岡田准一　肉体改造２年「感慨深い」…映画「ＳＰ」

初日舞台あいさつで笑顔を見せる真木よう子

　人気グループ「Ｖ６」の岡田准一（２９）、堤真一（４６）、真木よう子（２８）が３０日、東京・ＴＯＨＯシネマズスカラ座で２部作の前編「ＳＰ　野望篇」（波多野貴文監督）の初日舞台あいさつを行った。

　台風１４号が襲い、悪天候の中での初日となったが、６５４の座席は超満員。主演の岡田は「台風が接近する中、雨脚が強い中で皆さんに見ていただけるのは幸せ。アクションをやるために山ほどの壁がたくさんあったが、監督、スタッフ、キャストと乗り越えてきた。本当にうれしく思う」と感謝した。

　同映画の舞台は０７年放送のドラマ版の１か月後。井上（岡田）ら警視庁警備部警護課第４係が、東京で発生したテロを防ぐために動き出す―。

　岡田は企画段階から参加した。アクションシーンに備え２年かけて肉体改造に着手。フィリピン武術のカリ、截拳道（ジークンドー）を習得するなど思い入れの強い作品になった。「ドキドキしちゃって前日は眠れなかった。僕にとって７、８年の企画（の実現）。すごく感動深いですね」と喜びをかみ締めた。

　この日は全国３９６スクリーンで封切られた。配給の東宝によると、初日概況は映画「ホワイトアウト」（００年）、映画「クローズＺＥＲＯ２」（０９年）をしのぐ勢い。来年３月１２日公開の「―革命篇」と合わせ、興収１００億円突破を狙う。