書店はどう生き残る
※ 出版大手10社中8社が減収に 「出版・取次・書店総倒れ」 帝国データバンク調査
http://news.nifty.com/cs/technology/internetdetail/itmns-20101101-20101101072/1.htm
昨日のエントリーの講談社側の取り分ですが、15%は間違いだという疑問が出されているみたいです。
所で、創作物に、マネージメント(編集者)は不可欠だという現実が一方であるわけですが、実はこの関係も激変する可能性があって、たとえばフリーランスの編集者が、エージェント的な仕事も含めて請け負います、となったら、彼らだって実は印税報酬で行けるんですよね。著者の取り分が大きければ、そこから報酬を編集者個人に出せる。
たぶん実力のある編集者は、フリーランスになって作家も何人も抱え込んで、作家以上に稼ぐ時代が来るかも知れない。
昨日のエントリーで、すっかり抜け落ちている部分がありました。著者と出版社は、そうやってウインウインの関係を模索すれば良い。
じゃあ、書店はどうやって生き残れば良いのか? そこは新聞と似た部分があると思うんですよ。ある階層にとっては、もはや新聞記事なんて、ネットでつまみ食いすれば良い。紙の新聞なんて資源の無駄遣いでしか無い。でもペーパーが必要な世代は確実にいるし、電子ビューワーが紙の新聞に取って変わるものでもない。ただ、マーケットとしては、それこそ1/10くらいに縮小するでしょう。
書店もそんな感じですよね。パソコンのような大きなモニターでも、書店の棚を回るような感覚で雑多な情報にアクセスして、そこから自分に必要なものを取捨択一できる機能は持っていない。店頭販売が持っているアクセシビリティと、ネットのそれは全く別物ですよね。
週刊誌から漫画、雑誌、単行本に至るまで、今週の新発売状況は、駅前書店の中を一蹴すればほんの数分で把握できるけれど、ネットではそんなこと無理でしょう。
いずれアマゾンコムみたいな所が、オーナーメイドなバーチャル書店を開くかも知れない。たとえば、画面一杯に書店を俯瞰したイラストを作って、ここは週刊誌の棚、ここは軍ヲタ雑誌の棚、ここは単行本新刊の棚という具合に配置して、ズームボタンを押すと、そこにある雑誌の表紙が並んだ状態でクローズアップされる。今アマゾンコムにあるお勧めリストをさらに強化して情報量を増やすような感じですが。
あるいは、近所の書店がそういうサービスを始めるかもしれない。ネット上にバーチャル書店を開いて、在庫状況を常に公開して、あいるは天井から移動カメラをぶら下げて、それをユーザーが遠隔操作で移動させて覗きたい棚の前で止まってズームアップする。購入ボタンをクリックすると、バイク便が30分以内に持って来てくれる。
そういうサービスが始まるかも知れない。ただ残念なことに、駅前書店のような所は、どこも経営がかつかつで、なかなかそういう所に投資する余裕も無いですが。
日本の場合、地方では、書店がどんどん住んでいる所から遠くなっていくという現実があります。郊外型書店に集約されて、そこはマイカーが無ければ辿り着けない。しかも、流通も出版社も、たいして捌けるわけでもないのに、地方の書店に本を配本して、また回収するという仕事に莫大なコストを割いている。
そこいらへんは、結局、日本よりさらに書店が遠いアメリカのように、電子ブックを普及させる要因にもなることでしょう。
いずれにしても、書店にとっては、決して明るい未来とは言えないですよね。出版社と著者にとっては、縮小していくパイの中で、新しいメディアの取り分をどうするか? という問題に過ぎないけれど、書店にとっは、そこは死活問題になる。
*余談ですが、先週のクローズアップ現代だったかな、いわゆる「自炊」のレポートがあって、ある男性が、本をダンボールに詰めて地方にある会社に送るんです。何箱も。それを受け取った会社では、ただ背表紙を裁断して送り返す。たったそれだけのことで5、6万円使うという話でしたが。今度はそれをレンタルして来た高速読み取り機に掛けてスキャンして、電子データとして保存。紙は当然捨てるわけです。
今年、それを安上がりにスキャンまでセットで行う会社が話題になりましたが。
※ 昨日、その番組を思い出して、やっかいなことになりそうだなぁ、と改めて思ったんです。そうやって自炊したデータをきっとP2Pで流す奴が出て来る。たぶんすでにいるでしょう。いわゆる新古書店で打撃を受けている業界が、電子ブックで少しは実入りが増えるかと思った矢先に、今度はファイル交換という強敵が現れて、あっという間にマーケットを崩壊させるかも知れない。フォーマットを開放するということになれば、結局そうやってデータを垂れ流す人々に対しても技術を開放するという意味ですからね。電子ブック・ビューワで、nyなんかに流れて来るデータを読めるような時代が来たら、われわれはいよいよアウトですよ。
