兵器外観
名称 6-in 26-cwt howitzer
6インチ26ハンドレッドウェイト榴弾砲
型式
製造国 英国
製造メーカー
配備国 英国、ニュージーランドなど
製造初年 1915
口径 152mm [6inches] [mm]
口径比
砲身長 [m]
全長 5.45m [214.5inches] [m]
全高 1.575m [62inches] [m]
全幅 [mm]
全備重量 3691kg[3-tons 12.5-ctw] [kg]
腔綫 等斉転度、15口径で1回転
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 仰角0degで1370mm[54inches]
仰角45degで610mm[24inches]
[mm]
照準具
上下射角 [deg]
水平射角 8 [deg]
最大射程 最大射程:
45kg[100lb]砲弾を射撃する場合、8687m[9500yards]
39kg[86lb]砲弾を射撃する場合、10424m[11400yards]
[m]
装薬
公算誤差
砲口初速 39kg[86lb]砲弾を射撃する場合、427m/sec(参考WebSite※3より) [m/sec]
発射速度 [発/min]
砲弾
操作人員 [人]
説明  英国軍は、第一次世界大戦中に、より古い6インチ30ハンドレッドウェイト砲を使用したところ、より手軽で効率的な榴弾砲の必要性を感じました。急遽、本砲が設計され、1915年より製造・配備が行なわれました。
 本砲には、当時としては最新の技術であった鋼線式砲身が使用されました。旋条は等斉転度で15口径で1回転の捻りになっていました。閉鎖器は、ウェリンの単動螺旋式を採用していました。
 本砲は、第一次世界大戦の終了までに、英国陸軍だけでなく同盟国および植民地用も含めて3633門が製造され、西部戦線だけで、22,400,000発の砲弾が消費されました。これは、この砲の信頼性の高さの証明になるでしょう。
 英国では、1920年から1938年6月までに、野砲および中砲の機械化が行なわれました。本砲にも大きな空気式のタイヤが適合させ、牽引車による牽引化がなされました。
 本砲は、1945年までに退役しました。
 なお、野砲および中砲という呼称については、下記参照のこと。

*** 野砲、中砲、重砲という呼称について ***
 第二次世界大戦前後の英国砲兵部隊は、野砲[field]、中砲[medium]、重砲[heavy]に分けられていた。「野砲」は、師団直轄の砲兵部隊が運用する砲で、口径4.5インチ以下の砲であった。例としては、25ポンド野砲Mk2がこれに当る。中砲、重砲は、師団以上の軍組織に属する砲兵部隊が運用する砲で、「中砲」は、口径4.5〜6インチの砲を、「重砲」は、口径6インチ以上の砲であった。
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参考文献
参考WebSite ・「New Zealand Permanent Force Old Comrades' Association」
TOP URL:http://riv.co.nz/rnza/index.htm
該当 URL:http://riv.co.nz/rnza/hist/local/bl6in.htm
・The British Empire
TOP URL:http://www.britishempire.co.uk/empire.htm
該当 URL:http://www.britishempire.co.uk/forces/armyarmaments/fieldguns/arm6in26cwthowitzer.htm
・Probert Encyclopaedia(※3)
TOP URL:http://www.probertencyclopaedia.com/
該当 URL:http://www.probertencyclopaedia.com/FYC.HTM
備考 写真は、トルコ軍事博物館に展示のもの(モーグリ様提供)。
作成 2004/03/07
更新

 

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2004.02.02更新 榴弾砲format_v0.6