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【格闘技】

泉浩 石井慧に対戦要求

2010年10月31日 紙面から

ジェームス・ジキック(下)にパンチを浴びせる泉浩=両国国技館で

写真

◇SRC15

▽30日▽東京・両国国技館▽バンタム級アジアトーナメント、ウエルター級GP準決勝など10試合

 アテネ五輪柔道90キロ級銀メダリストの泉浩(28)がリングの上から石井慧(23)に対戦表明した。デビュー1周年の試合で、英国のなぐり屋、ジェームス・ジキック(33)に僅差(きんさ)の判定勝ちを収めた。しかし、内容はボクシングマッチに終始し、柔道家らしい動きは出せずじまいで課題も残した。石井戦についても、SRCのビッグマッチが12月30日、石井の出場が濃厚なDynamite!!は大みそかに計画されており、実現には壁がありそうだ。

 2−1の判定でジキックを下した泉がマイクを手にした。「年末、合同興行があるなら、石井とやってみたい」と北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧との激突をアピールした。

 石井は9・25「DREAM」参戦を機にSRCの独占契約を解かれ、フリーの立場。SRCはこの日、12月30日に「戦極SOUL OF FIGHT」(有明コロシアム)の開催を発表。一方、Dynamite!!は大みそかに開催される。昨年と違い分裂興行となるが、石井が泉戦をOKすれば実現の可能性はゼロではない。

 この日の試合は、1回は足払いを総合用に改良した「泉ショッカー」を出したが、不発。飛びヒザにタックルを合わせて、テークダウンで押さえ込んでやや優勢。2回、身長で15センチも上回るジキックを攻めあぐみ、会場からヤジも。3回は残り2分でタックルから柔道の足技で転がし、寝技に持ち込んだ。世界レベルの実力者ジキック相手に苦しみながら勝ったのは成長の証しだろう。

 「石井とやることで格闘技界を盛り上げたい」と泉。これを受け、SRCの向井徹代表は「今回はうちではあり得ない。Dynamite!!さんでニーズがあれば交流を考えてもいい」とDynamite!!での実現の可能性を口にした。果たして、泉の思いが石井に届くか。 (竹下陽二)

 

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