兵器外観
名称 120mm迫撃砲 M1943
[120mm Mortar Model 1943]
型式
製造国 ソ連
製造メーカー
配備国 ソ連、北ベトナム他
製造初年
口径 120 [mm]
口径長
砲身長 1850 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 底板直径:1000mm [mm]
全備重量 射撃姿勢重量:170
運行姿勢重量(2輪式):340
[kg]
腔綫 無し
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具 MP-41、MP-42
高低射角 [deg]
水平射角 [deg]
最大射程 5700 [m]
装薬
射程距離 最小射程距離:400 [m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 12〜15 [発/min]
砲弾 OF-843A榴弾:質量15.9kg、炸薬1.58kg、信管GVM、GVMZ、GVMZ-1、翼数?
Z-843A焼夷弾:質量17.2kg、炸薬0.059kg、焼夷材1.3kg、信管M-1、M-4、翼数?
D-843発煙弾:質量16.5kg、炸薬0.073kg、発煙剤1.97kg、信管?、翼数?
照明弾:質量17kg?
操作人員 5〜6 [人]
布設所要時間 [min]
説明 ●構造と性能
 本砲は、ソ連製の中口径迫撃砲で歩兵連隊向けの支援火砲である。構造は、円形の底板の上に砲身が結合され、砲口付近に、ネジ式の方向装置および高低装置がついた二脚が連結されている。砲身は、滑腔砲身で、砲弾は翼安定式である。照準機MP-41またはMP-42で、砲身長さの中央付近に取り付けられる。砲身の角度調整は、二脚についた方向装置のネジと高低装置のハンドルで行なう。装填と撃発は、砲弾を砲口から砲身内へ落し込み、砲身底にある撃針が砲弾の雷管に当たることで、雷管が撃発し、発射薬が点火される「オートマチック」と、砲口からの装填後、スイッチによる撃発を行なう「マニュアル」の2つのパターンが選択できる。弾種は榴弾、焼夷弾、発煙弾および照明弾である。
なお、ソ連には同時期の同口径の迫撃砲に、M1938、M1941、M1943(本砲)の3つのモデルが存在する。
●戦歴
 本砲は、ベトナム戦争において、北ベトナム軍が使用したことで知られている。
参考文献

・「ミリタリー・イラストレイテッド19 世界の重火器」 光文社文庫

参考WebSite ・「Tactics used in Vietnam」
URL:http://www.soft.net.uk/entrinet/tactics.htm
・「RUSSIAN BATTLEFIELD」 URL:http://www.battlefield.ru
備考 写真は自衛隊武器学校にて撮影。

 

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2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5