ウッズ、ナンバーワン奪回へ意欲　スイング改造も

　世界中の視線を集めた不倫騒動後、大不振に陥った男子ゴルフのタイガー・ウッズ（３４）＝米国＝が最新の世界ランキングで、５年半にわたって維持していたトップの座から転落した。１日、テレビ番組向けのイベントで訪れた横浜市で取材に応じ「試合に勝てないと、１位を保てないことをあらためて感じた。早くトップに返り咲きたい」と、世界ナンバーワン奪回への意欲を口にした。

　昨年１１月に不倫スキャンダルが発覚したウッズは今季、４月のマスターズ・トーナメントから試合に復帰した。しかしショット、パットともに精彩を欠き、１９９６年にプロ転向して以来初めて、米ツアーで未勝利。過去２年間の実績が反映される世界ランキングでのポイントを大きく減らし、リー・ウェストウッド（英国）にトップを奪われた。

　８月中旬のメジャー最終戦、全米プロ選手権を終えてから離婚。スイング改造にも取り組んでいるという。「私生活でもいろいろあった。とにかく今は前を向いて進んでいかなければならない」と言葉に力を込める。

　４日開幕の世界選手権シリーズ、ＨＳＢＣチャンピオンズ（上海）を含め、今年はあと３試合に出場予定。