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シンガー・ソングライターの長渕剛(54)が30日、口蹄(こうてい)疫の最大被災地である宮崎・川南町で地元FM番組の公開収録を行った。「畜魂慰霊碑」の建つ広場に集まった畜産農家ら2500人を前に、トークとサプライズライブを披露。隣県・鹿児島出身の長渕は、同町史上最大のイベントで「この町から、全国に“開拓魂”を見せつけてほしい」と熱いエールを送った。
「畜魂慰霊碑」を取り囲むように、家族連れらは大合唱で一体化した。「いいね、いいね。川南町」。長渕は、トークを終えると、ギター1本で予定外のライブを始めた。地元の畜産農家らを前に、8曲を熱唱。「乾杯」を白髪の女性が口ずさみ「STAY DREAM」に若い女性が涙を流した。
鹿児島出身の長渕は、隣県・宮崎で発生した家畜伝染病の口蹄疫問題を無視できなかった。「知らんぷりできない。とにかく行きたい、と思った」。8月下旬、エフエム宮崎に「共に頑張りましょう」という約10分のメッセージと歌を送った。リスナーからの反響を受け実現した、この日の公開収録。台風直撃の心配もあったが“晴れ男”の力で吹き飛ばした。親交がある宮崎出身のボクシング元WBA世界王者・戸高秀樹氏とともに、約30分間のトーク。ラストには「川南町頑張るぞー!」と全員で拳を突き上げた。
人口約1万7000人の川南町は、口蹄疫問題での“最大被災地”。県で殺処分された牛馬28万頭のうち16万頭が同町のもので、約70億円の損害を被った。この日のイベントは同町史上最大のもので、観客の約8割が近隣住民。同町で自営業を営む女性(64)は「元気をもらいました」と顔をほころばせた。
長渕は「みんなから勇気をもらった」と感謝。ライブを締めくくったのは“もう一度やり直せる”と歌う新アルバム「TRY AGAIN」(11月10日発売)の表題曲。日本3大開拓地の一つとして知られる同町だが「この町から、全国に復興と開拓魂を見せつけてほしい。一緒に頑張りたい」と今後の“共闘”を誓った。
(2010年10月31日06時06分 スポーツ報知)
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