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【プロ野球】

竜キラー・渡辺俊 いざ登板

2010年11月2日 紙面から

◇日本シリーズ

本拠地での日本シリーズを控え、キャッチボールで調整する渡辺俊=千葉マリンスタジアムで

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 “幕張のサブマリン”が西村ロッテに再び、流れを呼び込む。第3戦の先発が濃厚な渡辺俊が、中日に挑戦状をたたきつけた。過去5年間の交流戦で5勝1敗の“竜キラー”が、気合十分で出撃する。

 「初回に“粘って”くれれば、ボクは落ち着くことができる。それで、アウトが取れればね」とニヤリ。具体名こそ挙げなかったが、復活した“アライバコンビ”の井端を念頭に置いていることは、明白だ。普通ならいやな気持ちになる粘っこいファウル攻めもこのサブマリンにかかれば、実戦での投球練習と同義語となる。「投げるのが好きなんで…」。不敵な笑みを浮かべた。

 理路整然が持ち味。オープン戦や交流戦の記憶もフル回転させる。「適時打を打たれた谷繁さんでしょ。タイミングが合っていた大島に森野…。荒木も盗塁を狙うでしょうがアウトを取れればいい」。警戒する人物をスラスラ挙げたということは? 「対個人の対策は立てていますよ」と語って、再びニヤリだ。

 こう言えるのも、順調な調整ができているからこそ。キャッチボールやダッシュで汗を流し、「いい調整ができています」とキッパリ。投球を助けてくれる“マリン風”についても「相手(中日)よりいいんじゃないですか。慣れてますから」と期待をかける。

 千葉で落合竜に負けていない渡辺俊。CSファイナルステージでは1敗もできないがけっぷちの第4戦に好投し、流れを変えた。狙うはその再現だ。「もう一度、流れをウチにもってこられれば」。34歳の変則右腕が、祈りを込めて千葉のマウンドに登る。 (川越亮太)

 

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