猛暑:「複数の要因が重なる」 異常気象分析検討会が見解

2010年9月3日 20時24分

 気象庁は3日、1898年の統計開始以来113年間で最も厳しい暑さの夏となった原因などについて、専門家を交えて検討する異常気象分析検討会を開いた。会長の木本昌秀・東京大大気海洋研究所教授は「エルニーニョ現象や偏西風の蛇行など複数の要因が重なり異常気象となった」との見解を示した。

 検討会は、北半球中緯度全体の気温が高かった上、日本付近に背の高い高気圧が居座ったことで、極端な高温になったと分析。木本教授は「暑さが休むことなく持続したのが過去の猛暑との一番大きな違い」と説明した。

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