコーデックを独自に持ってるプレイヤーは、メモリをあまり消費しないということだと思います。
ただ良いことばかりでなく、ffdshow等でDivXを再生すると色合いなど多少画質が落ちます。
あまり変わらない場合もありますので、敬遠することほどの理由にはならないとおもいます。
これでなんとかできるかどうかわかりませんが、試してみる価値はあると思います。
僕も身をもってffdshowやコーデックを独自に持ってるプレイヤーの軽さを実感した一人です。

2010年の現在ではPCのスペックやDivXの性能が向上していますので、動画再生はそれほど負担にならないかもしれません。



DXVA(GPU動画再生支援)とは?

最近流行のH.264形式の動画再生はCPUの負担が大きいです。
そこで最近(ちょっと前)のグラフィックカードにはDXVA(GPU動画再生支援)というものがついており、
GPU(グラフィックカードのCPU)を動画再生時に使うことでメインCPUの処理を軽くするという機能です。
GPUがCPUを助けてくれる(支援してくれる)わけです。

自分のグラフィックカードがDXVAに対応しているかどうかわからない方は、
DXVA Checkerというものがありますので確認してみてください。

高性能なCPUを使っている場合はそれほど体感はないかもしれませんが、
有り余っている(?)GPUの力を借りたほうがいいでしょう。

このDXVAを使うには、ハードウェアの対応だけでなく、ソフトウェアも対応している必要があります。
市販のDVD再生ソフトならほぼ対応していると思います。

フリーでいえばMedia Player Classic Homecinemaは対応していますし、DivX Plusも対応しています。
ただ、対応していれば自動的に有効になるものでもないわけで。
DivX Plusの場合はコーデックの設定で以下のオプションにチェックをつける必要があります。(デフォルトでは無効になってます)
あと当然ですが、使用するコーデックがDivXになっていないとこの設定は意味をなしません。





これで快適な動画ライフを満喫してください。



Windows 7での動画再生


Windows 7を買ってしまったので、ちょっとWindows 7での動画再生について書きます。
Windows 7では標準で多くのコーデックを備えており、H264やDivXなどほとんどのものが標準で再生できます。
mkvは再生できないみたいですけど、Media Player Classic Homecinemaをいれれば再生できますし、
ほかのプレイヤーだとDivXをインストールすれば再生できます。

ただ、やっぱり標準コーデックよりDivXやffdshowを使いたいという方がおられると思います。
そういう場合はDivXなどをインストールすればよいというわけですが、しかしそんなに甘くはありません。

DivXをインストールしてもDivXを使って再生されません。
なぜかというと標準コーデックは手厚くWindows 7に守られているのです。

これを解決すべく登場したのが、Win7DSFilterTweakerです。
詳しい説明はここでは省きますが、形式の下にぶらさがっているコーデックから好きなものを選択してApplyボタンを押す(数回)だけです。
英語ですが、直感で使えると思います。






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