雲仙市協議会の47万円横領 市が職員を懲戒免職
雲仙市は29日、会計を担当していた同市北部地域水田農業推進協議会の口座から約47万円を横領したとして、同市国見総合支所産業建設課の男性主事(32)を懲戒免職にした。
市によると、同協議会はコメ農家の転作などを支援するため地元農協や市などで組織。同協議会の会計係として銀行通帳を管理していた主事は、7月から9月にかけて架空の事務用品の伝票を作成するなどして11件計約47万円を引き出し、自家用車の車検代やパチンコ代に使ったという。
主事の家族が市側に申し出て発覚。家族が全額返済しているため同協議会は告訴しないという。市は主事の上司ら5人を訓告処分と厳重注意処分とした。
主事は昨年4月、会計係をしていた市軟式野球連盟の口座から約127万円を引き出し、着服したとして停職6カ月の懲戒処分を受けた。遊興費の借金返済に充てるためだったという。
奥村慎太郎市長は「市民の信頼を裏切る行為であり、極めて遺憾。徹底した綱紀粛正に努めたい」とのコメントを発表した。
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