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ウォータージェットの高速艇 巡視艇「まつうら」披露 | ||
唐津海上保安部(伊藤裕康部長)に最新鋭の巡視船「まつうら」(335トン)が配備され7日、唐津市で披露式典があった。速力35ノット(時速約65キロ)以上で、従来の2倍以上のスピードを誇る高速船。北部九州と山口県西部の海域で密航や密輸、密漁などを取り締まる。
「まつうら」は、8月に老朽化で退役した同名の巡視船の後継船。乗組員は25人。全長56メートル、幅8・5メートルの中型で、旧来のスクリュー推進ではなく、ウォータージェットで高速化した。
目標を自動的に追う20ミリ機関砲のほか、夜間の密漁などを感知する赤外線捜索監視装置、船内から操作できる制圧用放水銃、停船命令などの電光表示装置などを備えている。横浜市の造船所で建造、費用は約25億円。
披露式典では伊藤部長が「新巡視船の優れた能力を最大限活用し、管内海域の安心・安全の確保を図りたい」とあいさつした。式典に先立ち、港湾関係者らを招いた体験航海があり、前日に佐賀入りした鳩山由紀夫前首相らも乗船、唐津市海岸通りの係留岸壁から七ツ釜までの往復約20キロの航海を視察した。 |
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2010年11月07日更新 |