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中日・吉見“奇襲先発”も裏目に…3回3失点でKO

3回、この回2つ目となる死球を金泰均に与え、天を仰ぐ吉見(手前)

 <ロッテ5−2中日>オレ流の勝負手が裏目に出た。シリーズ開幕のマウンドを託されたのは、大方を予想を覆す吉見だった。CSファイナルSの初戦で快投したチェンではなく、2戦目で投げた右腕を起用。あえて順番を変えて送り込んだが、その吉見が3回6安打3失点でKOされ、試合の主導権を失った。

 「吉見?悪けりゃあんなもんだ。あのまま投げていたら何十点取られたかわからん」

 ロッテ側もチェンの先発を想定しており、試合前には左投手を相手に練習。確かに裏はかいたが、吉見のデキが悪すぎた。0−1の2回、2本のソロで逆転するが、直後に再逆転を許す最悪の展開。3年連続で2ケタ勝利を挙げた右腕に、3回の打席で代打を送らざるをえなかった。

 1度後手に回ると、攻撃でも悪循環に陥る。3回無死一塁では荒木が痛恨のバント失敗で併殺。6回以降はロッテ時代の後輩・西村監督に、自身のお株を奪う継投策を決められた。前日の監督会議では矢継ぎ早の質問で主導権を握ったが、一夜明けた初戦は完敗だった。

試合結果

[ 2010年10月31日付 ]

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