| 兵器外観 | |||
| 名称 | 62口径76mm単装速射砲[7.62cm/62(3")Compact] (米国での呼称:3"/62 Mark 75) |
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| 型式 | − | ||
| 製造国 | イタリア | ||
| 製造メーカー | OTO ブレダ | ||
| 配備国 | イタリア、米国、日本、スペイン、オーストラリア、インドなど | ||
| 製造初年 | 1971年 | ||
| 口径 | 76.2 | [mm] | |
| 口径長 | 62 | ||
| 砲身長 | 4724 | [mm] | |
| 全長 | − | [mm] | |
| 全高 | − | [mm] | |
| 全幅 | − | [mm] | |
| 全備重量 | 7439(砲のみ:765)、SR型:7620 | [kg] | |
| 腔綫 | 有り | ||
| 砲身材質 | − | ||
| 砲身命数 | − | [発] | |
| 閉鎖機 | − | ||
| 平衡機 | − | ||
| 駐退複座機 | − | ||
| 最大駐退力 | − | [kg] | |
| 後座長 | − | [mm] | |
| 照準具 | − | ||
| 上下射角 | -15〜+85(35deg/sec) | [deg] | |
| 水平射角 | 360(60deg/sec) | [deg] | |
| 最大射程 | 16300(2001自衛隊装備年鑑より) | [m] | |
| 装薬 | − | ||
| 射程距離 | 最大射高:4000m(射角85deg対空) | [m] | |
| 公算誤差 | − | ||
| 砲口初速 | 914(榴弾)、925(艦船メカニズム図鑑より) | [m/sec] | |
| 発射速度 | 10〜80(可変)、改修型:10〜100、SR型:10〜120 | [発/min] | |
| 砲弾 | 榴弾(完成弾全長:900.4mm、完成弾重量:12.34kg、弾丸重量:6.29kg)、対空弾(調整破片榴弾)、徹甲弾 | ||
| 操作人員 | 4名(射手1名、給弾3名) | [人] | |
| 布設所要時間 | コールド状態から射撃可能状態に移行する時間は5〜10秒程度 | [min] | |
| 説明 | 本砲は、イタリアのOTOメララ社開発の高性能軽量自動砲で、イタリア海軍だけでなく、米国海軍をはじめ多くの国で採用されている。また、多くの国でライセンス生産されており、日本では日本製鋼所でライセンス生産されている。 対艦ミサイル防御のために設計・改良されたバージョンにSR型があり、特に発射速度が向上されている。 対艦、対空の両用砲で、完全自動給弾システムを備え、操作は管制室からのリモートコントロールで、砲塔内は無人である。また、砲身は水冷式で、これにより高い発射速度を保持している。操作員は管制室の射手1名の他、弾庫の給弾手3名の合計4名である。ただし、回転式弾倉に115発を備えているため、給弾手がいなくても連続115発までは発射可能である。 一方、この砲は、信頼性と射撃精度に問題があるとの報告もある。その内容は、1)最大装薬による射撃によってマウントが自壊する傾向がある、2)試射において約460mの射距離で20発の弾丸が約6m×6mの目標内に保持されなかった、というものである。なお、この言は、本砲を開発したプロジェクトエンジニアによるものだとのことである。 |
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| 参考文献 | ・「艦船メカニズム図鑑」 森恒英 グランプリ出版 ・「2001自衛隊装備年鑑」 朝雲新聞社 |
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| 参考WebSite | ・「Federation of American Scientist」 URL:http://fas.org/index.html | ||
| 備考 | 写真は、あまぎり型護衛艦の搭載砲。2000年度観艦式で撮影。 | ||
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2001.8.26更新 榴弾砲format_v0.5