白鵬の６９連勝更新に九重親方太鼓判

　九重巡業部長（元横綱・千代の富士）が、横綱・白鵬（２５）＝宮城野＝の６９連勝更新に太鼓判を押した。３０日、広島市で行われた巡業で秋巡業の全日程を終了。九重部長は１０日間の巡業について「白鵬が一番けいこをやっていた。それだけが目につく巡業だった。これでは差が開く一方だ」と厳しい言葉を並べた。

　双葉山の持つ大記録更新については「（敵は）本人のけがぐらいじゃない？　それぐらい完ぺきだよ」と絶賛。「僕らも、もっと力士みんなが頑張れるような環境をつくらないといけない」と話した。

　一方の白鵬はこの日、幕内・嘉風（２８）＝尾車＝と２日連続で三番げいこ（同じ相手と何度も行うこと）。１０日間で計１１５番とった横綱は「３ケタはまあまあじゃないですかね。いろんな力士とけいこができたし、いい汗を流せました」と伝説の記録更新へ向け、手応えをつかんだ様子だった。