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茎の中からバナナが　南城市の駐車場2010年10月16日 
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＜茎の中からバナナが…＞これが珍しいバナナと説明する仲村徳三さん（左）と親川孝喜さん＝南城市知念字知名

　【南城】バナナを植えたところ、茎の真ん中辺りから表皮を割って実がなり始め「こんなバナナはこれまで見たことがない」と本人をはじめ近所の人たちを不思議がらせている。
　南城市知念字知名の仲村徳三さん（８５）のバナナがそれ。自宅近くの駐車場の脇にシマバナナとして買ってきて植えたものの１本が、珍しい実の付け方をしているのを目にしてびっくり。
　３メートルほど伸びた茎の真ん中から花を付けて飛び出て５、６房の実がなっている。先端も青々として茂って葉っぱを広げている。仲村さんにとって、これまでで初めての経験で「いい気持ちがしない。もちろん食べる気もしない」と顔を背ける。
　駐車場斜め向かいに住んでいる親川孝喜さんは「６７歳になるまで、こんなバナナは目にしたことがない」と首をかしげる。
　元知念農協長の親川孝雄さん（６２）も「仕事柄、多くの農家回りをしてきたが茎の途中から実を付けたバナナは初めて」と実に珍しいと話した。
（知花幸栄通信員）


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