※ 「尖閣ビデオ」隠された蛮行? アリバイ的公開、弱腰批判さらに
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101101/plt1011011658001-n1.htm
*日米・日中・日露まで…菅外交「八方ふさがり」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101101-OYT1T01003.htm
反対。国民への公開はもとより、国会での公開自体にも反対。なぜこんなことが必要なのか理解出来ない。
ただ、中国側も、このビデオに関してさらに挑発するような発言をして来たので、最終的には国民に公開することになるんでしょうね。
基本的には、外交センスが皆無な仙谷総理が右へ左へぶれて判断を放棄しちゃったことが原因なんだけど、最初から、「公開はしない」という一貫した姿勢を貫いておくべきだつたんです。判断に関しては、「検察が勝手にやったんだ」と一貫しているのに、どうしてここは踏ん張らなかったんだろう。APECを投げているとしか思えない。
それでロシア大統領の北方領土訪問ですが、週末のアカピーに、ロシア側研究者の寄稿が載っていました。それによると、以前から計画されていたことであって、別に尖閣問題に乗じて、中共と共同戦線を張る意志はないと。しかし、とはいえ前原大臣が挑発するのも良く無い、みたいなことは言ってましたが、そういう態度は昔のソヴィエト・ロシアのままですよね。
これも大統領選挙へ向けての運動の一つなのでしょう。尖閣とはちょっと別に考えるべきで、そんなに大げさに捉えるべきことだとは思えないですね。
ただ、「舐められている」、という所はもちろん否定しようが無い。毎年総理大臣が代わるような国で、まともな外交交渉なんて期待できるわけでもないし。ただ今回興味深いのは、前原さんの発言です。わりと淡々としているんですよね。官僚が用意した作文を棒読みして、一応抗議はしました、な感じで、中共に対する時とは違って、感情抜きで淡々と対応している印象を受けるのですが。
*前原氏の「タカ派外交」批判=反日派配慮の見方も-中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110100798
日曜日のCXの朝の番組で、前原さんを悪役に仕立てることで日中双方がガス抜きして、別に双方が国レベルでいがみ合っているわけじゃないんだ、ということを暗にアピールしているのだ、みたいな話が出たけれど、そんな高等戦術が使えるような政権じゃありませんよ。
※ 耳かき店員ら殺害被告に無期懲役 裁判員裁判、死刑回避
http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY201011010293.html
弁護士の戦術勝ちですね。反省の情を前面に出して裁判員の歓心を得た。もう一点は、計画性の有無も大きかったでしょう。
問題は、裁判員制度の判決を尊重するということになっている高裁が果たしてこれをひっくり返せるか? ということと、私はちょっとこの制度のシステム的な欠陥が露わになったような気がしています。
というのは、裁判員にとっては、誰でもそれが初体験ですよね。にもかかわらずいきなり死刑が出るような事件を任せられる。そりゃ自分が誰か他人の生殺与奪を握るようなことになったら、どうしても死刑だけは回避したいというベクトルが深層心理で作用するでしょう。
その辺りをどうするのか、ということを少し考えて改善した方が良いかもしれないですね。
※ 警視庁捜査資料、5月に持ち出し?PDF化
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101101-OYT1T01233.htm
恐らく外事警察始まって以来最大の失態でしょうね。ただ、流出したファイルに一貫性が無いんですよね。意図的に雑多なものを選んでリークしているように見える。恐らく内部犯行で、持ち出して流出させ、組織に嫌がらせすることが目的だったのでしょう。舞台は警察だから、犯人はだいたい目星が付いているはずですが。
※ 検察不祥事―裁判所と弁護士にも責任
http://www.asahi.com/paper/editorial20101101.html
これは昨日のアカピーの社説なのですが、酷い茶番w。これまでも、検察の暴力的取り調べは、何度も明らかになっている。けれど、新聞が、そういう被告にわざわざ取材して、検察の横暴を暴こうとしたことなんてただの一度も無かったじゃないですか?
