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「総連組織になぜ税金」「朝鮮学校無償化は無策」 国会で拉致被害者家族らが批判

2010.11.4 22:37

 国会で4日開かれた衆院拉致問題特別委員会で、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(77)ら拉致被害者家族らが参考人として招かれ、意見を述べた。特別委での家族の招致は平成18年5月以来4年半ぶりだが、質疑は政府が検討している高校授業料無償化の朝鮮学校への適用問題に集中した。

 「朝鮮学校は(拉致事件にかかわってきた)朝鮮総連の下部組織であり、なぜ税金が支払われなければならないのか。これがこの国のあり方だったのか。姉たち拉致被害者の犠牲は何だったのかという思いだ」

 増元るみ子さん=同(24)=の弟で拉致被害者の家族会事務局長の照明さん(55)は冒頭、こう疑問を提起した。

 民主党の鷲尾英一郎議員が、朝鮮学校無償化をめぐる党内の議論で「家族の意見をうかがう機会がなかった」として、改めて家族らの意見を問うと、田口八重子さん=同(22)=の兄で同会代表の飯塚繁雄さん(72)は「制裁と言いながら無償化すれば北朝鮮が『勝った』と言いかねない」と答えるなど、参考人として出席した5人全員が無償化への強い反対を表明した。

 これら家族の意見に対して民主党の熊谷貞俊議員は「無償化は子供たちを支援するもので、嫌がらせをすれば国の姿勢が問われかねない」と反論。照明さんは「(朝鮮学校の歴史教科書で書かれているような)反日教育を受け、日本国民とともに拉致問題の解決を願っていける人材が育てられるのか。責任を取る覚悟を持って議論してほしい」と述べた。

 無償化をめぐっては教育内容を問わずに朝鮮学校への適用が可能な基準案について民主党が了承しており、年内にも就学支援金が支給される方向となっている。

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