公安調査庁は1日、団体規制法に基づき、全国のオウム真理教施設計33カ所に対して立ち入り検査した。一斉検査は平成19年5月以来、3年半ぶり。
教団主流派「アレフ」と、分派した上祐史浩氏が率いる「ひかりの輪」の両施設が対象。公安調査官約250人が動員された。
アレフが今年3月、最大拠点となる東京都足立区の新施設を取得するなど、組織の活動が活発化しているため、信者の動向や財政状況を把握するのが目的。
この施設をめぐっては足立区が活動内容の報告を義務付け、従わない場合は立ち退きを命じる条例を成立させている。