立てこもり労組支部長、交渉決裂で焼身自殺

 先月30日午後10時ごろ、慶尚北道亀尾市工団洞にある半導体部品メーカー「KEC」の亀尾第1工場のトイレで、工場を占拠し立てこもっていた金属労組亀尾支部長のK氏(45)が、全身にシンナーをかけて火をつけ、焼身自殺を図った。

 K氏は体に付いた火が消えた後、亀尾市と大邱市の病院を経て、ソウル市の漢江ソンシム病院へ移送され治療を受けている。警察は「K氏は2度の火傷(やけど)を負ったが、命に別状はない、と病院側から報告を受けた」と説明した。警察によると、この日、労使間の交渉が決裂した直後、警察が工場を占拠していたK氏とKEC労組の組合員5人に対する逮捕状の発行を受け、工場内に進入しようとしたところ、K氏が焼身自殺を図った。K氏はKEC労組の組合員らによる工場への立てこもりに合流していた。

大邱=朴圓秀(パク・ウォンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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