弁護士がいくら法廷で、それは虚偽で検事の作文だ、と訴えても、新聞がそれを真に受けて取材や記事にすることなんてただの一度も無かった。
誰かに責任があるとしたら、弁護士より新聞の方が遙かに罪は重い。
※ 「ペログリ」田中康夫氏「W嬢」と入籍
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20101102-697152.html
康夫よ、お前が人生守りに入っちゃならん! 男の華は50歳を過ぎてからだぞ。
※ サムスン電子の株価は50倍、ソニーは半分に
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4771
サムソン成功の秘訣が本当にそうなのか、あるいは韓国の受験戦争を是とするかはさておき、企業をどう成長させるか? という文脈で言えば、そうなんだろうな、と認めるしか無いですよね。ただそこは国民性の問題もあるから、果たして日本でそれが出来るかどうか……。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ 注射ミスの疑い、医師を書類送検
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00182443_20101101
*注射ミスで腰痛患者が死亡、医院長を書類送検
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101102-OYT1T00151.htm?from=area3
※ 財政困難な日本、釣魚島自衛隊員駐留は不可能
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2010-11/01/content_21244590.htm
※ 日本一のヘリコプターの祭典、陸上自衛隊明野駐屯地「航空祭」アパッチやニンジャも
http://iseshima.keizai.biz/headline/1004/
※ 日本の有名企業社員7名 中国で買春し一網打尽で全員逮捕
http://www.news-postseven.com/archives/20101101_4741.html
※ フランス語?聞げば津軽弁だ~ トヨタ自のCMがネットで話題
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101101t25029.htm
※ パンチラ終焉危機…ホットパンツがホット!ガールズバーも
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101101/dms1011011638014-n1.htm
※ 清水健太郎「罰するだけでなく治療もして!」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/02/15.html
※ 前日の空虚重量68.4キロ
先週から毎晩、ウエイトを付けて久地駅を往復しているんですが、せいぜい90分の散歩なので、体重増を防ぐのが精一杯ですね。減る方向に持って行けない。
※ 有料版おまけ 出来る記者はしつこい
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コメント
>フランス語?聞げば津軽弁だ~
秋田弁でフリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」を歌った
くどい太めの納豆売り ttp://www.youtube.com/watch?v=TY0Ir_iCxSg
判る人が聞けば スペイン語に聞こえるそうですが私は解りませんです。
紙製の書籍は現在のLPレコードみたく なるのかもしれません
投稿: かんばせ | 2010.11.02 10:59
>気胸
痩せていると、1cmもないトンボ針でも胸水が取れるくらい。
http://blog.goo.ne.jp/wideways/e/7e4fb49fbea83ab31692e24d8796cfcc
でも、外科系の先生は、長くて太い針を信仰しているから。
>北方領土
国後は譲れないなOTL、知床と平行なんだもん。逆に言えば見えない色丹は譲れる。
択捉はロシアに租借して、森@イット革命の言うように逆に「ウルップを日本に租借して呉れれば打ち上げ基地造るよ一緒に使おうよ」と、数の帳尻あわせをしてという、独創的なアプローチを考えたがどうだろう。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110200057
投稿: pongchang | 2010.11.02 11:15
>ただ背表紙を裁断して送り返す。たったそれだけのことで5、6万円使う
これから和綴じで出版したらどうなんだろう?(コレクター用は和紙でな)
紐を解くだけでバラにしやすいから、スキャンしたあと不必要なら
ブックオフに売ればいいし、本をコレクターズアイテムとして保管する人なら
傷まないように本棚にしまっておいて、普段読むのは電子媒体でよいわけだ
また電子媒体にすればしたで媒体の耐久性などバックアップの問題がある。
和紙なら千年持つが火や水など災害の被害にあう
ハードディスクは容量は大きいがこれからもPCやOSの発展にともなって
規格は当然変わるだろうし寿命がなあ・・・・・
DVDやBDなども20年持つんかなあ?(安モンだと数年でパーだw)
投稿: | 2010.11.02 12:05
<書店はどう生き残る
生き残れないかな.
