兵器外観
名称 107mm迫撃砲 M1938
[107mm Mortar Model 1938]
型式
製造国 ソ連
製造メーカー
配備国 ソ連、北ベトナム他
製造初年
口径 107 [mm]
口径長
砲身長 1670 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 底板直径:940mm [mm]
全備重量 射撃姿勢重量:170
運行姿勢重量(2輪式):340
[kg]
腔綫 無し
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具
高低射角 [deg]
水平射角 [deg]
最大射程 6300 [m]
装薬
射程距離 最小射程距離:800 [m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 12〜15 [発/min]
砲弾 VOF-481榴弾:質量7.9kg、炸薬2.1kg、信管GVMZ、GVMZ-1、M-12、翼数12
VOF-481A榴弾:質量9kg、炸薬1.58kg、信管GVMZ-7、M-12、翼数6
VOF-481T榴弾:質量9kg、炸薬1.5〜2kg、信管GVMZ-1、GVMZ-7、M-12、翼数6
VOF-481AU榴弾:質量9kg、炸薬1kg、信管GVMZ-7、M-12、翼数6、鋳造弾体
VD-841発煙弾:質量9kg、炸薬0.207kg、発煙剤?kg、信管GVMZ-7、M-12、翼数6
D-841A発煙弾:質量9.4kg、炸薬1kg、発煙剤?kg、信管GVMZ-7、GVMZ-1、翼数6、鋳造弾体
VS-841照明弾:質量9kg、信管T-1、翼数6、パラシュート付き
操作人員 6 [人]
布設所要時間 [min]
説明 ●構造と性能
 本砲は、ソ連製の中口径迫撃砲で、山岳歩兵連隊向けの支援火砲として開発された。構造は、円形の底板の上に砲身が結合され、砲口付近に、ネジ式の方向装置および高低装置がついた二脚が連結されているというものである。砲身は、滑腔砲身で、砲弾は翼安定式である。砲身の角度調整は、二脚についた方向装置のネジと高低装置のハンドルで行なう。装填と撃発は、砲弾を砲口から砲身内へ落し込み、砲身底にある撃針が砲弾の雷管に当たることで、雷管が撃発し、発射薬が点火される「オートマチック」と、砲口からの装填後、スイッチによる撃発を行なう「マニュアル」の2つのパターンが選択できる。弾種は榴弾、発煙弾および化学弾がある。
なお、ソ連には同時期の同口径の迫撃砲に、MC-107 1930、MH-107 1931、M1938(本砲)の3つのモデルが存在する。
●戦歴
 本砲は、ベトナム戦争において、北ベトナム軍が使用したことで知られている。
参考文献

・「ミリタリー・イラストレイテッド19 世界の重火器」 光文社文庫

参考WebSite ・「Tactics used in Vietnam」
URL:http://www.soft.net.uk/entrinet/tactics.htm
・「RUSSIAN BATTLEFIELD」 URL:http://www.battlefield.ru
備考

[TOPへ戻る] [大砲研究室へ戻る] [大砲データベースに戻る]


2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5