高さと強さを兼ね備えた攻撃的DFの“直接対決”は、横浜Mの栗原に軍配が上がった。
後半36分、栗原が松田とのワンツーで攻め上がった。「兵藤とかに上がればチャンスになるからと言い続けてたから。体力は残ってたし、あそこは行かないといけなかった」と栗原は苦笑い。俊輔のパスで上がりきった栗原は、追いすがる槙野を振り切って絶妙のクロスを上げる。中央に走り込んできたMF清水が左足で流し込んだ。
DF槙野とのマッチアップを制し、「やられたらマスコミに何て書かれるかわからない。ザッケローニ監督もたまたまよく横浜に見に来るけど、集中もできるし、いい結果につながってる」と会心の笑みを浮かべた。次世代を担う栗原の活躍で横浜Mは7位タイに浮上。ACL出場圏内に望みをつないだ。 (荒川敬則)
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