ここから本文です
最終更新:2010年10月26日(火) 13時51分

米「日本がTPPに参加すれば歓迎」

動画を他のプレイヤーで見る


 アメリカ国務省のキャンベル次官補は、関税の完全撤廃などを進めるTPP=環太平洋パートナーシップ交渉に日本が加われば、これを歓迎する意向を明らかにしました。

 「(TPPに対する)日本の関心の高さにかなり満足している。戦略的、政治的な面で大いに歓迎する」(アメリカ国務省・キャンベル次官補)

 ワシントンで行われたシンポジウムでキャンベル国務次官補はこのように述べ、日本政府がTPP=環太平洋パートナーシップ交渉に参加すれば、これを歓迎すると述べました。

 TPPは2006年、域内の関税を完全撤廃するため、シンガポールやニュージーランドなど4か国が発足させましたが、去年11月にはオバマ大統領が参加を表明するなど加盟国拡大に向けた交渉が進んでいます。アメリカ政府としては、日本が加盟すれば戦略的な日米関係の強化に寄与するとの立場ですが、日本国内では早くも農産物輸入自由化を懸念する声が高まっており、日本政府が交渉参加に踏み切るかどうか、依然、不透明な情勢です。(26日03:42)

2010年10月26日(火)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