兵器外観
名称 50mm迫撃砲 M1940
[50mm Mortar Model 1940]
型式 M40
製造国 ソ連
製造メーカー
配備国 ソ連、北ベトナム他
製造初年
口径 50 [mm]
口径長
砲身長 788 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 [mm]
全備重量 11.5 [kg]
腔綫
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具
高低射角 45〜75 [deg]
水平射角 5.5 [deg]
最大射程 [m]
装薬
射程距離 807m(発射角度45度)
129m(発射角度75度)
[m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 [発/min]
砲弾 O-822榴弾:質量0.85kg、炸薬0.09kg、信管M-50、翼数6
O-822Sh榴弾:質量0.92kg、炸薬0.09kg、信管MP、翼数4
操作人員 2〜3 [人]
布設所要時間 [min]
説明 ●構造と性能
 本砲は、ソ連製の軽量迫撃砲で、歩兵中隊向けの支援火器である。構造は、円形の底板の上に砲身が結合され、砲口付近に、ネジ式の方向装置および高低装置がついた二脚が連結されている。砲身は、滑腔砲身で、砲弾は、翼安定式である。砲身の角度調整は、二脚についた方向装置のネジと高低装置のハンドルで行なう。装填と撃発は、砲弾を砲口から砲身内へ落し込み、砲身底にある撃針が砲弾の雷管に当たることで、雷管が撃発し、発射薬が点火される。発射ガスは、砲身下部の管へ、圧力調整装置(幾つかのガスポートを持った構造)を介して導かれている。この機構により、砲身の角度を変える手間無くして、射程距離を調整することが可能であった。弾種は榴弾のみである。
なお、ソ連には同時期の同口径の迫撃砲に、M1938、M1939、M1940(本砲)、M1941の4つのモデルが存在する。M1941は、それ以前のモデルから、2脚と緩衝装置を省いたものである。
●戦歴
 本砲は、ベトナム戦争において、北ベトナム軍が使用したことで知られている。
参考文献

・「ミリタリー・イラストレイテッド19 世界の重火器」 光文社文庫

参考WebSite ・「Tactics used in Vietnam」
URL:http://www.soft.net.uk/entrinet/tactics.htm
・「RUSSIAN BATTLEFIELD」 URL:http://www.battlefield.ru

2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5