2010年11月2日 10時53分 更新:11月2日 11時6分
鳩山由紀夫前首相は2日午前、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問したことについて、「どういう事情にせよ、我々の固有の領土に入ってくることは大変遺憾」と述べ批判した。東京都内で記者団に語った。
鳩山氏は「領土問題を徹底的に議論しようと提案すべきだ」と述べ、菅直人首相がメドベージェフ大統領に首脳会談を呼びかけるべきだとの考えを強調。政府が対抗措置を検討していることには「北方領土問題の早期解決に資する話なら結構だが、結果として遠のくことになればロシアに有利になる」と否定的な考えを示した。【朝日弘行】