たとえば高山の子は週末鹿児島のショッピングコンプレックス内の全国チェーンの書店に行く,おこづかいためて福岡に行く.でもそそられるものはない.修学旅行で東京の巨大書店に行く,ブランドなんかはどうでもいい,とにかく東京の大学をめざす.
子供たちには幅広い知識をもち,ひとりひとりの要望にこたえられるような読書案内のできる司書の方々が学校や地域図書館に必要になってくると思います.
投稿: KI | 2010.11.02 12:09
思えば個人単位で自室に何十冊、何百冊の蔵書を揃えることが出来るというのは、
人類史上ほんの何十年の間だけ許されたものすごく贅沢で幸せなことだったのかも知れません。
個人蔵書は電子書籍が主流となり、従来の書籍は公立図書館用などに特化していくのでしょうか。
だとしたら寂しいなあー・・・
投稿: 川副海苔 | 2010.11.02 12:45
>従来の書籍は公立図書館用などに特化していくのでしょうか
公共図書館も蔵書の保管場所に苦労しているようで、電子化が始まっています。
http://weblibrary-chiyoda.com/
地方の図書館はまだスペースに余裕があるようですが、建替えの費用がないのでそのうちに満杯になって電子化するのでは?
出版不況といいながらタイトル数は多いので、収集する側も苦労しているようです。
投稿: ikekenji | 2010.11.02 13:21
アパッチ
導入全機が明野に配備されている訳じゃないので、明野で飛ぶのが6機でもおかしくないでしょう。目達原などにも配備されてますし。
投稿: K | 2010.11.02 13:59
>いわゆる新古書店で打撃を受けている業界が、電子ブックで少しは実入りが増えるかと思った矢先に、今度はファイル交換という強敵が現れて、あっという間にマーケットを崩壊させるかも知れない。
>フォーマットを開放するということになれば、結局そうやってデータを垂れ流す人々に対しても技術を開放するという意味ですからね。
>電子ブック・ビューワで、nyなんかに流れて来るデータを読めるような時代が来たら、われわれはいよいよアウトですよ。
漫画やライトノベルに限定すれば、そういうP2Pでデータが飛び交う状況が飽和してると見ますが。
最大の問題というのは、これはアニメや音楽で顕著だった問題ですが、日本で発売や放送されるのと同時に視聴できない事から、海外ユーザや放送区域外ユーザ、見逃した人達なんかがP2Pに飛びつくしかなくなっていた事で、この一年程でこの部分は劇的に改善して日本でのネット配信とほぼ同時に海外でもネット配信できる状態になりつつある。
結局、デジタル著作権管理が濃密に出来るようになったことや、コピー流_出での損害を想定して一定範囲に収めるリスクマネジメント手法が確立した事が最も大きいです。
顧客が必要なときに、許容できる金額で利便性を損なわず容易に入手できるならば顧客の大半は海賊版より正規品を選ぶ。と言う商売の大原則に立ち戻っただけでもありますが。
問題は日本の電子書籍市場で、海外では「ある程度のコピー流通やむなし」と割り切りつつあるのに、日本だけが「一片のコピーもまかりならぬ」と携帯やガラパゴスのような独自端末で顧客の利便性を著しく損なった物をできるだけ高く売る。と言う2000年代前半のCD業界と同じ商売モデルに固執してる。
