砲弾外観
名称 91式36cm徹甲弾
弾種 低抵抗被帽付徹甲弾[APCBC弾]
構造 下図参照のこと。
型式 分離装薬式
使用砲 41式(毘式)36糎砲塔
(36cmL45、金剛、扶桑、伊勢級戦艦主砲)
完成弾重量 [kg]
弾丸重量 673.5 [kg]
弾丸長 [mm]
弾丸直径 [mm]
貫徹能力 下表参照
炸薬 91式爆薬または92式爆薬 [kg]
信管 13式5号信管(帽付)(遅動0.4sec)
説明 金剛、扶桑、伊勢型戦艦の36cm主砲用徹甲弾。91式徹甲弾は、88式徹甲弾の遠距離到達性の改善(射程の増大)のために、弾頭部を鋭角にし弾丸尾部を導環から下の部分で垂直に対して6°30′すぼめることにより、空気抵抗を減らした砲弾である。この改良のため、弾長が長くなり、断面形状も変わったため、砲側では、弾庫、運弾機構、装填機構などの大掛かりな改造が実施された。ただし、大和級戦艦では、当初からこの砲弾の使用を前提に造られていたため、改造は行われていない。91式徹甲弾は、46cm砲以外に戦艦の40cm砲、36cm砲、および巡洋艦の20cm砲、15.5cm砲などにも採用されている。ただし、20cm以下の91式徹甲弾は、被帽と被帽頭が一体化している(構造図参照のこと)。製造方法は91式46cm徹甲弾の製造方法を参照のこと。
参考文献 「海軍製鋼技術物語」 堀川一男著 アグネ技術センター
「軍艦メカニズム図鑑 日本の戦艦・下」 泉江三著 グランプリ出版

 

表  91式36cm徹甲弾のVC鋼板に対する貫徹能力
距離 L 0 15,000 20,000 25,000 30,000 [m]
貫徹能力 H 467 340 267 223 [mm]
存速 V 780 510 458 420 410 [m/sec]
落角 ω 12.5 18.7 27.5 36 [deg]
撃速修正率 V/V0 1.16 1.25 1.38 1.52
関連記事 VC装甲鋼板(表面硬化装甲)
VC装甲鋼板の化学成分
※直立したVC装甲鋼板に対する貫徹能力

 

風帽
被帽頭
被帽
弾体
アルミブロック
コルク覆
炸薬(純毛包布)
13式5号遅発信管
信管取付座
10 導環
11 底螺

2001.7.17作成 徹甲弾format_v0.0