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2010年11月1日(月) 19:35 |
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オニヒトデの駆除に酢
サンゴ礁を食い荒らすことで問題となっているオニヒトデの駆除に、酢が効果的であることを岡山理科大学などで作る研究グループが発見しました。
オニヒトデは、サンゴを食べる大型のヒトデで、近年大量発生が各地で報告されています。 これまでの駆除は、一匹ずつ捕獲して陸上で産業廃棄物として処分する方法が主流で、手間やコストがかかるだけでなくオニヒトデが毒を持っているため刺されて、けがをするという問題も発生していました。 新たな駆除方法として、岡山理科大学や高知県の「黒潮生物研究財団」で作る研究グループは、食用の酢に含まれる酢酸を水中でオニヒトデに注射することが有効であると発見しました。 一定の濃度の酢酸をオニヒトデに注射すると、数日で体が分解されます。 周辺のサンゴや他の生物には影響がないということです。 研究グループでは、今後より効果的な酢酸の濃度を見極め世界各国のサンゴの保全活動に役立てたいとしています。
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