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中国紙、反日デモの内容伝えず　外務省談話のみ掲載2010年10月17日 
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　【北京共同】１７日付の中国各紙は１６日に起きた大規模反日デモの内容をほとんど報じず、中国外務省が１７日未明に発表した冷静な対応を呼び掛ける談話だけを掲載した。
　中国共産党機関紙、人民日報系の京華時報が「一部の都市で反日デモが発生」との見出しで伝えたが、内容は外務省談話のみ。当局がデモの拡大による社会の混乱を恐れ報道を統制しているとみられる。
　国営通信の新華社は、デモについて外務省談話以外に中国語の記事を配信しておらず、内容を報じているのは英文だけ。英字紙チャイナ・デーリーは新華社の英文記事を引用し、デモ発生の事実を短く伝えた。
　また、田母神俊雄・前航空幕僚長が会長を務める団体などが主催した東京の中国大使館前でのデモについて、北京青年報は「日本の右翼組織が在日大使館前でデモ」との見出しで報道。ただ、内容は、対中抗議デモを受け日本側に「重大な関心」を表明したとの中国外務省の短い発表文のみとなっている。(共同通信)


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