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【プロ野球】

G沢村 背番号『15』

2010年10月31日 紙面から

巨人から1位指名あいさつを受け、ドラフト会議で使用されたパソコンと原監督のメッセージ入りの名札を手に笑顔を見せる中大の沢村拓一投手=東京都八王子市の中大野球部合宿所で

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 巨人からドラフト1位指名を受けた中大の沢村拓一投手(22)が30日、東京・八王子の中大野球部寮で、清武球団代表らから指名あいさつを受けた。顔合わせとなった席上で、清武代表は沢村が欲していた空き番の背番号18について「自分の力で勝ち取ってほしい」と1年目には与えない旨を通達。代わりに現在は木村が付けている15番を渡す考えを伝えた。

 15番が選ばれたのには理由がある。姓が同じ伝説の剛速球投手・沢村栄治の背番号は14。巨人では永久欠番になっている。15という数字に清武代表は「沢村さんを一つ超えるという意味で背負ってほしい」と説明。剛腕列伝に名を連ねるよう期待を込めた。

 18番は活躍次第で与えられる。「藤田(元司)さんも堀内(恒夫)さんも力で(18番を)勝ち取った」と清武代表。藤田、堀内の1年目は21番。新人王を獲得した翌年の2年目から、ともにエース番号を背負っている。

 沢村は「背番号で野球をやるわけではないけど、15は若い数字だから光栄に思います」と18番への思いを封印した。偉大なる先人たちと同じ道を歩めば、おのずとあこがれの番号は手に入る。

 背番号とともに、プレゼントも届けられた。原監督のサインが入ったドラフト会議の関係者用パスと、会場で入札用として使われていた巨人のロゴ入りの東芝製ノートパソコン。原監督からは「伝説の投手になってくれ。巨人のエースとして活躍してもらいたい」という言葉を清武代表を通じて贈られた。沢村は「ナンバーワンの評価と言っていただいたけど、それは現時点での評価。今後変わっていく。とにかく勝てる投手になりたい」。白球には1年目の目標として「開幕一軍」と書き込んだ。あくまで謙虚に一歩ずつ。伝説の剛腕を目指す日々が始まる。 (永山陽平)

 

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