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養子縁組団60人197回、新旅券や多重借金

2010年11月1日(月)3時6分配信 読売新聞 

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 首都圏の男女約60人が養子縁組を197回にわたって繰り返し、パスポート(旅券)の不正取得にかかわったり、多重債務者が姓を変えて借金を重ねたりしていたとみられることが、神奈川県警への取材で分かった。

 県警は暴力団関係者らによる組織的な“養子縁組ビジネス”が行われているとみて解明を進める。

 捜査関係者によると、県警が昨年7月、入管難民法違反(不法在留)容疑で逮捕した韓国籍の女(39)(強制退去)が日本人の女(34)の名義で旅券を持っていた。日本人の女は旅券取得への関与を認め、「多重債務者なので、新たな借金などのために姓を変えなければならなかった。これまで9回、養子縁組した。養父は暴力団関係者や面識のない男性だった」と話した。

 この女の養父には、ほかにも養子がおり、東京都や神奈川県に住む30〜60歳代の男女約60人が2001年2月〜07年8月、相手を替えながら197回、養子縁組をしていた。中には11回縁組をしていた者もいた。







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