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92歳、心臓手術に成功…済生会横浜市東部病院 mixi Check
ヒゲオヤジの挑戦、チーム医療で支える
感染症心内膜炎を患い、済生会横浜市東部病院(神奈川県横浜市鶴見区下末吉)に入院している同区、会社役員新田正夫さん(92)が10月6日、人工心肺を使用した心臓手術を受け、成功した。
同病院によると、90歳以上の心臓手術は極めてまれという。術後の経過は良好で、数週間以内には退院できる見込みだ。
新田さんは2007年、心臓にペースメーカーを植え込む手術を受けたが、昨年、植え込みに伴う感染症を発症。ペースメーカーは除去したが、心臓内に残ったリード(電線)に感染が残ったため、以後、入退院を繰り返していた。このため病院はリードを取り除く手術が必要と判断した。
90歳以上の心臓手術はリスクが高く、主治医の伊藤努医師(46)は当初、「
新田さんは趣味の海外旅行を振り返り、自費出版した自叙伝「髭おやじ世界を行く」をベッド脇に並べた病室で、「身だしなみだから」と自らヘアブラシで髪をとかしつつ、「先生に感謝」と元気に話していた。
三角副院長は「なんでも手術すればいいというものではない」と前置きした上で、「90歳以上の心臓手術は『やりすぎだ』と言われるが、チーム医療の進歩で、そうではない時代になってきている」と話していた。
(2010年11月1日 読売新聞)
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