そういうやり方は当座の利益確保にはいいのでしょうが、日本の書籍を読む人がいなくなるんじゃないですかね
。要はコピーによる経済的損害を見越してそれでも利益が大きく出せる手法に移行する必要があるのだけど、日本の場合は出版社以上に印刷会社と書籍流通の権力が大きな節があるのでそういう思考に動けない。
…それこそ英語や中国語が読める人は海外の利便性と価格に優れた書籍を買って日本の書籍に目もくれなくなり、日本語しか読めない人は書籍よりも刺激的で直情的なネットのテキストで事足らせてしまうので今よりも本も電子書籍も買わなくなる。
出版業界が目先の利益確保優先しすぎて顧客の利便性や世界への発信を犠牲にし続け、日本人の知性を喰い潰す…そういう厭な近未来が私には見えてきてるのですが。
投稿: 業界インサイダー | 2010.11.02 14:55
>目達原などにも
すっかり忘れてますたorz。
投稿: 大石 | 2010.11.02 15:00
業界沸騰、三宅雪子は2度転ぶ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/101102/dst1011021226003-n1.htm
お前は窪塚洋介か?飲酒あと転落。
http://twitter.com/miyake_yukiko35
投稿: pongchang | 2010.11.02 15:13
今年の3月に目達原にやっと1機だけ配備されたアパッチは、
この時期西方管内の記念行事にドサ回りの旅芸人のごつ引っ張り回されています。
投稿: 川副海苔 | 2010.11.02 15:16
>…それこそ英語や中国語が読める人は海外の利便性と価格に優れた書籍を買って日本の書籍に目もくれなくなり、日本語しか読めない人は書籍よりも刺激的で直情的なネットのテキストで事足らせてしまうので今よりも本も電子書籍も買わなくなる。
英語文献が読める人は多いけど、英語文献の方が読んで楽しい人は少数派
若かりし頃、苦労して読んだ英文ポ○ノのつまらなかった事といったら、そりゃ…
投稿: KAZ | 2010.11.02 15:16
小説のようなものだと作家買いもできるのですが、
雑誌だと定期購読をしているとマンネリになってしまい、
パラパラとめくって2~3ページ読みたい記事がある故に購入するようなことがあります。
またコミックなんかだと漫画家が雑誌を移ってとか、読み切り、なんていうのはなかなか
バーチャル本屋だとわかりにくいかもしれません。
写真雑誌、グラビア誌(死語)などは電子化するとデータ量でかいのではないですかねぇ。
1ページずつ表示するのに時間がかかるようなものは、神田の古書店街のようなところにあって
細々と伝えられるようになるのかも。
投稿: 狸穴 | 2010.11.02 15:23
>印刷会社
日本では2大印刷会社グループが電子化の主導権を握っています。フォーマットは国会図書館を加えた3つに集約されると思われます。グループに属さない書店は指をくわえて見ているだけ。
投稿: ほんや | 2010.11.02 15:25
>>KAZさん
>英語文献が読める人は多いけど、英語文献の方が読んで楽しい人は少数派
>若かりし頃、苦労して読んだ英文ポ○ノのつまらなかった事といったら、そりゃ…
今はそうだろうけど、今後については変ってくるんじゃないですかね?
