日本相撲協会は1日、大相撲九州場所(14日初日・福岡国際センター)の番付を発表し、4場所連続全勝優勝中で、双葉山が持つ昭和以降1位の69連勝にあと7と迫っている横綱白鵬が6場所連続で東の正位に座った。
野球賭博関与で名古屋場所を全休し、秋場所は十両に落ちた豊ノ島、豪栄道、雅山、隠岐の海が幕内に復帰。翔天狼と合わせ、2場所ぶりに幕内へ戻る力士が同一場所で5人いるのは史上最多で、野球賭博問題の余波が表れた。雅山は大関経験者として初めて十両転落後に再入幕する。
関脇は、新関脇の先場所で11勝を挙げた23歳の栃煌山が西から東へ移り、西は6場所ぶりに関脇復帰の鶴竜。東の小結は先場所関脇だった阿覧、西は栃ノ心が2場所ぶりに小結に戻った。
大関陣は先場所と変わらず琴欧洲、把瑠都、日馬富士、魁皇。三役以上に外国出身者7人は史上最多で、日本人が2人(魁皇、栃煌山)だけなのは史上最少。幕内に外国出身力士が20人いるのも史上最多となった。
新入幕はおらず、高安と舛ノ山が平成生まれ初の新十両。日体大出身の剣武は31歳8カ月で学生相撲出身者として史上最年長、所要58場所も学生出身として最も遅い新十両となった。