電子書籍の最大の問題点というのは、行為も金額も「購入」に値するものなんだけど、あくまでも「貸与されてる」に過ぎない。と言うアンバランスさにこそあると思うんですよ。
紙の書籍と変わらないか、もしくは何割か安い程度の価格で「買った」物が、実は自分のものではないから財産として自由に使ったり処分できない。
保存しておいて後々読もうとしたら、販社や出版社の都合でデータを読める権利を引き上げられてしまったりもする。最近も、アマゾンが「1984」の著作権処理が不十分な状態でキンドルで売りだして、買った後で不手際が発覚、読める権利引っ込めて返金して、著作権処理しなおした後で再販売。ということで中規模の騒ぎにもなってる。この時点ですら、多くの人が電子書籍の危うさを実感する羽目になった。
こういう光景が日常化したときに、どの程度の人が許容できるのだろうか?と言うことです。
この事は読み捨ての週刊漫画雑誌レベルなら許容できる人は多いだろうけど、新書や漫画の単行本など少しだけ長く読まれる物やスクラップが命のものでは致命傷になりかねない。
コピペの許容や一定条件での保存の効くコピー行為の許容と言う辺りが落としどころだと思うのですが、どうも日本の電子書籍業界はそういう落としどころを一切許容しない方針だ。
最終的に、多くの人が外国語であっても日本語であっても構わないからカネを出した自分の「財産」になる買い物を!と言う方向に転んでいくのではないか。と私は危惧してますよ。
その時には、日本語か英語か中国語かということについて些末だと思う人と、些末じゃないけど電子書籍は「高すぎ」(私有財産にならない割に)だからネットのテキストとかそういうの(後はネットの地下水脈に何をやっても消えずに存在する海賊版)でいいや。と言う人と二極分化しているでしょうね。
投稿: 業界インサイダー | 2010.11.02 15:31
大石先生、二言目には「アイツが殺しに来る。家族を守らねば」って言われますが…
義兄を殺したい、ってのは堂々とブログで言われてましたよね。
「ワタクシは徹底的に戦います。もし奴が我が家に来たらブチ殺します。家の玄関には、考え得る
武器や阻止機材を既に常備してあります」って。
これには、例の「着剣スプリング外した銃剣」も含まれてんのですか?。
でも指揮者って体力勝負だから、今の大石センセが挑んでも返り討ちに会うのがオチかも。
こういう父親に洗脳されて、ガノタ+ミリヲタ(近所の模型店の戦艦大和のディスプレイ見て、
『捷号作戦のときのモデルでありました!!』って識別報告してきた、って喜んでた)にされる
長男氏が憐れでなりませぬ。
投稿: | 2010.11.02 15:35
業界インサイダーさん
>最終的に、多くの人が外国語であっても日本語であっても構わないからカネを出した自分の「財産」になる買い物を!と言う方向に転んでいくのではないか。と私は危惧してますよ。
Wiiでダウンロード販売した「人生ゲーム」がクソゲーオブザイヤーに選出されるほどの出来だが、
ダウンロート販売だから中古で売り飛ばすこともできないし、メディアを破壊して憂さ晴らしもできない、
という悪夢を思い出しました。
確かに電子書籍じゃ、サクッと削除はできるかもしれないが、恨み骨髄火ににくべるとか、破り捨てるとかできないなぁ。
投稿: 狸穴 | 2010.11.02 15:49
電子書籍で大石英司全集がでるなら1冊2~300円くらいなら欲しい。
一応新書で全巻持ってたんですが2,3冊無くしてしまって、
自炊する手間を考えると2~300円くらいならまた買ってもいいと思います。
作家さんも過去の作品が絶版のままより、少しでも正規のルートで動けば多少なりとも
インカムが発生すると思うのですが
電子書籍が発達すると、書店より先に古本屋が先に絶滅すると思う。
ファンの作家の新刊はやっぱり早く読みたいので正規ルート本を購入するでしょう。
また新たな作家のファンになって、過去の作品を読みたくなったら、2~300円なら古本より
正規ルート本を購入する人も多いんじゃないかな
ipadは電子書籍購入の敷居がだいぶ低くなっているので
どこかの大手が低価格で始めれば大ブレイクすると思うけどな~
投稿: mac | 2010.11.02 15:53
>確かに電子書籍じゃ、サクッと削除はできるかもしれないが、恨み骨髄火ににくべるとか、破り捨てるとかできないなぁ。
プリントして破る・・・こういうのは印刷は不可かorz
「サクッと削除」で思いましたが、イザという時のバックアップはどうなるんでしょう。
1回購入したら再ダウンロード出来るとは思えないし、と思うとやっぱり紙かなw
投稿: 通りすがり | 2010.11.02 15:56